なごり雪 | カメポンニュの足跡

カメポンニュの足跡

関西がホームグランドです。自転車や徒歩、自家用車であちらこちらを本能のままうろついています。

 昨日(20日)は神戸で自然観察グループの大先輩であるFさんの講演会があった。世界中の山を歩かれている方でシベリア東部の山へ登られたときのビデオ映像を見せていただいた。川の蛇行している様子や氷河地形などが見事に写されていた。また、南極大陸へ上陸したときの写真もたくさん見せていただいた。「この白いのがペンギンのうんちで…。」と話されていた。ちょうど今読んでいる川上和人さんの本に「鳥のフンの白いところは尿で黒いところがふんである。」と書かれている。この文を読んでから鳥の糞をまじまじと見たが確かに二色になっている。鳥は総排泄口から尿やふん、卵もひねり出す。言われてみて初めて気が付いた。ここで突っ込みを入れたかったのだが何分時間が押している。11時30分終了予定で12時には部屋を開けねばならないのに12時前までしっかりとお話をされていた。しっかりと話を聞き、写真を目に焼き付けた。

 終了後、JRで帰宅中、突然電車が停止した。「強風のため風がやむのを待つ。」とのこと。外を見ると暗い雲が垂れこめている。六甲山を見ると完全にガスの中。すぐに風はやみそうにない。私は閉じ込められるのが大嫌いである。このままじっと座っているのができないので一番後ろの車掌のところまで歩く。ここへ行くと車掌と無線が聞こえて今の状況がよくわかる。各列車がどのあたりで止まっているのかよくわかり少し気がまぎれる。20分ほど辛抱してやっと出発。何とか帰宅できた。

 今日、猪名川べりを自転車で走ると六甲山の上部が真っ白になっている。

 3月21日。なごり雪と言えるのだろう。この歌を頭の中でグルグルと流しながら自転車を漕ぐ。そうだ、今日もつくしを取ろうか。今日は二人分摘むことにする。

 ツクシを取って少し行くと黄色い花が咲いている。河原に咲くような花ではない。どこがで見たことがあるようなないような。

 昨年の春に観察した花である。家に帰り昨年のメモを見る。「ヒメリュウキンカ」であろう。

 ぱっと名前は出てこなかったが見たことは覚えていた。少しずつ進歩しているのだろうと思っておこう。