大師道の下見・・その2 | カメポンニュの足跡

カメポンニュの足跡

関西がホームグランドです。自転車や徒歩、自家用車であちらこちらを本能のままうろついています。

 11月25日は2回目の下見に入った。23日にも行われていたのだが、野球の優勝パレードで神戸の街が混雑しそうなのでやめた。ろくにわかっていないのに下見をパスする度胸は備わっているみたいである。

 9時30分に集まって出発する。児童公園の日時計につくと、前回に少し掃除をしてくれたという。きれいになっていた。金星台で説明の練習をする。その後出発。諏訪山神社の入り口に面白い葉をしたシダを発見してくれた。

 

 みんなで名前を考えるが出てこない。イノモトソウの仲間ではないかということで収まった。神社のイチョウでも説明の練習をする。その後山道に入る。ところどころ紅葉が進んでいる。

 今回はシダの勉強を十分にしているNさんがいるので皆さんはシダに目が行くみたいである。この面白い形の葉をしたものはコバノヒノキシダというらしい。ヒノキに似た感じはある。

 さらに進むと前回見たクリハランのところへ出る。今日の下見に参加していたYさんから葉の裏の胞子のうが特徴的だと教わった。大きな粒が1列に並んでいる。

 いろいろと観察して前回昼食をとった猩猩池を過ぎ、善助茶屋跡へ着く。ここで昼食ということにしたという。紅葉もそこそこきれいだ。

 昼食後、市ケ原へ向かい歩く。市ケ原はアリタソウを見てすぐに皆さんは通過した。私は転石を探す。六甲花崗岩と布引花崗閃緑岩の2つが見つかる。

 貯水池の下にこの2つの岩石が観察できるようになっているが表面が風化したり地衣類が付いたりしてあまりよくわからない。ここの転石のほうがいいい。時間があればついでに説明できそうだ(たぶん無理だろう。)。

 貯水池の上には分水堰堤や締切堰堤など色々と工夫を凝らした建造物がある。これらも眺める。

 少し降りるとカラスザンショウとタラノキの幹だけがある。とげの特徴が面白い。

堰堤の手前では布引断層を見る。説明版がいつの間にかなくなっている。ここは素通りになりそうだ。

 この断層の延長上は谷になっていて向こうの尾根も低くなっている。通過しているのがよくわかる。

 堰堤の下のかくれ滝のスズメバチの巣。20日の時になかった穴が開いている。誰が開けたのだろうか。

雄滝茶屋のてまえにこんなものがある。最初に見たクリハランに似ている。

 しかし、葉がちょっと細めの感じだ。裏を見る

 ちょっと寒いぼが出そうな胞子のうだ。明らかに違う。これはヒトツバというそうだ。いろいろとあるものだ。最後に新神戸駅の裏の公園で解散とする。ここで木の幹に白いものを発見したのが今年からメンバーになられたJさんだ。

 スマホで検索するとイセリアカイガラムシと出る。ほとんどがメスで単為生殖をするらしい。おしりのあたりはすべて卵だという。次回の最終下見ではおしりをのぞいてみよう。