秋の白山 | カメポンニュの足跡

カメポンニュの足跡

関西がホームグランドです。自転車や徒歩、自家用車であちらこちらを本能のままうろついています。

 もう10月も中旬に差し掛かった。そういえば白山が紅葉しているかもしれない。11日に車に乗って家を出た。福井北ICから恐竜博物館の横を通り白峰へ出る。そこから市ノ瀬への途中に百満貫の岩がある。いつ見てもすごく大きな岩だ。これが流れてきたときは・・・・きっとすごかったのだろうな。この駐車場にログハウス風のトイレができている。

 ドアを開ける。開けてすぐの所と左に便器がある。

 右には不思議なものがある。

 誰かが置き忘れたというのではない。しっかりと固定されている。小便器の上に説明が書いてある。

 なかなか楽しそうである。自転車を漕いでみる。ペダルは軽い。漕いでいて音楽でも流れたら楽しそうだがただ漕ぐだけ・・・。あまり楽しくなかった。

 市ノ瀬で車を止める。砂防新道から登る人は別当出合に停めているのでここはガラガラだ。

 まだ明るいので少し散歩する。こんな花が咲いている。家に帰ってからgoogleで検索をする。これはアキギリと出ている。

これはビジターセンターで聞いた。クロバナヒキオコシと教えてくれる。

これもビジターセンターで聞いた。ゴマナだという。

これは家でgoogleで調べる。ミゾソバかツルソバかな。

この木はドロノキだ。

実がモコモコとしていて面白い。

 ここでゆっくりと寝る。夏の大三角形や天の川、カシオペアなどがきれいに見えた。3時ごろはオリオン座が輝いていた。

翌朝別当出合へ移動する。出発してすぐに吊り橋。シーズン以外はこの板が全て片付けられているので渡るのにスリルを味わえる。

 ここからぼちぼちと登る。2日前に献血をした。血漿を取っただけだが気分的にはなんか体が重い。あまり踏みしている感じがしない。でも、とにかくゆっくりと足を進める。中飯場に到着。奥の滝がきれいに見える。

 足元は手取り層群の堆積岩である。この礫岩の礫はオーソコーツァイトという小さな石英の粒々からできているものが多くみられる。

 しんどいと言っているのに意外と早く甚之助小屋に着く。積雪期は上の窓から出入りするのに今はちゃんとドアが見える。

 ここからは黒ボコ岩を目指す。最後の登りがなかなか楽しい。

 黒ボコ岩に上がるが目の前の大地は紅葉が終わっている。霜柱も生えている。

 正面の坂を上ると室堂だ。

 室堂から御前峰に登る。

 頂上に着く。久しぶりだ。ちょっとガスが出てきた。

 ガスの切れ間からは景色が見える。

 しばらくいてから展望尾根を南竜へと下る。大白川へ下る尾根は紅葉している。

 はるか下にアルプス展望台が見える。でも、すぐに到着した。

ここからしばらくすると南竜が見えてくる。この谷は紅葉がきれいだ。

 久しぶりの南竜へ。テント場へ寄るとトイレが洋式で水洗になっていた。時代の流れだな。でも、個室が減ったのでシーズンで混んでいたらちょっと苦しそうである。今日ぐらいなら大丈夫だ。

 テント場下の湿原にも寄ってみる。

 紅葉が終わっていてもそれなりに心が和む。

ここからは砂防新道を下る。色々な花や実がなっている。

 ゆっくりと下り別当出合へと帰り着いた。ここからはまた市ノ瀬へ移動してゆっくりと過ごす。この夜は明け方に無茶苦茶明るい金星を見ることができた。

 翌朝の空。面白い雲が出ていた。

 ボケーーーとして空を眺める。ボケーーーとしているのはいつもと同じだがこのような自然の中にいるとまた違う感じになるのがうれしい。何もせず自然がしみこんでくるむとても贅沢な時間を過ごしているのだということが感じられる。名残惜しいが昼頃に帰路につく。

 白峰で総湯につかる。

 露天風呂だけ漬かっていると炭酸の泡が体を包んでくる。今まではこんなことはなかった。泡が付くのも楽しむ。ぬるぬるすべすべになって後は家に着くだけだ。満足して帰ることができた。