今は4月7日である。世間では春があちこちで自己主張している。今年は近所で桜を楽しみ、先日は廣田神社でコバノミツバツツジを楽しんだ。
若ごぼうは先日食べた。最近は若ごぼうの出始めが早くなっている感じである。土筆は気が付いたときは手遅れであった。そろそろタケノコがスーパーに出回ってきている。でも、鮮度から言うと産地の直販所がいいのではと勝手に思う。
どこに行こうかと考えていると2月に茨木市の銭原地区を訪ねた時に見山の郷という施設があったのを思い出した。山の中の施設なのでタケノコがあるかもしれない。前回は車で行ったが今日は自転車で行こう。茨木市の耳原公園の駐車場に車を置いて自転車に乗り換える。
ここから福井高校のほうへ走る。道の分岐点に来る。2日に降りてきた道を登る。気になっている地鶏の店を通り過ぎて登っていく。緩い登りが続く。忍頂寺を通り過ぎて少し走ると到着する。平日にしては車が結構止まっている。人気があるところなのだろう。
建物の周りには桜が植えられていて最後の花を咲かせている。
店に入ると予想通りタケノコが並んでいる。値段は出店者によっていろいろである。大きいのがおいしいとは思うが食べられる量が限られているので適当な大きさのものを探す。一寸育ち気味だが安いものを見つけて購入する。ついでに菜の花も安かったので購入する。
これが120円。一番安かったものだ。
結構たっぷり入っていて100円。からし醤油で食べたりてんぷらにして楽しんだ。
さて、家に帰ってから筍の下ごしらえをする。筍の穂先を斜めに切って縦に切り込みを入れる。鍋に米ぬかを入れて1時間ほどゆでる。唐辛子を入れる人もいるが私は入れない。ぬかは茨木で昼食をとる食堂で手に入れる。その日に使う米を精米したものだという。ぬかの新鮮さはあまり関係ないと思うがまあ、気持ちの問題である。
根元に竹串が吸って入ったので火を止めてあとは一晩ほっておくだけだ。
常温になったら冷蔵庫に入れておく。こうすることで汁に出ていたうまみがタケノコに戻るらしい。
翌朝、皮をつかんでぐりっと回すとスポっとタケノコが出てくる。この瞬間が気持ちいい。
先の細いところは縦に薄く切ってお刺身にして食べる。風味がいい。また、剥いた皮も柔らかいところは姫皮として食べることができる。これもおいしい。
本体は適当に切って昆布とカツオの出汁で炊く。
いったん温めてから夕方までさます。夕食はワカメを加えてもう一度温めて食べる。春という感じが十分にした。