天皇陛下のご病気はノロウイルスだったそうです。

天皇陛下、ノロウイルスに感染…経路は不明
 宮内庁は5日、腹痛などを訴え、体調を崩して静養されている天皇陛下が、ノロウイルスによる急性腸炎と診断されたと発表した。

 皇后さまや、身の回りのお世話をする職員らに感染者はなく、感染経路は不明としている。
 同庁によると、陛下は2日未明、激しい腹痛や下痢の症状を訴え、葉山御用邸での静養を取りやめられた。当初は侍医が診察した結果、風邪に伴う急性腸炎や脱水症状とみられていたが、検体を外部の専門機関に送って調べたところ、5日午後に感染が判明した。
 陛下は、ここ数日、夕方に微熱が出ることがあるが、のどの痛みなど風邪の症状や腹痛は治まっており、御所で読書などをして過ごされているという。
 陛下は1日に皇居・宮殿でメキシコ大統領夫妻との昼食会に臨み、ほかの食事は基本的に御所で皇后さまと一緒のものを取られたという。同庁幹部は「召し上がった食べ物で原因になりうるものは見あたらず、感染経路は全くわからない」としている。
(2010年2月5日19時42分 読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100205-OYT1T01056.htm

感染経路が分からないのが不気味です。
2チャンネルでは、「一服盛られた」だの「陛下が署名される書類についていた」だのが飛び交っていますが、政府が政府だけに、そういうことはありえないとは断言できないのが怖いです。
ノロは大変きついですから、ゆっくり養生していただいて、一日も早く元気になられることを、心からお祈りしています。

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$やまとは 國のまほろば―ひなげしのブログ-君が代楽譜

君が代は器楽曲としては重厚で大変美しくすばらしいものです。
しかし、歌曲としては音域が広く、歌いにくいなかなかの難曲です。

一般的によく歌われる卒業式では、校歌だの「あおげば尊し」だのよりずっと前、式の最初に歌われます。寒い体育館の中で、身体も声帯も冷えきっていて、声は震えるは、思い通りの歌にならないまま(何しろ曲が短いので)終わってしまうので、何度悔しい思いをしたことでしょう。

時には、伴奏者が前奏無しで弾き始め、慌てて「ちよにやちよに」から歌い始めると言う悲しい記憶もあります。
「よし! 2番で取り返してやる」ということもできませんしね。

「君が代」を子供の頃から数十回以上歌ってきましたが、毎回「今日は美しく歌えた。満足した」と思ったことはありません。いつも中途半端な悔しい気持ちが残ります。

また、「君が代歌唱法」だの「君が代を美しく歌うには」という授業や講義を受けた記憶もありません。

今日は君が代を美しく歌うために、ブレス(息つぎ)を中心に考えてみたいと思います。

なお、こんなサイトもみつけました。
よろしければ参考に。

「君が代」をきちんと歌うには

まず、歌詞を考えず、メロディー的に継ぎやすいブレスの位置はこんなふうになります。

きみがーよーはー ∨ ちよにーーやちよに ∨ さざれー∨ いしのー∨ いわおとなーりてー∨ こけのー∨ むーすーまーーで

私も子供の頃は何の疑問も無く、こんな風に歌っていました。
しかし、これだと日本語の歌としては、一つながりの言葉の途中で息をしてしまうことになり、意味がわかりにくくなってしまうので間違いです。

できれば「さざれーいしのいわおとなーりてー」をワンフレーズ(一息)で歌いたいところですが、よほど豊かな声量の持ち主でないと、途中で死んでしまいます。

そこで一歩譲って「さざれーいしの∨いわおとなーりてー」というブレスで歌うこととします。

ところが、この「さざれーいしの」をワンフレーズで歌うのがなかなか難しいのです。「さざれーいしの」をワンフレーズで歌うためには「やちよに」の後にブレスをしておかないといけませんが、ここでのブレスは難しく、できても少ししか息を吸えず、結果的に息が足りなくなって、「さざれ」の後でも息をしてしまうことになります。

原因としては、「やちよに」「に」が4分音符で短いために息つぎをする時間が取れないということだと思います。

こういう場合、本来ならば、ピアノや吹奏楽などの伴奏者が「やちよに」「に」あたりでテンポを緩め、歌い手が十分に息をするのを見計らってから「さざれ」に入れば何の問題もありません。

しかし、一般的に伴奏者は器楽のみの演奏と同じように、この部分もすーっと演奏してしまうので、歌い手はブレスができないということになるのです。

これは「君が代歌唱法」だの「君が代伴奏法」などを考えたり習うことが、一般的になっていないためだと思います。

もう少し、歌い手のための伴奏、歌詞を考えた伴奏が一般的になって欲しいと思います。
本当は伴奏者も歌い手と同じところで、ブレスをすれば改善されることなのですけどね。

今年も、「君が代」を歌う予定があります。
今年こそ、リベンジして「美しく君が代を歌ってやる」と決意を新たにしています。

こちらに君が代楽譜君が代伴奏の楽譜を上げてくださった方がいます。みなさんの密かな「君が代」練習にお役立てください。