美しい音楽が聴こえたから
そっちへ行ってみた
そしたら
その音楽の源は
僕の魂だった
*
この魂は
いくつもの連なりの一部分だった
知らぬ間に手をつなぎ
共に音楽を奏でているのだった
*
この連なりごと
新しい場になるのだと
声が聴こえた
輪の中心からだった
それはもう
以前の循環には
戻らない
*
《現世転生》だと
中心が言った
流れる粒子や音楽が
変わったのだ
僕の鼓動のリズムもまた
変わったのだ
僕は
《いくつもの僕たちは》
脱いだのだ、
偽りの火のベールを
積み重ねてきた外殻を
*
そして中心へと近づいた
輪っかごと、近づいた
愛の鼓動が深くなった
ありがとう、と
以前の輪が
答えた
*
あたたかい
愛が
あった
ただここに
あった
愛とはあたたかいのだと
ぬくいのだと
じんわりなんだと
僕は《いくつもの僕たちは》
知った
《奉納として。2026年1月8日》
