箕面昆虫館 昆虫インタープリター養成講座の2回目 | カメポンニュの足跡

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関西がホームグランドです。自転車や徒歩、自家用車であちらこちらを本能のままうろついています。

  24日は箕面昆虫館 昆虫インタープリター養成講座の2回目が開かれた。今日は滝道を歩いて昆虫を探すというプログラムだ。出発前に30分ほど危険な虫についての説明があった。幸運なことに今日のコースでこの虫に出会う確率が高いらしい。

 まずは、カラムシの葉の上にいるラミーカミキリを見つけた(当然のことだが私が見つけたわけではない。)。

 白と黒の二色姿だ。カラムシを食べるらしい。

 次に先生がこんなものを見つけた。

 チャタテムシの幼虫という。なぜかみんなで押しくらまんじゅうをしている。息を吹きかけるとわらわらと散っていく。しかしすぐに戻ってくる。何をしているのかはよくわからない。もっと見ていたかったが先へと進む。虫の研究者と私とでは興味のツボが違うということが分かった。

 道端にはシダやイノモトソウが生えている。この葉の裏に結構な確率で今有名化しつつある「マダニ」が隠れているという。葉をひっくり返しながら進む。期待に応えてくれるマダニちゃん。

 思ったよりペッちゃんこだ。数日かけて血を吸ったら丸々と太るらしい。シダの裏のやつは胞子嚢とよく似ている。

 探せば結構いるものだ。指を近づけると体温を感じるのかじわじわと近づいてくる。なかなか可愛い。しかし、血を吸わせたあげたお礼としてややこしいウィルスを置いていかれたらかなわない。献血のお礼は献血ルームでのレトルト食品のほうがいい。

 トイレの壁にはカミキリモドキがついている。この体液が付くと水膨れになるという。子供のころ、このような形で茶色の奴を「兵隊虫」と呼んでいた。悪ガキどもが集まって「勝負」と行ってこの虫を肘に挟みぐっと曲げる。虫がつぶれる。そのあと、何もなければ「勝ち」水ぶくれができたら「負け」という遊びをしていたものだ。こんなことを思い出した。

 別のトイレにはアオカミキリモドキがいる。これは体液が付くとやけどのようになるらしい。

 どちらも可愛い形をしているのに厄介ややつである。

 そして龍安寺に入る。弁天堂の上を見る。

 手前の柱の上をよく見るとコガタスズメバチの巣が見える。

 穴からハチが時々顔を出す。顔を出すだけにしておいて欲しいものだ。

 そして、次はチャタテムシの成虫がいた。

 石灯籠に枠集まっているという。小さすぎて幼虫との区別がよくわからない。色々と見てから昆虫館へ戻り解散となった。昼食後昆虫館へ入り、放蝶園でいろいろな蝶を見た。蝶に詳しい受講生の方がいていろいろと説明をしてもらった。うまく取れなかったがこの「コノハチョウ」はどこの施設でも珍しいものだという。

 これだけではよくわからない。説明を聞くと羽の外側を見たらいいという。

 木の葉のようだ。施設内の展示を見たらよくわかる。

 知った人と観察したら楽しみが増える。次回も何があるか楽しみである。