今月の5日から両陛下は須崎御用邸へ静養にでかけられています。

といっても、視察も兼ねられているので、御用邸に滞在されたのは昨日7日からです。

静岡新聞から
http://www.shizushin.com/news/social/national/2010040501000250.htm

両陛下、須崎御用邸で静養へ 5年ぶり、特別列車で出発
04/05 12:35

$やまとは 國のまほろば―ひなげしのブログ-東京駅
静岡県の須崎御用邸での静養のため、JR東京駅から出発される天皇、皇后両陛下=5日午前11時30分

 天皇、皇后両陛下は5日午前、静岡県下田市の須崎御用邸での静養などのため、JR東日本の特別列車で東京駅を出発された。同御用邸での静養は2005年7月以来、約5年ぶりとなる。
 特別列車は国鉄から引き継いだ皇室用「1号編成」の後継として、JR東日本が2007年に製造。両陛下が乗るのは、スペイン国王夫妻が来日した08年11月以来2回目。今回は静養が目的のため、菊の紋章が付いた特別車両は連結せず、団体用貸し切り列車としても使う5両編成での運転となった。
 両陛下は5日午後、途中の神奈川県真鶴町で真鶴半島の自然公園などを視察する。7日から須崎御用邸に入り、9日夕に帰京の予定。


列車でのゆるゆるとした移動は情緒がありますが、両陛下は列車に乗られていてもお手ふりされていたりするので大変です。

公務もこなされていらっしゃいますし、もう少しゆっくりされたらいいのにと思います。
でも、単なる静養より、人との出会いのある公務がお好きなのかもしれませんね。
今回の列車は一般用にも使われているJRの「なごみ」と呼ばれる編成で、菊紋がついている皇室用の車両ではないそうです。

その続報です。

両陛下、中川一政美術館に 神奈川・真鶴を散策
やまとは 國のまほろば―ひなげしのブログ-美術館
中川一政美術館で作品をご覧になる天皇、皇后両陛下=5日午後、神奈川県真鶴町(代表撮影)
2010/04/05 16:47 【共同通信】

 天皇、皇后両陛下は5日午後、JR東日本の特別列車で静養先の静岡・伊豆に向かう途中の真鶴駅(神奈川県真鶴町)で下車、同町にアトリエを構えた洋画家の故中川一政氏が自作を寄贈した町立中川一政美術館に立ち寄られた。
 雨が降る中、江戸時代に植えられたスダジイやクスノキの大木が残る真鶴半島の林を散策して美術館に。館内では、作品が描かれた年を確認しながら、バラやヒマワリなどの花や風景、地元で捕れた魚を題材にした作品を見て回った。
 再び特別列車に乗り、伊東駅(静岡県伊東市)に。6日まで同市のホテルに滞在し、7日から須崎御用邸(同県下田市)で静養する。
(以上)
やまとは 國のまほろば―ひなげしのブログ-林
真鶴半島にある「魚つき保安林」を視察される天皇、皇后両陛下=5日午後、神奈川県真鶴町(代表撮影)(時事)


こちらは表題の6日の里山散策のニュースです。

フジニュースより動画あり
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00174964.html
静岡県で静養中の天皇皇后両陛下、田園風景が広がる里山を散策される

静岡県で静養中の天皇皇后両陛下は6日午前、田園風景が広がる里山を散策された。
両陛下は6日午前10時半ごろ、伊東市内の里山を訪れ、桜並木の続く用水路沿いの農道をゆっくりとした足取りで歩かれた。
また、両陛下は、5月の田植えで使われる苗代に、もみをまかれた。
苗代にはメダカが生息していて、陛下は「久しぶりにメダカを見ました。頑張って自然を大事にしてください」と、案内役の地元関係者を励まされた。
晴天のもと、両陛下は時折、手をつないだり、腕を組んだりしながら、およそ45分間、のどかな田園風景が広がる里山での散策を楽しまれた。
(04/06 17:07)


両陛下は、本当に仲のよいカップルでいらっしゃいますね。

こちらは先月末の京都のご旅行からですが、仲のよいお二人のエピソードが載っていましたので紹介します。

4月4日の読売新聞の皇室ダイアリーからです。
【以下引用】
両陛下 京都御苑で楽しまれた糸桜
天皇、皇后両陛下の京都の旅(3月25日~28日)は、行きも帰りも新幹線の車中での昼食だった。
召し上がったのは普通の駅弁。側近によると両陛下は駅弁がお好きで、事前にチラシを見て鳥や牛など駅売りの弁当を好みで注文し、
専用列車の向かい合った座席で広げられた。同行の男性職員は陛下と同じ、女性職員は皇后さまと同じ弁当を選び、
一緒に旅の気分を楽しまれたという。
車中の昼食は、時間節約と負担軽減の狙いがある。訪問先での自治体関係者と囲む昼食は、どうしても2時間近くなる。
初日に設ければ早めの出発になるし、最終日だと帰京が遅くなる。お二人が古希を過ぎ、負担の少ない穏やかな日程を模索する中で考えられ、
「両陛下もむしろお楽しみのようだ」(宮内庁幹部)と、すっかり定着した。
京都はシダレザクラ(糸桜)が見頃だった。両陛下は26日、国際内分泌学会議出席の途中で京都御苑内の近衛邸跡に立ち寄り、
有名な糸桜を観賞された。
京都にはよく滞在されても、開花の頃は始めて。
<昔より名にはきけども今日みればむべめかれせぬ糸さくらかな>。
孝明天皇が「いかにも目が離せない」と詠んだ糸桜を、お二人は静かに見上げられていた。 (編集委員 井上茂男)
【以上】


今回初めてご覧になった糸桜、とても見事だったでしょうね。

須崎御用邸でも、和やかに、ゆっくりご静養できるようお祈りしています。