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□ 新・基本英文700選:021.
Though it looked like rain this morning, it has turned out to be a fine day.
今朝は雨が降りそうだったが,よい天気になった.

〈Though 〔it〕 looked {like rain} {〔this morning〕}〉, 〔it〕 has


turned 〈out〉 {to be a fine day}.


【重要な構文・文法事項】
●turn out to be C《S V C》
   ● 結局C(ということ)になる

○turn out to be C《S V C》(◆to be Cは「to不定詞の形容詞的用法〔叙述用法〕」)
    ① 結局Cであることがわかる,Cと判明する
   ☞ ② 結局C(ということ)になる
○It turn out that─《S V》(◆Itは「形式主語」,that─は「真主語」)
○It turn out ─《S V》(◆Itは「形式主語」,that─は「真主語」)
    ① 結局─ということがわかる,結局─と判明する
    ② 結局─ということになる
【記憶すべき構文・文法事項・慣用語句】
●though─(◆thoughは「譲歩の副詞節を導く接続詞」)
   ● ─のだけれども,─のであるが,─のにもかかわらず
●look like N《S V C》(◆likeは前置詞)
   ●Nになりそうである,Nの気配がする
○though─(◆thoughは「譲歩の副詞節を導く接続詞」)
   ☞ ① ─のだけれども,─のであるが,─のにもかかわらず
    ② ─かもしれないが,たとえ─としても
    ③〔従属節が主節のあとに従って〕(読み下して)とは言っても─のではあるが,
     もっとも─のであるが
○look like N《S V C》(◆likeは前置詞)
    ①Nに似ている
    ②(外見から)Nのように見える[思われる]
   ☞ ③Nになりそうである,Nの気配がする
【文法的分析】
〈Though it looked like rain this morning〉:副詞節
Though:接
〔it〕:S’
天候を表す非人称のit
~~~~~
《lookを不完全自動詞と考えると》
looked:V’②
{like rain}:C’
like:前
〔rain〕:PO
《look likeを完全他動詞と考えると》
looked like:V’③
〔rain〕:O’
~~~~~
〈〔this morning〕〉:M’
時を表す副詞的対格
〔it〕:S
天候を表す非人称のit
has turned〈out〉:V②
{to be a fine day}:C
to be:a|(V②)
〔a fine day〕:(C)
【単語】
look
    〈動②〉C(のよう)に見える,Cに似ている
like
    〈前〉~のような,~に似た(◆ このlikeと共に用いることのできる動詞はbe,
    feel, look, seem, smell, sound, tasteなど)
    〈接〉〔様態の副詞節を導いて〕《口語》─するように(as, the way);《主に米
    口語》(まるで)─するかのように(as if─)
turn
    〈動②〉(変わって)Cになる(◆Cは「状態を表す形容詞または無冠詞の単数
    名詞」)
【文法・語法】
★look like N
 look like Nのlookは,ロイヤル英和・新グローバル・プログレッシブには自動詞の項に第2文型での記載あり(like NがaCとなる),ロイヤル英和・新グローバル・G4・ライトハウスには成句の項にlook like Oの記載あり.
【代替例文】
★turn out to be C
□ 入試英語最重要構文540:178
I cannot help feeling that the attempt has turned out to be a failure.
その試みは結局失敗であったと感じないではいられない.




□ 新・基本英文700選:022.
Some day you will come to realize the importance of saving.《英》
いつかは君も貯蓄の重要さを悟るようになるだろう.

〈〔Some day〕〉 〔you〕 will come {to realize the importance of


saving}.


【重要な構文・文法事項】
●come to V《S V C》
(◆to Vは「to不定詞の形容詞的用法〔叙述用法〕」,Vは「状態動詞」)
   ●Vするようになる

○come to V《S V C》
(◆to Vは「to不定詞の形容詞的用法〔叙述用法〕」,Vは「状態動詞」)
   ☞ ①Vするようになる
    ②〔howで始まる疑問文で〕(たまたま)Vすることになる,Vするはめになる
○come to V《S V A》
    ○Vしに来る[行く]
【記憶すべき構文・文法事項・慣用語句】
●sóme dày《英》〈副〉
   ●(通例,遠い未来の)いつか,そのうち
ⓐsómedày《米・英》〈副〉
ⓑsóme dày《英》〈副〉
    ○(通例,遠い未来の)いつか,そのうち
◆《米》ではsomedayと1語に,《英》ではsome dayと2語にもつづる.
◆ 過去の「いつか」というときにはone day, the other dayなどを用いる.
◆Let's do it sóme dáy next week.(来週の何曜日かにそれをしよう)のsome dayとのアクセントの違いに注意.
○sóme dáy
    ○(未来の)いつ(の日)か(◆ ある特定の名指されていない日)
【文法的分析】
〈〔Some day〕〉:文M
時を表す副詞的対格
〔you〕:S
~~~~~
《comeを不完全自動詞と考えると》
will come:V②
{to realize the importance of saving}:C
to realize:a|(V③)
to不定詞の形容詞的用法〔叙述用法〕
〔the importance ←{of saving}〕:(O)
《come toを助動詞と考えると》
come to realize:V③
〔the importance ←{of saving}〕:O
~~~~~
【単語】
some day (or other)
    〔副詞的に〕(未来の)いつか,そのうち,ある日(◆「過去のある日」はone day)
some N or other
some N or another
    《略式》何(ら)かのN,だれか[どこか/いつか]あるN
realize
    〈動③〉Oを悟る[理解する],Oに気づく,Oがわかる;O〔that節・wh節〕
    のだと[のかが]わかる[気づく];O〔希望・計画など〕を実現[現実化]す
    る
importance
    〈名〉重要性,重大性;意義,価値
saving
    〈名〉節約,倹約,省力;(費用・経費の)節減,切り詰め;割引
savings
    〈名〉預金,貯蓄(額),蓄え(た金)
【参考】
★come to V(◆Vは状態動詞) Vするようになる
 come to Vのcomeは,ロイヤル英和・プログレッシブでは自動詞の項に第2文型での記載あり,G4・ライトハウスでは自動詞の項に《S V to do》の記載あり,新グローバルでは成句の項に記載あり.ランダムハウスでは自動詞の項に記載があり《補語を伴って》とあります(つまり第2文型).
◆come toのcomeは,「はじめての英文法・英語構文詳解」では『come:1 to realize:副→come 3』と完全自動詞(①)としていますが,辞書では上記(cf. 【文法・語法】)のように文型を明記しているものでは,不完全自動詞(②)としているものしかありませんでした.
◆savingは「貯蓄」の意味ではsavingsと複数形で用いられるようなので,この例文では「節約,倹約」と訳するのが正しいと思います.
『■022(rururice 2015-06-16 13:50:10)
— Some day you will come to realize the importance of saving. (022)
ここでの saving の品詞は動名詞。saving が名詞で使われるとするなら無冠詞はおかしい。
the importance of reading
the importance of being honest
と同様に動名詞と考えて、訳はやっぱり貯蓄。』
【代替例文】
★come to V《S V C》
□ 英語必修例文600:124
Many people have come to depend on the automobile as their main means of transportation.
多くの人々が主要な交通手段として車に依存するようになった.




□ 新・基本英文700選:023.
While cleaning my room yesterday evening, I happened to find an old photograph of my mother.
昨晩部屋を掃除しているうちに,たまたま母の昔の写真が出てきた.

〈While cleaning 〔my room〕 〈yesterday evening〉〉, 〔I〕 happened


{to find an old photograph of my mother}.


【comment】
happen to─「偶然─する」
【重要な構文・文法事項】
●happen to V《S V C》(◆to Vは「to不定詞の形容詞的用法〔叙述用法〕」)
   ● たまたま[偶然]Vする
○happen to V《S V C》(◆to Vは「to不定詞の形容詞的用法〔叙述用法〕」)
   ☞ ① たまたま[偶然]Vする
    ②〔疑問文で〕ひょっとして[もしかして]Vする
【記憶すべき構文・文法事項・慣用語句】
●while V-ing〔接続詞を伴う分詞構文〕
   ●Vしている間[うち]に

○while V-ing〔接続詞を伴う分詞構文〕
   ☞ ①〔時〕Vしている間[うち]に
    ②〔付帯状況〕Vしながら
【文法的分析】
~~~~~
《主語+be動詞の省略と考えると》
〈While cleaning my room yesterday evening〉:副詞節
while:接
〔(I)〕:S’
(was) cleaning:V’③
〔my room〕:O’
〈〔yesterday evening〕〉:M’
時を表す副詞的対格
yesterdayは「名詞の形容詞的用法」でeveningを修飾する.
《接続詞を伴う分詞構文と考えると》
〈While cleaning my room yesterday evening〉:接続詞を伴う分詞構文
While:接
cleaning:adv|(V③)
〔my room〕:(O)
〈〔yesterday evening〕〉:(M)
時を表す副詞的対格
~~~~~
〔I〕:S
happened:V②
{to find an old photograph of my mother}:C
to find:a|(V③)
to不定詞の形容詞的用法〔叙述用法〕
〔an old photograph ←{of my mother}〕:(O)
【単語】
while
    〈接〉─する間に(は),─するうち(に),─と共に,─と同時に(◆whileに
    導かれる節の主語は主節の主語と同じ場合にはしばしば動詞 be と共に省略され
    る.);─なのに,しかるに(whereas) ,ところが一方;同時に,〔主に新聞雑
    誌口調で〕そして(and);〔文頭で〕─とはいえ,─であるが(although)
【文法・語法】
★接続詞whileに導かれた「時を表す副詞節」におけるS+beの省略
『(cf. ロイヤル英文法p.610)接続詞 従位接続詞 時・場所の副詞節を導く接続詞
 時の副詞節を導く接続詞 while:ある長さを持った期間をいうときに用いる.「~するあいだは[に]」の意味を表す. [注] 副詞節における〈主語+be〉の省略:while, whenなどに導かれる節の主語が主節の主語と同じ場合,〈主語+be動詞〉がよく省略される.』
【参考】
★happen to V
 happen to Vのhappenは,ロイヤル英和・サンライズクエスト・旺英中・プログレッシブ・ライトハウス・ルミナスでは第2文型での記載あり,新グローバルでは《S V A》(第1文型の特殊型)との記載あり,G4・研英大では自動詞で《S V to do》(第1文型か第2文型の明示なし)との記載あり.
 「はじめての英文法・英語構文詳解」では『happened:1』と完全自動詞(①)としています.しかし完全自動詞(第1文型)としている辞書は新グローバルだけでしたので採用せず,ここでは第2文型としました.
【代替例文】
★happen to V
□ 入試英語最重要構文540:109
私たちはたまたま同じ列車に乗り合わせた.
We happened to take the same train.
□ 英語必修例文600:353 cf. (1)
話の出来る静かな場所をひょっとしてご存じではありませんか.
Do you happen to know a quiet place where we can talk?




□ 新・基本英文700選:024.
He often fails to keep his promises.
彼は約束を守らないことがよくある.

〔He〕 〈often〉 fails {to keep his promises}.


〔He〕 〈often〉 fails 〔to keep his promises〕.


【comment】
fail to─「─しない」
【重要な構文・文法事項】
●fail to V《S V C》or《S V O》
(◆to Vは「to不定詞の形容詞的用法〔叙述用法〕」または「to不定詞の名詞的用法」)

   ●Vしない,Vできない,Vし損なう,Vするのを怠る
【文法的分析】
〔He〕:S
~~~~~
《failsを不完全自動詞と考えると》
fails:V②
{to keep his promises}:C
to keep:a|(V③)
to不定詞の形容詞的用法〔叙述用法〕
〔his promises〕:(O)
《failsを完全他動詞と考えると》
〈often〉fails:V③
〔to keep his promises〕:O
to keep:n|(V③)
to不定詞の名詞的用法
〔his promises〕:(O)
~~~~~
【参考】
★fail to V
 fail to Vのfailは,ロイヤル英和は第2文型としており,ユニコン・研英中・研英大・ライトハウス・アンカーコズミカでは自動詞の項に《S V to do》の記載あり.ランダムハウス・旺英中・新グローバル・プログレッシブ・G4では他動詞の項に第3文型での記載あり.G大では自動詞の項と他動詞の項に《S V to do》の記載あり.
◆fail to Vは,「はじめての英文法・英語構文詳解」では『fails:3』と第3文型としていますが,「勝手に英文解釈」には文型の記載はありませんでした.
【代替例文】
★fail to V
□ 入試英語最重要構文540:250
我々はしばしば,どの程度まで他人に依存しているか,気がつかないことがある.
We often fail to realize the extent to which we depend on others.
□ 入試英語最重要構文540:318
大変な努力にもかかわらず,彼は成功しなかった.
After all his efforts, he failed to succeed.
□ 英語必修例文600:307
兵士は,軍の検問所で停止しなかったトラックに銃撃を始めた.
Soldiers opened fire on a truck which failed to stop at an army chekpoint.
□ 英語必修例文600:577
緊急安保理は危機の解決策を提案できないでいる.
The emergency Security Council meeting has failed to come up with any solutions for the crisis.




□ 新・基本英文700選:025.
Don't forget to write to your parents at least once a month.
少なくとも月に一度は両親に手紙を出すことを忘れてはならない.

Don't forget 〔to write to your parents at least once a month〕.


【重要な構文・文法事項】
●forget to V《S V O》(◆to Vは「to不定詞の名詞的用法〔目的語〕」)
   ●Vするのを忘れる,Vし忘れる
○forget V-ing《S V O》(◆V-ingは「動名詞」)
    ○Vしたことを忘れる
【記憶すべき構文・文法事項・慣用語句】
●write to N《S V A》
   ●Nに手紙を書く,Nに手紙を書き送る
●at least〈副〉
   ●〔通例修飾する語(句)の前・後で〕少なくとも,最低に
    見積もっても(at the mininum)
●once a month
   ● 月に1度

○write O to V《S V O C》(◆Oは「人」でto Vの「意味上の主語」,to Vは「to不定詞の名詞的用法」)
    ○OにVするようにと手紙を書く
○at least〈副〉
   ☞ ①〔通例修飾する語(句)の前・後で〕少なくとも,最低に見積もっても(at the
      mininum)
    ②〔文修飾〕せめて,ともかく(at any rate)
○a N(◆Nは「単位を表す語〔数量・期間を表す名詞〕」)
    ○Nにつき,Nごとに,毎N
【文法的分析】
Don't forget:V③
〔to write to your parents at least once a month〕:O
to write:n|(V①)
to不定詞の名詞的用法
〈to your parents〉:(A)
〈〈t least〉→〈once a month〉〉:(M)
〈once ←〈a month〉〉:adv
~~~~~
《a monthを副詞句と考えると》
〈a month〉:adv
a:前
month:PO
《a monthを副詞的対格と考えると》
〈〔a month〕〉:adv
a:不定冠詞
month:n
~~~~~
【単語】
forget
    〈動③〉Oを忘れる,O〔過去のこと〕が思い出せない
write
    〈動①〉(~に)手紙を書く[出す](to~)
    〈動③〉O〔手紙〕を書く;O〔that節〕と書く;O〔人〕に手紙を出す
    〈動④〉IO〔人〕にDO〔手紙など〕を書く[出す](=write DO to IO);IO〔人〕
    にDO〔that節〕と手紙で知らせる
a / an
    〈前〉または〈不定冠詞〉
    〔通例数表現のあとで〕~につき,~ごとに(◆ 不定冠詞として扱う場合もあ
    る.このa(n) は語源的には前置詞に由来するとされる.)
once (in) every six months
     6か月に1度(cf. ライトハウスp.977)
【文法・語法】
★「~につき」(=per)という意味を表すa / an
 「~につき」(=per)という意味を表すa / anは不定冠詞とする辞書が多いが,元来は前置詞であったとされる.「~につき」を表す a / an は,単位を表す語に付くのが普通である.「前置詞である」とする説と「前置詞ではない」とする説がある.
『(cf. ロイヤル英文法p.146)冠詞 冠詞の種類と用法
 不定冠詞の一般用法 その他の一般用法 「~につき」(=per)という意味を表す *aはふつうの口語調.perは改まった実務英語などに用いる.』
『(cf. 現代英文法講義p.465)冠詞
 不定冠詞 「…につき」(per)の意味を表すa / anは,歴史的にはOEの前置詞an / onの弱まり形だから,つまり,語源が違うのだから,学習辞典ではともかく,学問的には不定冠詞とは区別するべきものである(現に,OEDでは,別見出し). (i) a. twice a week(週2回)/275 kilos an hour(1時間275キロ) b. We have English three hours a week.(英語が週3時間ある)』
『(cf. プログレッシブp.2:aの前置詞の項)
 …ごとに;…につき(per)』
『(cf. 新グローバルp.1:a, anの不定冠詞の項)
 〈単位を表す語に付けて〉1.. について.』
『(cf. ロイヤル英和p.1:a, anの不定冠詞の項)
 …について《◆本来はon (prep)》』
『(cf. G大:a, anの形容詞の項)
 [a(n)+数量・期間を表す名詞]…につき(each),…ごとに(every)《◆a(n)は前置詞ではない》( → per)』
【参考】
◆at least once a monthの修飾関係は,「はじめての英文法・英語構文詳解」では『at least:副→once once:副→a month a+時間・数量を表す語:副 ~につき』としています.
★write O to V
 サンライズクエスト・旺英中・プログレッシブ・ライトハウスでは第5文型,ランダムハウスG大・G4では《S V O to do》のような表記で,その他の辞書ではこの形は記載されていませんでした.
【代替例文】
★forget to V
□ 入試英語最重要構文540:435
I was in such a hurry that I forgot to lock the door.
私は非常に急いでいたので,ドアの鍵をかけるのを忘れてしまった.
□ 英語必修例文600:210. cf.
Don't forget to take an extra pair of shoes.
予備の靴を持って行くのを忘れないように.
□ 英語必修例文600:548
“Don't forget to take an umbrella with you.” “No, I won't.”
「忘れずに傘をもって行きなさいよ」「はい,忘れません」




□ 新・基本英文700選:026.
Would you mind waiting another ten minutes?
もう10分ほどお待ちくださいませんか.

Would 〔you〕 mind 〔waiting another ten minutes〕?


【comment】
Would [Do] you mind opening the window?「窓をあけてくださいませんか」
cf. Would [Do] you mind my opening the window?(まどをあけてもいいですか)
【重要な構文・文法事項】
●mind V-ing《S V O》
   ●〔否定文・疑問文で〕Vするのをいやがる[迷惑に思う]
●Would you mind V-ing?
   ●Vしていただけませんか,Vしてくださいませんか
    (← Vすることをお願いしたいが迷惑に思いますか)
○Do you mind V-ing?《S V O》
     ○Vしてくれませんか
ⓐDo you mind my V-ing?《S V O》
ⓑDo you mind me V-ing?《口語》《S V O C》
     ○Vしてもいいですか
ⓐWould you mind my V-ing?《S V O》
ⓑWould you mind me V-ing?《口語》《S V O C》
    ○Vしてもよろしいでしょうか,Vしても構いませんか
【文法的分析】
Would:aux
〔you〕:S
mind:V③
〔waiting another ten minutes〕:O
waiting:n|(V①)
〈〔another ten minutes〕〉:(A)
時を表す副詞的対格
時間・距離を表すforは省略される場合がある(cf. ロイヤル英文法p.667).
【単語】
mind
    〈動③〉〔否定文・疑問文で〕Oを迷惑に思う,Oをいやがる
【文法/
語法】
★mind V-ing 
『(cf. ロイヤル英文法pp.536-537)動名詞 動名詞と現在分詞・不定詞 動名詞と不定詞
 動名詞だけを目的語にとる動詞 すでに起こったことや,当面の事柄にどう対処するかといった動詞が多く,一般論にも用いる.やめたり,避けたりするような消極的な動詞に多い. ◆ 動名詞だけを目的語にとる動詞 mind(いやがる)』
【参考】
◆waitingの品詞は,「はじめての英文法・英語構文詳解」では『waiting:動名詞で目的語 3』と完全他動詞(③)としていますが,完全他動詞の場合は「〔順番・機会・命令など〕を待つ」という意味になるので,この場合は完全自動詞(①)だと思います.
【代替例文】
★Would you mind V-ing?
□ 入試英語最重要構文540:097
“Would you mind putting her on the phone?”
“Not at all.”
「彼女を電話に出して頂けませんか.」
「かしこまりました.」
□ 入試英語最重要構文540:185
Would you mind not smoking?
タバコを吸わないで頂けますか.
□ 英語必修例文600:193
Would you mind saving my place while I go and phone home?
家に電話をかけに行っている間,席を取っておいて頂けますか.




□ 新・基本英文700選:027.
I remember reading the book three times when I was young.
私は青年時代にその本を三回読んだ覚えがある.

〔I〕 remember 〔reading the book three times 〈when 〔I〕 was


{young}〉〕.


【comment】
remember ─ing「─したことを覚えている」.
cf. remember to ─(忘れずに─する)
【重要な構文・文法事項】
●remember V-ing《S V O》
   ●Vしたことを覚えている

○remember to V《S V O》(◆to Vは「to不定詞の名詞的用法〔目的語〕」)
    ○忘れずにVする,Vすることを覚えている
【文法的分析】
〔I〕:S
remember:V③
〔reading the book three times when I was young〕:O
reading:n|(V③)
〔the books〕:(O)
〈〔three times〕〉:(M)
回数を表す副詞的対格
〈when I was young〉:(副詞節)
when:接
〔I〕:S’
was:V’②
{young}:C’
【単語】
remember
    〈動③〉Oを覚えている;Oを思い出す
    〈動①〉覚えている,思い出す
forget(forget─forgot─forgotten)
    〈動③〉Oを忘れる;O〔過去のこと〕が思い出せない
    〈動①〉忘れる
【文法・語法】
★remember V-ingとremember to V
『(cf. ロイヤル英文法p.538)動名詞 動名詞と現在分詞・不定詞
 動名詞と不定詞のいずれをも目的語にとる動詞 意味上はっきりした差があるもの ① 不定詞は述語動詞の時制より先の時を表し,動名詞は述語動詞の時制より以前の時を表すもの remember(覚えている),forget(忘れる),regret(後悔する) Please remember to wake me up at six. 【依頼】(6時に私を起こすのを忘れないで下さい) I remember seeing him at his office. (彼に事務所で会ったのを覚えている)*remember having seenとしてもよいが,する必要はない.』
【代替例文】
★remember V-ing
□ 入試英語最重要構文540:186
I remember seeing her once on the street.
一度彼女に路上で会ったことを覚えている.
□ 英語必修例文600:209
She remembers seeing him leave an hour ago.
彼女は1時間前に彼が出て行くのを見たことを覚えている.




□ 新・基本英文700選:028.
Seeing me, they suddenly stopped talking.
ぼくの姿を見ると,彼らは急に話をするのをやめた.

〈Seeing me〉, 〔they〕 〈suddenly〉 stopped 〔talking〕.


【comment】
Seeing me=When they saw me
【重要な構文・文法事項】
●stop V-ing《S V O》
   ●Vするのをやめる
○stop to V《S V M》(◆to Vは「to不定詞の副詞的用法」)
    ①〔目的〕立ち止まってVする(← Vするために立ち止まる);
    ②〔結果〕手を休めてVする(← Vするために手を休める)
【記憶すべき構文・文法事項・慣用語句】
●V-ing〔分詞構文:単純形・能動態〕
   〔時〕Vすると,Vしているうちに

○V-ing(◆ 分詞構文〔単純形・能動態〕)
(◆ 分詞が表す動作・状態は,述語動詞が表す「時」と同じ時を表す.文中や文頭に置く場合はコンマで切る.)
   ☞ ①〔時〕Vすると,Vしているうちに
    ②〔原因・理由〕Vするので
    ③〔付帯状況〕Vしながら
    ④〔条件〕Vすれば
    ⑤〔譲歩〕たとえVするとしても
【文法的分析】
〈Seing me〉:分詞構文〔時〕
Seeing:adv|(V③)
〔me〕:(O)
〔they〕:S
〈suddenly〉stopped:V③
〔talking〕:O|(V①)
【単語】
stop
    〈動③〉O〔(進行中の)行為〕をやめる[中断する];O〔動いているもの〕を    止める[停止させる];O〔人・事など〕を中止させる
    〈動①〉止まる,立ち止まる;中断する,手を休める
【文法・語法】
★stop V-ing
『(cf. ロイヤル英文法pp.536-537)動名詞 動名詞と現在分詞・不定詞 動名詞と不定詞
 動名詞だけを目的語にとる動詞 すでに起こったことや,当面の事柄にどう対処するかといった動詞が多く,一般論にも用いる.やめたり,避けたりするような消極的な動詞に多い. ◆ 動名詞だけを目的語にとる動詞 stop(やめる)』
『(cf. ライトハウスp.1392:stopの他動詞の項)
 [語法] stop+doingとstop+to do stopの意味の違いで文型が異なることに注意:He stopped smoking. [V+O(動名)] 彼はたばこを(吸うのを)やめた / He stopped to smoke. [V+to不定詞] 彼はたばこを吸おうと立ち止まった[手を休めた],彼は仕事の手を休めてたばこを吸った《自動詞の意味》.』
『(cf. 「勝手に英文解釈」)
 stopするのは今進行中のことで,これからやること(to do)ではない.』
【代替例文】
★stop V-ing《S V O》
【例文】
□ 英語必修例文600:208
They stopped encouraging people to cultivate rice.
米を作るよう住民に奨励するのをやめた.
□ 英語必修例文600:460 cf.
It's high time we stopped treating Nancy like a child.
ナンシーを子供扱いするのはそろそろ止める時だ.




□ 新・基本英文700選:029.
As I was free yesterday for the first time in years, I enjoyed playing tennis with my friends.
昨日は久しぶりにひまだったので,友人とテニスを楽しんだ.

〈As 〔I〕 was {free} 〈yesterday〉 〈for the first time in years〉〉,


〔I〕 enjoyed 〔playing tennis with my friends〕.


【comment】
cf. after a long time「久しぶりに」.
The father and son met after a long separation.(親子は久しぶりに会った) (52)
【重要な構文・文法事項】
●enjoy V-ing《S V O》
   ●Vするのを楽しむ
【記憶すべき構文・文法事項・慣用語句】
●as(◆asは「副詞節を導く接続詞」)
   ●〔理由〕─(する)ので
●for the first time in years
   ● 久しぶりに,数年ぶりに,何年かぶりで

○as─(◆asは「副詞節を導く接続詞」)
    ①〔時〕─(する)ときに,─(し)ながら
    ②〔比例〕─(する)につれて
   ☞ ③〔理由〕─(する)ので
    ④〔様態〕─(する)(のと同じ)ように,─(する)通りに
    ⑤〔譲歩〕《格式》─ではあるが
○for the first time〈副〉
    ○ 初めて
○in years〈副〉
    ○《略式》何年も(の間),数年ぶりに(cf. ルミナス英和)
    ○《米》何年も(の間),長年(にわたって)(cf. ランダムハウス英和大)
     (◆ この文では形容詞句として用いられていると思う.)
○for the first time in X years(◆Xは「数字」)
    ○X年ぶりに
○for the first time in one's life
    ○ 生まれて初めて
【文法的分析】
〈As I was free yesterday for the first time in years〉:副詞節
As:接
〔I〕:S’
was:V’②
{free}:C’
〈yesterday〉:M’
〈for the first time in years〉:M’
for:前
〔the first time ←{in years}〕:PO
〔I〕:S
enjoyed:V③
〔playing tennis with my friend〕:O
playing:n|(V③)
動名詞
〔tennis〕:(O)
〈with my friend〉:(M)
【単語】
enjoy
    〈動③〉Oを楽しむ
【文法・語法】
★in years
『(cf. ライトハウスp.1668:yearの名詞の項)
 in years [副] 何年も(の間),数年ぶりに:I haven't seen her in years. 彼女には何年も会っていない.』
★enjoy V-ing
『(cf. ロイヤル英文法pp.536-537)動名詞 動名詞と現在分詞・不定詞 動名詞と不定詞
 動名詞だけを目的語にとる動詞 すでに起こったことや,当面の事柄にどう対処するかといった動詞が多く,一般論にも用いる.やめたり,避けたりするような消極的な動詞に多い. ◆ 動名詞だけを目的語にとる動詞 enjoy(楽しむ)』
【参考】
★yesterday for the first time in years
「はじめての英文法・英語構文詳解」では『for the first time in years:成句』とのみ書かれています.「勝手に英文解釈」では『for the first time in years:数年のなかで初めて→そういう意味の久々。yesterdayが前にくるのが分からない As I was free for the first time in years yesterdayでもけっこうHITしたが、前者の方が多かった。』と解説されています.in yearsは辞書には副詞句しか記載がありませんが,「(in years)数年のうちの」「(first time)第1回目」「(for)として」と考えると,“in years”を形容詞句(a)と考え,それが名詞“first time”を修飾するのではないかと思いますが,間違っているかもしれません.
【代替例文】
★enjoy V-ing
□ 英語必修例文600:049
I'd seen the movie once before, but I enjoyed seeing it again.
その映画は前に1度見ていたが,今度も見て楽しかった.




□ 新・基本英文700選:030.
I found the book so interesting that I kept on reading it until daybreak.
その本は私には大変おもしろかったので,夜が明けるまで読み続けた.

〔I〕 found 〔the book〕 〈so interesting〉 〈that 〔I〕 kept 〈on〉


{reading it} 〈until daybreak〉〉.


【重要な構文・文法事項】
●keep on V-ing《S V C》
   ●(やめないで)Vし続ける
(◆ 動作の継続)
○keep V-ing《S V C》
    ○Vし続ける(◆ 動作の継続・反復)
○keep on V-ing《S V C》
(◆keep V-ingと同様に用いられることが多いが,keep on V-ingは特に反復を強調して話し手のいらだちを暗示する場合に好まれる.)
   ☞ ①(やめないで)Vし続ける(◆ 動作の継続)
    ② 繰り返しVする,しきりにVする(◆ 動作の反復)
【記憶すべき構文・文法事項・慣用語句】
●find O C《S V O C》(◆Cは「名詞・形容詞(句)・形容詞化した過去分詞」)
   ●OがCであることがわかる[を知る/に気づく]
●so … that─(◆…は「形容詞・副詞」)
   〔結果〕非常に…なので─
ⓐfind O to be C《S V O C》
ⓑfind O C《S V O C》
(◆Cは「名詞・形容詞(句)・形容詞化した過去分詞」)
    ○OがCであることがわかる[を知る/に気づく]
○so … that─《低頻度》(◆…は「形容詞・副詞」)
○so … ─《低頻度》(◆…は「形容詞・副詞」)
    ①〔程度〕─(する)ほど(それほど)…
   ☞ ②〔結果〕非常に…なので─
【文法的分析】
〔I〕:S
found:V⑤
〔the book〕:O
{〈so〉→ interesting}:C
〈that I kept on reading it until daybreak〉:副詞節 → so
that:接
〔I〕:S’
~~~~~
《onを副詞,readingを現在分詞と考えると》
kept〈on〉:V’②
{reading it}:C’
reading:a|(V③)
現在分詞の形容詞的用法
〔it〕:(O)
《onを前置詞,readingを動名詞と考えると》
kept:V’②
{on reading it}:C’
on:前
〔reading it〕:PO
reading:n|(V③)
動名詞
〔it〕:(O)
~~~~~
〈until daybreak〉:M’
【単語】
find
    〈動⑤〉OがCだとわかる[知る/気づく]
    〈動④〉IO〔人〕にDO〔物〕をさがしてやる
    〈動③〉Oを見つける
on
    〈副〉(ある動作を)続けて,どんどん,ずっと
【文法・語法】
★so … that─
『(cf.実 ロイヤル英文法p.247)接続詞 従位接続詞 目的・結果の副詞節を導く接続詞 
程度や結果を表す副詞節を導く接続詞 〈so~that ...〉 「・・・するほど~である」と「程度」を表したり,「非常に~なので・・・」と「結果」を表したりするときに,〈so~that ...〉を使う.thatは省略してもよい. 〈so~that ...〉の場合は,~の部分に形容詞か副詞を置く. He spoke so loudly that you could hear him in the next building.(彼のしゃべる声は,隣の建物でも聞こえるほど大きかった) これは,程度とも結果ともとれるが,そのこと自体は大した問題ではない.  [発展]He spoke so loudly that he could be heard by passengers on passing airliners.(彼のしゃべる声は,通り過ぎて行った大型機の乗客にも聞こえるほど大きかった) などのようになると,実際にあり得ないことを「例え」として使う誇張表現であり,使用頻度が高い.  次の2つの文は,文脈から,結果か程度かは自然にわかるので問題はない. The explosion was so small that no one even noticed it.〔結果〕(爆発はあまりにも小さくて,だれ一人気づきもしなかった) It was so hot (that) you could fry an egg on the sidewalk.〔程度〕(歩道で卵焼きが作れそうなほど暑かった)』
★keep on V-ing (やめないで)Vし続ける;繰り返しVする
『(cf. アンカーコズミカp.1015:keepの自動詞の項)
 keep on doing …し続ける(◆keep doingに比べて通例「しつこく[くり返し]…し続ける」「がまんして…し続ける」の意を含む)』
『(cf. ロイヤル英和:keepの動詞の項)
 keep on 《Vˆadv》(・・・し)続ける,根気よくがんばり続ける〈with〉;くり返し・・・する He kept on working until 80. 彼は80まで働き続けた./ keep on trying 何度も試みる / Don't keep on asking silly questions. いつまでもばかげたことを聞くな.《Vˆadv+C(-ing)》』
『(cf. 英文法解説p.342)準動詞
 S+V+現在分詞 動詞がkeepとgetの例 現在分詞は補語的な役目をする. The audience kept applauding long after the curtain came down.(幕が下りても観客はずっと拍手をし続けた) You must keep repeating the lines until they are known by heart.(暗記するまでせりふを繰り返して覚えなければならない) cf. 動作の継続または繰り返しを強調するときはkeep on ~ing〈動名詞〉となる.』
【参考】
◆keep on V-ingは,ロイヤル英和ではonは副詞でV-ingは補語としているのでV-ingは現在分詞(の形容詞的用法)と考えられますが,英文法解説(p.342)ではV-ingは動名詞としているのでonは前置詞でon V-ingで形容詞句と考えられます.keep onだけでも「続ける」という意味があるので,前者のほうが正しいような気がします.