mixiで友人限定公開してたら、なんか評判がよかったので。

登場人物は、足ツボマッサージ師の綺麗なおねいさん2人と後輩と僕。

足ツボマッサージ師の綺麗なおねいさん:「本日担当させていただきます、山岸(仮名)です。」(以下、山岸さんという。)

僕:自己紹介をする。


後輩の方もなにやらそんなやりとりをしてて、

なんか、チラシを渡されててなんだかんだ言ってたけど聞き取れず。

山岸さん:あのぅ、こちら、足ツボマッサージ中に、オススメしてる顔パックなんですがいかがですか?少しお安くなっていますので、アロエとオレンジがあります。アロエの方がお肌ツルツルになりますよ。

僕:アロエください。

即答する僕。

山岸さん:はい、こちらです。ご自分でお付けになられますか?鏡もございますので。

リクライニングチェアに座っていて、僕の席がクーラー直で風来てて寒かったので肩まですっぽりブランケットかぶっていた僕は、両手をだす気がなく、

僕:お願いします。

てかね、山岸さん。美容液ひたひたのマスクで、鏡を渡されたとはいえ、片手にマスク、もう一方に鏡だと、自分では、マスク広げられないんじゃ、ないのでしょうか?

山岸さんにパックをしてもらう。

山岸さん:15分したらお声がけするのでご自分でおとりください。

僕:わかりました。

ふと、左に目を転じると、後輩もパックしてもらってた。

さすが、心の友よ。

でも、まぁ、なんだ、30過ぎの男が2人並んで顔パック。

素敵な画だな。

施術開始。

ぐりぐりぐりぐり!!

僕:うぉっ?

おもわず唸り声をあげる33才。

横をチラ見。

痛みに耐える後輩。


大人の対応だ。

山岸さん:結構、お疲れですね。

僕:何ですか?この足のごりごりしてんのは?

山岸さん:老廃物が溜まっていて、それをほぐしています。

僕:へー。じゃ、僕の足は汚物にまみれてるわけですね?

山岸さん:いえ、そういう訳では…

僕:で、この老廃物を潰したらどうなるんですか?

山岸さん:尿に混ざって排出されます。

僕:えっ?オシッコがどろっどろになるの?

山岸さん:いえ、そういう訳では…

また、しばし揉まれる。

ぽんぽんぽん


隣の後輩の方から軽く叩く音。

ばんばんばん


僕の足が叩かれる音。

後輩と僕は同じ事をしていただいている筈なのに、何故か聴こえる音が違う。

きゅっぽんっ。きゅっぽんっ。
きゅっぽんっ。きゅっぽんっ。
きゅっぽんっ。

足の指を一本ずつ引っ張られる僕。

後輩をチラ見。

…されてねーし。

後輩担当の綺麗な足つぼマッサージ師のおねいさん:パックそろそろお時間です。


後輩:いえ、まだしっとりしてますよ。

後輩担当の綺麗な足つぼマッサージ師のおねいさん:そうでございますか、ではもうしばらくどうぞ。


あ、僕もはずせっていわれるのかな?


山岸さんをチラ見。







特にお声がけはありませんでした。

また、しばし揉み揉み。

山岸さん:なにかスポーツはされているんですか?

僕:いえ、特には。学生の頃に短距離とかサッカーはしてました。

山岸さん:お忙しいですか?

僕:えぇ、まぁ。

山岸さん:最近、フットサルとかはやってますよね。

僕:そうですね。

山岸さん:フットサルなんてどうですか?

何故、山岸さんは僕にスポーツをさせたいんだろう?

僕:あっ、はぁ。

山岸さん:スポーツはした方がいいですよ。

僕:あっ、はい。

隣でパックをはずす後輩。

後輩担当の綺麗な足つぼマッサージ師のおねいさん:腕とかに塗られても効果がございますよ。

ふーん。僕もはずしちゃおう。

僕は家でもちょいちょいマスクするんだけど、いつもの様に顔に張り付いていたマスクを頭に乗せる。

いきなり吹き出す山岸さん。

僕:艶は大事ですから。

ぽんぽんぽん。

後輩から聴こえる軽快なマッサージ音。

ばんばんばん。

僕から発せられるマッサージ音。

おんなじ施術内容のはずなんだけどな。

そんなこんなで痛気持ちい足つぼマッサージ終了。

山岸さん:スポーツはした方がいいですよ。

僕:あっ、はぁ。

山岸さん:では次は揉みほぐしに移りますのであちらの部屋に移動をお願いします。

僕:わかりました。

揉みほぐしの部屋にはマッサージを受けてる人々が5人ほどおられて気持ちよくおやすみになられていたので、この部屋では静かに時が過ぎる。

終了して、山岸さんが、

山岸さん:自覚症状はないかもしれませんが、全身凄い張ってましたよ。あと、体冷えやすいんですか。冷たいものばかり飲まないようにされた方がいいですよ。

僕:あっ、はい。ありがとうございました。

山岸さん:何かお飲みものをお持ちしましょうか?冷たいお水がございます。

僕:えっ?いま、冷たいの飲むなって。

山岸さん:(自分でも言葉の矛盾に気がついたらしく)冷たいお水と常温どちらになさいますか?

僕:冷たいのお願いします。


で、終わって、最後の挨拶とかで、

山岸さん:えーこちらが通常のメニューですので、よくお読みになってください。

山岸さん:こちら私のカードですのでいつでもご連絡ください。

僕:えっ?そんな、毎日電話しますよ。

何故か終始テンパり気味の山岸さん。

最後は、

山岸さん:私どうしちゃったんでしょう。

僕:いや、知りません。


でも、ほんっと、なんまらきもちえがった。

山岸さんは、僕と会話するにはツッコミ何処があり過ぎてペースを乱されちゃったんだろうけど腕はたしかだな。


でも、やっぱり、後輩から聴こえる音の強さが違うんだよな。

山岸さんありがとうございました。半年の疲れが抜けた様な気になれました。










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