25日は昆虫館の「蝶のトランセクト調査」の補助に参加させていただいた。その地域の蝶がどれくらいいるのかを調べる調査だそうだ。あいにく前夜から朝にかけて雨模様だ。気温も低い。条件としては良くない。川も珍しく増水している。
10時に20名ほどの参加者が集まる。家族での参加で子供さんが主役である。担当のSさんは手慣れたもので「今日は"なんちゃって調査"にします。」と説明をする。蝶だけでなくいろいろな昆虫も観察しようということだ。外へ出てトランセクト調査の目玉の「5m」の長さを体感してもらう。でも、こんなことは子供たちは興味がない。虫探しに集中する。
まずはコブシハバチの幼虫。なかなか可愛い。
カタツムリがたくさん見つかる。オオケマイマイも見つかった。これはナミマイマイかな。
カワゲラやバッタ、カマキリの幼虫など子供たちはいろいろと見つけ採集して喜んでいる。手慣れた手つきでジップロックの袋へ小さな虫を入れている。ヤスデをつぶして親ににおいをかがせている子供もいる。なかなか経験豊富である。少なくとも私よりかははるかに知識を持っている。これ幸いにいろいろと教えてもらう。
ケヤキの葉の虫こぶは「ケヤキフシアブラムシ」が詰まっているという。
虫こぶを割って何尾入っているか数えているのはなかなか頼もしい。たっぷりと楽しんで午前を終えた。ある家族はこれから弁当を食べて採集をするとのことである。元気なものだ。
私は弁当を食べてからモミジの種子を眺める。うっすらと赤くなったプロペラがなぜか気に入っている。ある木の物を眺めていたら何と3枚プロペラの種子があった。
これは珍しいのか、単に私が見落としていたのか。他の木をいろいろと見たがここでしか見られなかった。珍しいものを見たということにしておこう。今日はラッキーであった。