日本人の肺がんは増加の傾向をたどっています。平成20年の死亡者数は平成30年の約25倍。
平成10年からは男女とも胃がんを抜いてがん死亡のトップになっています。
この肺がん、発見と診断の面で難しいといわれていますが、現在ではエックス線撮影と喀痰中の細胞検査がされています。
肺野部肺がんは結核の検診で行なわれるエックス線撮影でも発見が可能です。
しかし、中心部肺がんは気管や気管支の中心部または心臓の裏側にできていたりするのでエックス線で見つけにくいようです。
早期発見のための肺気管支内視鏡(ファイバースコープ)の開発や手術療法、化学療法の開発が進められています。
とくにファイバースコープをつかって、エックス線撮影ではみつけにくいがんも早期に診断ができるようになり、中心部肺がんなら70%近くが治せるようになってきました。
最近では、ヘリカルCT(体の断面をらせん状に連続して撮影する装置。)をお用いて
よく発見されるようになりました。また、これを用いて見つけにくかった他の臓器の裏
側にあるがんなどもよく発見されてきています。
たばこが10月から値上げになりましたね。
肺がんと因果関係が取り沙汰される「たばこ」。
1日40本以上数人が肺がんになる確率は、吸わない人の約20倍だというデータがあります。
肺がんになる人は世界的に増加傾向で、男性のがん、肺がん1位はほぼ世界共通する傾向のようです(世界保健機関年報)「がんの統計08」
たばこ値上げきっかけに禁煙する人も増えそうです。
自分のためですものね。禁煙。(家計のためにも・・・・。)
それでは。今日もいい1日を・・・。