28日は天気がいい。久しぶりに宝塚から東六甲縦走路を歩くことにする。ただ、老妻が旅行に行っているので朝の掃除と洗濯を済まさねば出られない。なんやかんやとして、9時50分に宝塚に着く。ちょっと遅い。まあ、どこまで行かねばならないということも無いので麓の町でいけず石を探しながら塩尾寺へと登る。町中というのになかなか急な道で狭い。車がないと不便そうだが車も通りにくそうだ。登るにつれて1枚ずつ服をぬいで行く。
塩尾寺に到着。40分もかかっている。今日はどこまで行けるのかちょっと不安になってきた。しばし休憩して出発。少し登ると岩倉山に着く。石仏の前には三角点が鎮座している。なかなか珍しい組み合わせだ。
少し行くと送電線があり眺めがいい。
遅くなって少し自棄になっているのでこんな風に寄り道をしてしまう。
さらに進むとこんなに標識が目に入る。「岩原山」初めて見た名前である。
「宝塚の最高峰」。「それがどうした。」。いつもこの道は下りに利用しているのでこんな標識は目に入っていなかった。今日は距離が300mということで寄り道をする。なだらかな道を少し登ると山頂に着く。
特に眺めがいいということはない。夏なら葉が茂っていて暑そうだ。ケルンにタッチしてきた道を引き返す。
ここから大谷乗越までなかなかつかない。こんなはずではない。車道が見えてほっとした。
ここからは大平山への登り。ちょっと頑張る。でも、思ったより遠い。山頂の三角点には12時5分に到着。
きれいな標識がついている。
ここで昼食にする。ご飯の上に卵焼き。
いつものレトルトカレーを温める。
このお湯を少しご飯に入れて蒸したらご飯も温まる。カレーをかける。
ご飯も食べたし引き返そうと出発。12時30分。気が付いたら最高峰への道を歩いている。12時50分に船坂峠。この辺りから道の横に霜柱ができている。5cmほどある立派なものだ。
きれいなペグマタイトも見つかった。
こんなものを見ているということはかなり疲れてきている証拠だ。帰るつもりが進んでいるのだからこの時点で頭が働いていないのだろう。
13時40分に石宝殿に着く。鳥居茶屋が崩壊し始めている。
私が小・中学生の頃は営業していた記憶がある。寂しいものだ。石の宝殿からの眺めはいつ見てもきれいだ。
ここから一軒茶屋へ行き最高峰へ…。と思ったが最後の登りが気が進まない。こういう日もあっていいかと思いここから有馬へ魚屋道を下る。途中の有馬稲荷への看板。
この「近道」という言葉に負けてこちらへと進む。稲荷神社は有馬の高台に鎮座している。
魚屋道でいったん有馬へ降りたらここへ登る気力はわかないであろう。眺めを楽しんで街へと下る。
有馬の街中では梅がほころびだしてきていてる。観光客が平日にもかかわらずたくさん歩いている。空揚げの店は満員で、明石焼きの店には行列ができている。
まあ、どこで何を食べてもいいが、「有馬へ来てまで…。」と思うのは頭が固くなっているのだろうな。太閤橋に15時20分到着。バス停で時間を見ると22分とある。1時間に1本なのでラッキーだ。最高峰へ登っていたら神戸電鉄になっていたところだ。スムーズに家へ帰ることができた。
この日はちょこっと山へ入ってカレーを食べて帰るつもりであったがかなり歩いてしまった。翌日からはしっかりと筋肉痛を楽しめた。