5日に東鳴尾の畑に行った。入り口に「今年のイチゴは終了しました。」とむごい表示がしてある。前回来たときに1パック買って久々のおいしさに酔いしれた。また来年までお預けかと残念な気持ちで中に入った。無い物ねだりをしても仕方ないのでホウレンソウとスイスチャードを購入する。
このホウレンソウはなかなか味か濃い。市販の物とは一味違う。
スイスチャード。普通の店では売っていない。少し苦みがあるがこのカラフルさが何となく体によさそうである。
何気なく畑を眺めていたら小さな子供たちがイチゴ畑でお母さんとウロウロしている。よく見るとイチゴを摘んでいるではないか。畑のお姉さんに聞くと販売は終了したが欲しければ自分で摘んでくれという。当然私も摘みに行く。
手前の籠に積んだものを入れるという。あまり残ってはいないが子供たちが見落としたおいしそうなものを探す。降ってわいた幸運だ。食べきれる程度のものを摘む。土がついたままだが洗えば大丈夫だ。
形はいびつだがいい匂いがしている。正真正銘の今年最後のイチゴだ。冷蔵庫に入れると庫内はイチゴの香りが充満する。扉を開けるとすごい匂いがあふれてくる。午後はこの香りを楽しむ。夕食後はいよいよ食べることになる。一口食べると幸せである。あきらめていただけにうれしさがあふれてくる。ひとパックのイチゴで十分の幸せを感じた。