氷艶2024 | ゆりあんこのブログ

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片田舎でひっそり暮らす、日常のいろいろ。好きなもの美味しいもの、野良仕事、愚痴などを思いついた時に気まぐれに書き散らかしてます。

1週間以上経ってしまった。

昨年大輔さんがnext year(だっけ?)と投稿してから、楽しみーーーーに待ってて、発表されたら、銀河鉄道の夜をモチーフにって事。桃太郎説が優勢かと思ってたけど、中には大当たりーって言ってる人も見かけましたね。


みなさんすごい予知能力。


しかし、銀河鉄道の夜なのに、ゆず。

いやゆず嫌いじゃないよ。むしろ好きだよ。LIVE行きたい。でもスタンディングとか若者の熱気について行けそうにないし、Kアリーナ売り切れて追加公演するアーティストですよ。無理無理。とジタバタする位には好き。


だけど銀河鉄道の夜っつったら星めぐりの歌でしょ?宮沢賢治は歌いっぱい作ってるじゃん。あのなんとも言えない叙情的な世界と、ゆずは違うよなあ。

という事は違うんだろうなー。

同じ銀河鉄道の夜をモチーフにして全然違う、銀河鉄道999位には違うんだろうなー?


私は小学生のころから宮沢賢治と小川未明と二十四の瞳と赤毛のアンが好き。

ちょっと薄暗い感じで脳内再生される童話が好き。宮沢賢治の宗教観?みたいなのが好き。

双子の星がとりわけ好き。

お星さまとか鉱物とか謎の生き物クラムボンとか。よたかの星も号泣だけど、好き。







だけど今回は、過去作の氷艶が謳ってる日本文化との融合っていうのとはちょっと違うのかなあ?なんてぼんやり考えつつ、とりあえず原作。久しぶりに読もう。

用意したものの、結局読み終わったのはほんとギリギリ。


ギリギリまで賢治の世界にいたせいか、かえって頭の中とらわれてしまって1回目は、脳内で葛藤が生じてしまったのでした。蠍座のところね。


あと、原作ではタイタニックのところを今作では東日本の事かな?に置き換えたのはさすが。

そして脚本の坂口さんりんごの持つ意味をとても大切にしてらっしゃるのね。春に観た別の演劇でもりんごを大切な象徴として表現してた。そこ、好き。


あとは、ラストの讃美歌。胸に染みた。





直前にいろいろ心配な事があったから、まずは無事に幕があがってカーテンコールまで観れたことで感激した事はしたんだけど、これって、この舞台って主役がトキオで最後はゆずが持って行く。って感想。作品としては、素晴らしいよね。

もちろん大輔さんは重要な役どころでしたよ。もちろん本人は、みんなと舞台を作る。作ることができた喜びでいっぱいだとは思う。間違いなく。

でもさ、私はちょっぴり、ちょっぴり複雑。


とにかく大輔さんは、歌もうまいし、演技も自然だし、上手だし、

哉中ちゃんとのダンスなんてツイヅルあるわ、リフトあるは、なんだったらリフトは島田くんまで持ち上げちゃって、このためにいろんな経験を世界の舞台でして来たのね。なんてジーンとしたりして。アドリブまでやっちゃってわくわくさせてくれちゃうしー。


さらには2月の滑走屋のメンバーも加わってまさに滑走屋の経験が丸ごと生かされてる?ってうきうきしたし、友野くんが歌もお芝居もめっちゃ上手いし、島田くんも自然だけど、めっちゃオーラあるし。

急遽メンバー入りした大野拓朗さんは可愛いし上手いし、もう最初からこの人で決まってたみたいだし。でも私が一回だけ当たったアフタートークショーで菊之丞さんがちらっと話したところでは、相当大変だったことは間違いないよね。

改めて菊之丞さんと、急遽演技指導で入ってくれた福士誠治さんには奇跡のスケジュールと大きな懐に感謝でいっぱいです。

ぜひとも次回はご出演も期待してしまう。なんだったら菊之丞さんも。


あーやもね。ムーランルージュとこんなに近い日程じゃなかったら出て貰えたのかなあ?なんてついつい考えてしまう。


やはり月光かりとLUXEと2作観てしまった印象が強いので、あのメンバーでファミリーみたいに感じてしまうのかも。

もちろん初演の歌舞伎とのコラボも、まさに日本文化との融合だったもん。再演して欲しいわあ。


思ってた日本文化とのってのは、ちょっと置いておいて、ゆずの楽曲に載せて物語りが展開していくのってなんか凄い。こんなやり方があるのには驚いた。例えばさだまさしの風に立つライオンを元に物語を作るってのは観たことあったけど、今作はまるでミュージカルみたい。ミュージカルの俳優さんたちも素晴らしかったー。トッツィーで観たエハラさん、エリアンナさんも長谷川さんもかっこよかった。まりゑさんは去年のプリンスで初めて意識して見たので舞台を見たことあるのかどうかわからんけど婆ば可愛かった。そうだ。婆ば達の衣装ときゃっきゃっして出てくるところが好き。わたしもあんなきゃぴきゃぴしたばあばになりたいわあー。


銀河鉄道の人的表現も好き。あのスピード感、とにかく鉄道以外にもバイクとか追いかけっことかやたら爆速。うわー。ってなったわあ。すきー。

でもスクリーンの映像は、あまりにも未来的。ディズニーのアトラクションで見るみたいだったのが、悲しかった。もちろん美しかったけど、あんなに鮮明ではなくて、想像力の余地があるようなのが好みです。

ほんと個人的意見です。


えっと銀盤にも映像があるのが好みです。

個人的見解です。


結局自分の仕事も忙しくて全通はできず、チケット代もなかなかなもんだったので、スタンド2回のアリーナ1回の鑑賞でした。今回は、いつもより正面が正面な作り方だったので、スクリーンが見えない角度だった初日より、結局正面には座れなかったけど、スクリーンが見える角度の2日目と最終日の方がずっと楽しめました。

その間大野さんのスケートの進化も凄かった。なんでも出来る人って世の中にはたくさんいるのねー。


今回なぜか行きたいと言い出してたうちの姉が、結局終わるのが夜だから。という理由で諦めたという事を聞いて、大損したな。と思うくらいに現地で観れた価値はでかいと自信を持って言える!

しかし贅沢しおってと思われるのはシャクに触るので言わんぞ。しかも何回も行くなんて到底理解されない事も間違いないから言わないぞー。

この事は、価値のわかる人たちと共有できたら充分。同士がいる幸せを噛みしめるわあ。



コラボ企画のノンアルコールカクテルをいただくために、人生初のホテルのバーラウンジなるところへ足を踏み入れるという貴重な体験もしました。これもまた良い思い出です。

このためにこれまた初めてアイスショーなのにスカート履いて行ったのだー。横浜アリーナが会場だからこそできたおしゃれです。しかしとてつもない大荷物はいつも通りなので、やっぱりカジュアルだったかも。とほほ。

美しい夜景と美しくて美味しいシュワシュワジュースでした。贅沢したわあ。いつかお泊まりしてほんまもんのカクテルなんて飲んでみたいわあ。