かなり前ですが、フロリダのディズニーワールドに行きました。
パレードの時間に、障がい者のための特別席が設けられていることに気づきました。
特別席は、一番パレードがみやすいところにあり、テントが張ってありました。
テントの下には、障がい者とご家族などお世話をしている方が大勢いらっしゃいました。
パレードの途中、キャストはその席に向かい、スペシャルなサービスをしていました。
わざとらしくなく、ごくごく自然に。
まわりの人たちも、それを受け入れていることもよくわかりました。
しばらくして、お稽古に来ている子が通っていた小学校の音楽会に行きました。
特別支援学校の子たちが招待されていましたが、一番後ろの席でした。その席では、ステージが見にくいことは明らかです。
私は、学校に電話しました。
なぜ、招待した子たちを末席に座らせるのですか?と聞いたら、トイレに立つ確率が高いからとのことでした。
いいわけですね。
最近、お稽古を始めた子がいます。
ADHD.LDがあり、知的にも2年ぐらい遅れがあるとのことでした。
一年くらいかけて、教室をさがしたそうです。
障がい者を受け入れている教室がいかに少ないかわかります。
私はかつて中学の支援級に携わりました。
そこで学んだことは、みんな同じだということでした。
我が国も、口先だけの福祉や支援をやめて、もっとグローバルな視点で、特別支援を考えなければいけないのではないかと思います。