自伝まんが、②巻の22〜25ページ分です!
メンズのスーツを初めて買った時のことと、バイト先の店長へカミングアウトした時のことを描きました😀
22ページ目。
タイトル、スーツ。
3回生の冬、まわりは皆、就活モードに入っていた。
この頃、ネットで、就活をしているFTMの人のブログを見つけた。
その人は、面接でGIDだとカミングアウトした上で、正社員として採用されていた。
(自分も隠さずに就活しよう!)と思った。
キラキラした顔のかめの絵。
注釈で、言うか言わないかは人それぞれ、と書いてある。
まずは、メンズスーツを買いに行った。
(レディースしか持ってない…)と思いながら、お店へ向かって歩くかめの絵。
スーツ売場は、より性別分けがきびしくて緊張した。
店員「いらっしゃいませー」
店員と目を合わさず売場を歩くかめの絵。
23ページ目。
メンズシャツを試着したかめの絵。
メンズシャツを着ると…
(ちょっと大きい…)と思った。
店員「こちらはいかがですか。サイズが合うかと」
店員からレディースシャツを渡された。
レディースシャツを試着したかめの絵。
レディースを着ると…
(小さい…。トランス前はS着てたのに…)と思った。
服によって、体の見え方も変わると実感した。
(シャツを着ただけで、胸が膨らんで腰にくびれがあるように見える…)と思いながら下を向くかめの絵。
店員に向かって、かめ「メンズのXSをください。」
ひとまず…
メンズスーツを一式買いそろえた。
メンズスーツを着て、うれしそうなかめの絵。
24ページ目。
タイトル、店長へのカミングアウト。
晴天のもとのコンビニの外観の絵。
コンビニでのバイト中、店長と雑談していた時のこと。
事務所内で、パソコンを打ちながら話す店長と、隣で作業しながら話すかめの絵。
大学の話から授業の話、ジェンダーの話、セクマイの話。いろんな話をしているうちに…
なんとなく話してみた。
「自分は、性同一性障害なんです。」と笑顔で話すかめ。
店長「…あなた、そんなんここで言っていいの?」
視線をパソコンに戻しながら店長がつづける。「私は、気にしませんけど…」
25ページ目。
少し汗をかきながら話すかめ「いえ、自分は特に隠していないので…」
無言で聞く店長「…。」
かめ「…なので就活の時もネクタイで、メンズスーツにしようと思っていて…」と汗をかきながらペラペラ話し出す。
真顔の店長「そんなん、あえて主張する必要ないやん。」
真顔で一瞬止まるかめの絵。
かめはまた笑顔に戻し、「…まぁ、まだ先の話なんですけどね…」と話した。
それ以降、バイトでは性について話さないようにした。
目を閉じて口を✖️にして閉じるかめの絵。