13日。天気は良い。年末に自転車のオーバーホールをした。その時にワイヤーをすべて交換した。最近伸びが出てきたので調整をするために自転車屋へ行くことにする。以前ディレイラー(後ろの変速機)のワイヤーの張りを自己流で調整してえらい目にあったのでプロに任せることにする。ただそれだけのために出かけるのもあほらしいので気持ちよさそうな道を選ぶ。
スタートは国道2号線の神崎大橋である。ここから淀川まで自転車道路が整備されている。
道路と分けられているのがいい。快適に走ると。JR神戸線をくぐる。この手前で堤防の内側に入る。
神戸線を過ぎると自動車は堤防の上を走る。自転車は河川敷を走る。前に見えている橋をくぐると新幹線が見えてくる。
新幹線のところで左手に猪名川が別れる。私は右に進む。
阪急電車の神戸線をくぐり、宝塚線に着く。高架下では子供たちが集まって遊んでいる。学校が休みで退屈であろう。
JR東海道線の下に着くと、貨物列車が通過した。私の好きなEF66が牽引していた。
さらに進むと、おおさか東線の橋梁がある。頑張ってこの線を開通させたのだが、特に奈良と新大阪や神戸を結ぶ運用はしていない。阪神と近鉄は神戸と奈良を結んで運用している。頑張ってほしいものだ。
高浜橋のところで左から安威川が合流する。この川の上流ではダムを建設中である。本当に必要なものかよくわからない。
もう少し行くと別の川が合流する。地図を見ると変な感じに流れている。何かいわれがあるような感じである。この合流部には水門もある。
淀川との合流の手前で道は堤防の道路へ上がる。
淀川の堤防へはこの信号を渡る。なかなか青にならない。
堤防上を上流側に進むと神崎川の分岐が見える。ここで淀川の水が神崎川に流れ込む。
この広々とした淀川を下流に向けて進む。ここからは向かい風になる。
堤防には土筆がたくさん生えている。ちょうど今が盛りである。
豊里大橋で道は左手に下り河川敷に降りる。ここからしばらく河川敷を走る。
少し行くと、菅原城北大橋に着く。私の行く自転車屋はここを渡って一寸行ったところにある。いったん堤防へ登る。堤防から橋に入れるのがいい。
橋を渡る。向こう岸には「わんど」という人工の池みたいなものがある。「イタセンバラ」という珍しい魚が生息している。しかし、外来魚の影響もあるみたいである。
橋を渡ってまっすぐと進むと目的の自転車屋に到着する。親切なスタッフに調整方法を聞いて調整してもらう。このショップは技術は高く安心して任せることができる。最近の自転車の動向も聞く。もう今ではブレーキは油圧式のディスクブレーキになっているとのことであった。かなり高性能なので使いではいいとのことである。ただ、私の自転車に取り付けることはできない。新車の購入が必要とのことであった。「・・・30万円・・・お買い得ですよ。」と優しいセールストークが胸にしみこむ。今の自転車はまだ1万5千kmしか走っていない。新車はまだ先のことになるだろう。というより、そのころは自転車とともに私の体もガタガタになっている可能性が高い。ディスクブレーキはかなわないのかもしれない。いや、頑張って体を保つようにしよう。などと、思って店を出た。
12時を過ぎていたので関西スーパーで弁当を買い城北公園で食べる。
1個増量にひかれて買ってしまった。左上のやつが増量のものみたいである。「大盛り」とか、「増量」とかいう言葉についつい反応してしまう。タルタルソースをかけてみる。
こういう弁当にしたら野菜が入っているのがうれしい。
食べていると雀が集まってきた。フライのかすを撒くと近くまで寄ってきてついばむ。なかなかかわいい。
ここからまた橋を渡り下流へと進む。堤防にはヒメオドコソウがピンクの花を咲かせていてなかなか春らしい。
新大阪のあたりには、淀川の洗堰がある。ここで海水が上流に上がってくるのを止めている。
河川敷をすずっと進んで、国道2号線の淀川大橋で堤防に上がる。ここが終点になる。
2号線を神戸方面に進むとスタート点の神崎大橋に着く。その手前には一等水準点があった。これは、国道沿いにあり、その場所の高度を正確に決める点である。
今日は自転車の調整もうまくいったし、いいコースを走ることができた。いい一日であった。