久しぶりに日曜のコラムをかいてみようかなとふと思いました。
毎日の生活の中で、聞いたりすること、見たりすることで、あの人はなんて運がいいんだろうって感じたことってありませんか。
テレビでもしてますね。
仕事で大成功したとか、九死に一生だったとか、素敵な人にめぐり合え得たとか。。。病気が回復したなどいろんなことをみる機会があります。
反対に、
家庭不和、事故、病気、金銭問題、リストラ、人間関係など、次から次にいろんなことがあるように思える人もいます。
そういった番組も沢山あるのでいろんなことを感じることも多いはず。
運がよかった、なんて私はついいるんだろうと思う人がいる反面、
なぜ、私だけが、こんな不幸に見舞われるの・・・・。と悩み多き人生を歩んでいる人もいます。
誰しも、いろいろな悩み、苦しみを抱えて生きているのは間違いないことなんですが、なぜ、こんな違いを感じてしまうのでしょうか。
テレビ番組などみていると、運がいい、奇跡みたいな出来事を放映するとき、当たり前ですが、その場面にフォーカスして放映します。
長い人生の一こま、一部分を切り取っているに違いありません。
「運がよかった。」とほとんどが感じやすい状況ですね。
反対のことも言えます。不幸の一部分をきりとって、人生相談や辛さを伝えているのが日常生活でもいえます。
では、なぜ、「私はいつも運がいい。」と思っている人もいれば、「いつも運が悪い」と感じたり、周りをみても「あの人はいつも笑顔で幸せそう」とか感じてしまうのでしょうか。
そもそも、運がいい人生とか、運が悪いってこの2通りの生き方や考え方の違いって何でしょう。
ある実験で、
自分のことを「運がいい」と思っている人を数人、と「私はなんてついてない、運が悪いんだろう。」と思っている人を数人をあつめ、くじを引かせる実験をしたそうです。
当り、はずれがありますね。その当選確率に違いがあるのかどうか。
予想としてどうです?
運がいいと思っている人が当選確率が高いと思いませんか?
実は、
それほど違いが見られなかったそうです。
ならばどこに運がいいとか、悪いとかの違いを感じるのか、追跡調査をしていったんですね。
ちょっとした実験をしてみた結果です。道端に千円落ちていました。運がいい、悪い人では千円落ちていたことに気がつく人はどちらが多いでしょうか。
これは、圧倒的に「自分は運がいい」と思っているグループだったそうです。
運が悪いと思って生きている人は、まったく気がつかなかったそうです。
運がいい人は、日頃、気がつくスピードが速い。
しかも、全てにおいて、出来事を前向きに捉える傾向があるようです。
アンテナを張り巡らし、常に物事や出会いに対して縁を感じ、大切にしている人が多かった、性格も明るく、人が集まる人柄でした。
感謝深い生き方をしている人が多いですね。
運が悪いと感じて生きている人を見ると、全てをまわりのせいにしているので、出来事に対して気がつくことがない傾向にあったそうです。
つまり、自分にとっての利益のみにとらわれ、それ以外の小さな出来事や出会いを見逃してしまうのしょうね。
人生を相対的に見ると、運、不運の量は、個人の考え方、生き方、心の持ち方で変わっていくのかなと感じます。
自分にとって不都合な出来事を、前向きに、意味を捉えていく、気がつく感性が幸せな生き方なように感じます。
けしてお金では買えない、真の幸せ。
その不都合な出来事をいかに前向きに捉えるかで、福に転じる手立てとなるのでしょう。
禍福はあざなえる縄の如し、人間万事塞翁が馬、幸不幸はそこ一時点にフォーカスしては決まらない。
それが後に「幸」に転じる出来事になるやもしれないのですから。
今、恵まれている環境や出来事の数を振りかえったほうが、よっぽど前向きな生き方なように思うのです。
年末に向けて、心の大掃除をしていきたいものですね。
それでは、良い日曜日を・・・。