シャレコーベミュージアム | カメポンニュの足跡

カメポンニュの足跡

関西がホームグランドです。自転車や徒歩、自家用車であちらこちらを本能のままうろついています。

 29日。今日は尼崎にあるシャレコーベミュージアムに行く。9月にこの博物館の存在を知ったが日曜日のみの開館で事前予約制である。行き当たりばったりの人生を過ごしているのでなかなか予約できない。前日の夜に思い出して予約を入れた。13時からである。

 国道2号線のちょっと横にある。

「世界初!」と壁に書いてあるが、たぶん「世界唯一」だと思う。2階付近の壁に引っ付いているのは「サヘラントロプス」という人類の起源ではないかとされるものである。入り口の骸骨ちゃんのアップ写真がこれである。

事前に予約しているから入館料は分かっている。大きなお世話である。

奥にポツンといる骸骨ちゃん。

建物の裏が入り口になる。

これがいなかったらどこから入るのか絶対に迷う。こやつは親切な骸骨ちゃんである。

曲がって左手には大きなシャレコーベが2つある。ここは本来は庭園なのだが奥に家を新築中で露地になっている。

ここから振り返ると建物が存在を主張する。これは表通りには見せにくいのかもしれない。

 このミュージアムは関西医科大学の脳神経外科の先生が開いたものである。硬そうな職業だがなかなかユーモアのある方である。この先生に手術してもらったら縫合線が芸術的な模様になるのかもしれない。

 口のところから入るようになっている。今は12時55分。予約の5分前である。中は暗く、ドアはかぎがかかっている。ガチャガチャとしていると中から鍵を開けてくれた。スリッパに履き替えて入り、館内案内のプリントと試験問題のプリントを渡される。答えを書かねばならないらしい。3択式ではあるが本格的なものである。さすが大学の先生である。

 中は広くはないが3階建てである。さっと見ると10分もかからない。じっくりと見るとなかなか味わい深い。

まずは日用品。これはチェスの駒である。欲しい‥。でも、非売品である。なぜこけている駒があるのかはわからない。チェスらしく配置したらいいと思うのだがいろいろと考えがあるのだろう。

「骨休めしています」。こういうものもなかなか楽しい。働いているときなら職場の部屋の前につるしておいただろう。

これは写真にするとわからないが立体的に見える絵である。なかなか素晴らしい。

踊る骸骨もいる。

曲に合わせて目を光らせながら楽しく激しく踊る。

このシャレコーベ君は右の指示通り話しかけると面白い。ネタをすべて紹介したらつまらないのでどうなるかは書かない。

その他、楽しめる骸骨ちゃんがたくさんいる。

 

次に芸術品のシャレコーベである。たくさんある。

これはなかなか派手でよろしい。

前には象牙のシャレコーベ。今は入手できないだろう。後ろの骸骨が面白い。

アステカ時代のクリスタルスカル。当時硬いクリスタルをどのようにして彫刻したのか分かっていないそうだ。執念だろうね。

色々な石でも作られている。

本物の変形頭蓋骨。1500年前のペルーの王族のものと言われている。

あとは、いろいろな人類のものがたくさん展示してあり見ごたえがある。こういう彫刻されたものもある。

 すべてをここで紹介すると行く楽しみがなくなるのでこれまでにする。45分間で1組の予約制なので私は一人でじっくりと楽しめた。

 帰るときに試験問題の提出を求められた。やっていないというとその場で書かされた。課題をやっていない生徒の気持ちがよくわかる。しかし、そこは真面目に見ていた強みだ。全問正解であった。正解するとこんな御褒美がついてくる。

 通し番号が降ってあるのが素晴らしい。しかも、手書きである。

 お土産に何かないかと聞くとTシャツが今セール中とのことであった。1500円のものがなんと500円。迷うことなく購入してしまった。でも、これから冬。しばらくタンスの中にいることになる。

 予約するということが私にとってはすごく高いハードルになるが、中へ入ってじっくりと見るととても素晴らしい。芸術鑑賞と学問的な楽しみとおもちゃ類が色々とみられて楽しいところであった。