空気は 読まない/鎌田 實
¥1,000
Amazon.co.jp


「KY」という言葉が流行った。



「空気の読めない人のこと」



「空気は読まない」ってどういうことなのかとタイトルに惹かれた。



世の中にはいろんな「空気」が存在する。



この本の中にもいろんな「空気」の紹介があるけど、



私が涙したのは(本で涙することないんだけど・・・)



「あったかさは感染する」ってとこ。



「あったかさはあったかさの連鎖を生む」



「あったかさは空気感染する。あったかさの感染力は強い。」



「しかも、人間を病気にするタチの悪いウィルスたちと違って、「あったか」ウィルスには免疫システムが作動しない。抗体ができない。むしろ、一度感染すると、人のあたたかさに敏感になる。小さなあたたかさもすかさずキャッチして、感動できるようになるのだ。」



「心をあったかくして、いい人間関係を築いていけば、ストレスが減り、体の免疫力も上がる。」



「あったかくしよう。心も、体も。」



「そんじょそこらの消毒液では絶滅させられない、根性のある、あきらめない「あったかさ」を広げたいと思っている。」



鎌田先生とは面識もないが、人柄がそのままこの本にあらわされているように感じた。




きっと優しくて面白い先生なんじゃないかな?




今の日本の空気も「あったかい」方向に流れてるんじゃないかと思う。



この「空気をよどまさず」「かきまわして」いけたらいいなと思う。