10日は記念碑台のガイドハウスの当番であった。前夜は雨。この日は「雨のち晴れ」、ただし、9時ぐらいからは晴れるとの予報であった。足元が濡れていると予想されるので今までなら車で行くところである。しかし、先週のリトル比良で歩き足りないから足がつるのではないかと思い、頑張って歩くことにした。
JR住吉駅から歩くが山はかなり低い所まで雲がかかっている。午前中に晴れるというのが信じがたくなってきた。
展望公園に着くころはぽつぽつと水滴が落ちてくる。雨か木から落ちているのかよくわからないが濡れるのがいやである。寒天山道はゆるやかな道を登る。足元がぬかるんでいるので仕方ない。草が濡れているのでズボンが濡れる。
道に小さな花がたくさん落ちている。しばらく登るとムベの雄花だとわかる。
スギの植林帯を超えた当たりから雲に突入する。
油こぶしからの道と合流すると雲の感じが素晴らしい。
これがツクバネウツギだとわかる自分がうれしい。霧の中、ひとりでにやける。
山頂の道路に出るとガスは濃くなる。
車道にいるのはスマホをいじっているおじさん。なぜ端に寄らないのだろうか。人間がどんどんと劣化していると感じる。
記念碑台に到着。9時35分。予報では晴れているはずだがその気配はない。
この日は8名のグループが事前に案内を予約されていた。この天気で来られるのかどうか心配していたら5名で到着された。 10時30分から案内を始める。Nさんがメインでしてくれると思っていたら私に振られてしまった。頼りないが頑張ることにする。駐車場の辺りで雨がまじめに降り出す。Nさんが傘を取りに戻ってくれた。コースでは私の見落としていたところや思い出せない名前などをしっかりとフォローしてくれた。ありがたいことだ。傘をさしていたが風も吹き出していたのでかなり濡れて12時に帰着する。満足していただけて様子で一安心。
午後もこの霧と雨、風が続く。ウェザーニュースの予報を見ると晴れマークが刻々と後ろへ下がっていく。午後は案内はなく、Nさんと会の運営について話をする。
帰路につくころに少し霧が薄くなってきた。寒天山道を下るにつれて明るくなる。展望公園では日が差してきた。本来この天気は午後からのはずなのに…と少し恨めしく思う。でも、今日はしっかりと歩けたので良しとしよう。