ウォルトが制作した映画公開だっかの、日とかで記念日。

己にとっては友人他界の天国記念日でもありますが、

どんな巡り合わせかはわからぬが、

その人にも時計が、遺品となってしまい、縁がある。

一年数ヶ月のオーバーホールで回復したミッキー手巻き時計。

一度ニューヨーク行きで同行。

某飛行機会社の女性客室係りの人が、目ざとく

これを見て、プレミア商品だとかと教えてくれた。

 

 

その頃はこれの持ち主がいたものの

その後は主が変わると共に作動を停止してしまった。

10年後、何気なくこのままではと地元の時計店に相談の末

託すことにしたのだ。

 

モノには人との記憶とそれを纏う物語がある。

まだただの浦安だったはるか昔、ここにディズニーランドができるんだ、と

語った友人のことも。

山本周五郎の「青べか物語」の、それと小林正樹の「人間の条件」で

ロケできなかった満州の土地がわりにに使われたここにか…と。

 

それが実現された時、ディズニーランドはデートでいかないといけないところだと

別の友人から呪いの言葉をかけられ、全くの隣近所の遊園地に遊びにも行けず。

行ったのは、出来上がってすでに何周年かを周りに回って

ありふれた事態になってからだ。