2022年度セミの抜け殻調査・・その5 | カメポンニュの足跡

カメポンニュの足跡

関西がホームグランドです。自転車や徒歩、自家用車であちらこちらを本能のままうろついています。

 9日。今日も朝から暑い。自転車に乗り調査地へと向かう。六甲山は上部が雲に覆われている。何となく雨模様の感じだ。引き返そうかとも思ったがここで帰ったら明日以降、献血やらワクチンやらの予定が入っているので調査できない。前へ進む。

 最初の地点に到着。

 今年最速のタイムを記録した。ちょっと気分がいい。頭から水をかぶって抜け殻を探す。・・・探す。・・・・探す。

 ・・・・・いない。・・・・・・

端から端まで見たが一匹もいない・・・・。これはやばい。初の0記録か。・・

2回目。あった。・・下に落ちている。

 一つ見つけると安心である。しばらく行くとぽつぽつと落ちている。葉っぱの裏についているのも見つけた。少ないながらも、アブラゼミが混じっているのがうれしい。

 次の地点に移動する。前回は本来多いはずのヒグラシがほとんど出なかった。今回はどうだろうか。

 今回もアブラゼミが多そうである。先週ここでイヌビワの雌株らしきものを見た。日曜日に会のMさんにその話をすると、「それは雌株である。食べたらおいしいから是非食べなさい。」と指導を受ける。イヌビワに到着。

 残っていない・・。上のほうに一個だけ青い実がついている。落ちているものも皆無だ。たった1週間で見事になくなっている。イヌビワの実が珍しいという理由がよくわかった。鳥たちの食欲がすごいのだ。また、森の中に幼木が多いというのもこの食欲のたまものなのだろう。イヌビワの繁殖戦略はうまく機能している。そのおかげで私は味見ができなかった。また来年の宿題にしよう。

 結局個々の成果はこれだけである。

 最後の地点に行く。

 草が伸びてきている。探す。なかなかいない。1周する。いない。…2周する。・・・いない。3周する。・・・

いつもは見つからないアジサイの裏で一匹発見。一安心。でも、その後は全く見つからない。今日はこれで終了する。

 去年の今頃は92個。今日はその1/5ほど。抜け殻たちはどうしたのだろうか。今年の調査は盆明けの分を残すのみ。盆明けは例年少ない。心配だ。