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□ 新・基本英文700選:016.
I could not find my brother, who was to meet me at the station.
駅へ迎えに来るはずの弟の姿が見えなかった.

〔I〕 could not find 〔my brother〕, {〔who〕 was {to meet me


at the station}}.


【comment】
「予定」He is to come at three.(彼は3時に来ることになっている)
【重要な構文・文法事項】
●be to V《格式》(◆to Vは「to不定詞の形容詞的用法〔叙述用法〕」.現在・過去時制で用いる.be toは動詞の原形の前につけて助動詞のように用いられる.)
   ●〔予定〕Vすることになっている,Vする予定である
○be to V《格式》(◆to Vは「to不定詞の形容詞的用法〔叙述用法〕」.現在・過去時制で用いる.be toは動詞の原形の前につけて助動詞のように用いられる.)
◆「ビートたけしは業界人」と覚える.ビート(be to)たけしはギ(義務)ヨ(予定)ウ(運命)カ(可能)イ(意図)じん.
    ①〔義務・命令〕Vすべきである,Vしなければならない
   ☞ ②〔予定〕Vすることになっている,Vする予定である
    ③〔運命〕Vする運命である,その後Vすることとなる(◆ 主に過去時制で用
     いる.)
    ④〔可能〕Vできる(◆ 否定文・疑問文で,受動態の不定詞が続く.)
    ⑤〔意図〕Vするつもりである(◆ 接続詞ifが導く条件節で用いられる.)
    ⑥《文語》〔目的〕Vするため(のもの)である
○was to have V-en《格式》(◆to have V-enは「完了(形のto)不定詞の形容詞的用法〔叙述用

法〕」)
    ②Vすることになっていたのだが(実現しなかった)(◆ 過去において実現し
     なかった予定や計画を表す.)
【記憶すべき構文・文法事項・慣用語句】
● ─, who~(◆ whoは「関係代名詞〔非制限用法〕」)
   ● ─、そして彼[彼女/彼ら]は~
【文法的分析】
〔I〕:S
could not find:V③
〔my brother〕:O
{who was to meet me at the station}:形容詞節 → my brother
〔who〕:S’
関係代名詞〔非制限用法〕
~~~~~
《wasを不完全自動詞と考えると》
was:V’②
{to meet me at the station}:C’
to meet:a|(V③)
to不定詞の形容詞的用法〔叙述用法〕
me:(O)
〈at the station〉:(M)
《was toを助動詞と考えると》
was to meet:V’③
me:O’
〈at the station〉:M’
~~~~~
【文法・語法】
★ 関係代名詞の非制限用法
『(cf. ロイヤル英文法pp.635-638)関係詞 関係代名詞 関係代名詞の2用法』
★be to
『(cf. ロイヤル英文法pp.486-487)不定詞 to不定詞の用法 〈seem to~〉と〈be to~〉
 〈be to~〉 〈be to~〉は「~することである」という意味を表す以外に,be toで1つの助動詞に似た働きをすることが多い.この場合の〈be to~〉には次の5つの用法がある.いずれも形式ばった言い方である. (1) 予定を表す (2) 運命を表す (3) 義務・命令を表す(=should) (4) 可能を表す(=can) (5) 意思を表す』
★to不定詞が不完全自動詞の補語になる場合は形容詞的用法〔叙述用法〕
『(cf. ロイヤル英文法 p477)不定詞 to不定詞の用法
 to不定詞の形容詞用法 叙述用法 to不定詞が不完全自動詞の補語になる場合は,叙述用法となる. [注] 〈seem [appear] to …〉:これらを形容詞用法などと分類すること自体にはあまり意味がない.たとえばseem toを1つの助動詞とみる考え方もある.』
『(cf. 新マスター英文法p.417)準動詞 不定詞
 形容詞用法 叙述用法 不完全動詞の補語になる場合である. She seems to be happy.(彼女は幸福そうだ)〔=It seems that she is happy.〕 The rumor turned out to be false.(そのうわさはうそだった)〔=It turned out that the rumor was false.〕 He happened to be there.(彼はたまたまそこに居合わせた)〔=It happened that he was there.〕 「be+to不定詞」の用法 不定詞がbeの補語になる場合は(a)予定,(b)義務(=should)・命令,(c)可能(=can),(d)〔if節の中で〕意図・目的,(e)運命などを表わす. この形は現在時制と過去時制においてのみ用いられる.』
【代替例文】
★be to V〔予定〕
□ 入試英語最重要構文540:114
5時に駅で会うことになっている.
I am to meet him at five at the station.
□ 英語必修例文600:174
首相は国民へテレビ演説を行うことになっている.
The Prime Minister is to deliver a televised address to the nation.




□ 新・基本英文700選:017.
You can't go home yet. You are to stay here till the police arrive.
まだ家には帰れないよ.警察が到着するまで,ここにいなくてはいけない.

〔You〕 can't go 〈home〉 〈yet〉. 〔You〕 are {to stay here}


〈till〔the police〕arrive〉.


【comment】
「必要」I am to start at once.(私はすぐに出発しなければならない)
【重要な構文・文法事項】
●be to V
   ●〔義務・命令〕Vすべきである,Vしなければならない
○be to V《格式》(◆to Vは「to不定詞の形容詞的用法〔叙述用法〕」.現在・過去時制で用いる.be toは動詞の原形の前につけて助動詞のように用いられる.)
◆「ビートたけしは業界人」と覚える.ビート(be to)たけしはギ(義務)ヨ(予定)ウ(運命)カ(可能)イ(意図)じん.
   ☞ ①〔義務・命令〕Vすべきである,Vしなければならない
    ②〔予定〕Vすることになっている,Vする予定である
    ③〔運命〕Vする運命である,その後Vすることとなる(◆ 主に過去時制で用
     いる.)
    ④〔可能〕Vできる(◆ 否定文・疑問文で,受動態の不定詞が続く.)
    ⑤〔意図〕Vするつもりである(◆ 接続詞ifが導く条件節で用いられる.)
    ⑥《文語》〔目的〕Vするため(のもの)である
【文法的分析】
〔You〕:S
can't go:V①
〈home〉:A
〈yet〉:M
〔You〕:S
~~~~~
《areを不完全自動詞と考えると》
are:V②
{to stay here}:C
to stay:a|(V①)
to不定詞の形容詞的用法〔叙述用法〕
here:(A)
《are toを助動詞と考えると》
are to stay:V①
〈here〉:A
~~~~~
〈till the police arrive〉:副詞節
till:接
〔the police〕:S’
arrive:V’①
「時・条件を表す副詞節」では,動詞は現在形を使う.
【単語】
till
    〈接〉〔動作・状態の継続〕─するまで(ずっと);〔主節の動作の結果〕(─し
    て)ついに─,(─して)とうとう;〔否定文の主節の後で〕─するまでは(~
    しない),─して初めて(~する)
【文法・語法】
★ 副詞yet
『(cf. 英文法詳解p.513)副詞 注意すべき副詞──時に関するもの
 Yet, still, alread yetは,基本的には「今までのところ(では)」の意味で,完了の意味を含み,通常,疑問文・否定文に用いる.疑問ではふつう「もう」,否定文なら「まだ」と訳せばよい.』
★ 集合名詞police
『(cf. ロイヤル英文法p.86)名詞 名詞の種類 集合名詞 可算名詞として用いられる集合名詞
 常に複数扱いの集合名詞──policeタイプ ①集合名詞の中には,常に複数扱いされるものがある.このタイプの集合名詞は複数形をとらず,a [an]もつかない.theをつければ,全体または特定のものを表す. ②policeタイプの集合名詞の数え方: これらは複数の意味を持つから,aやoneはつけられないが,数詞や複数を示す語がつくことはある.』
★ 未来を表す現在時制
『(cf. ロイヤル英文法p.412)時制 基本時制 現在時制 現在時制の表す意味 未来の代用 時・条件を表す副詞節の中で』
【代替例文】
★be to〔義務〕
□ 入試英語最重要構文540:117
国家主義と愛国心とを混同してはならない.
Nationalism is not to be confused with patriotism.
□ 英語必修例文600:175
そんなふうに爪を噛まない方がよい.
You're not to bite your nails like that.




□ 新・基本英文700選:018.
Nothing was to be heard except the sound of the waves.
波の音のほかは何一つ聞こえなかった.

〔Nothing〕 was {to be heard except the sound of the waves}.


【comment】
「可能」Not a star was to be seen.(星かげ一つ見えなかった)
【重要な構文・文法事項】
●be to be V-en《格式(◆to be V-enは「受動態のto不定詞の形容詞的用法〔叙述用法〕」)
   ●〔可能〕Vされ得る(← Vされることができる)

○be to V《格式》(◆to Vは「to不定詞の形容詞的用法〔叙述用法〕」.現在・過去時制で用いる.be toは動詞の原形の前につけて助動詞のように用いられる.)
◆「ビートたけしは業界人」と覚える.ビート(be to)たけしはギ(義務)ヨ(予定)ウ(運命)カ(可能)イ(意図)じん.
    ①〔義務・命令〕Vすべきである,Vしなければならない
    ②〔予定〕Vすることになっている,Vする予定である
    ③〔運命〕Vする運命である,その後Vすることとなる(◆ 主に過去時制で用
     いる.)
   ☞ ④〔可能〕Vできる(◆ 否定文・疑問文で,受動態の不定詞が続く.)
    ⑤〔意図〕Vするつもりである(◆ 接続詞ifが導く条件節で用いられる.)
    ⑥《文語》〔目的〕Vするため(のもの)である
○be to be V-en《格式》(◆to be V-enは「受動態のto不定詞の形容詞的用法〔叙述用法〕」)
   ☞ ④〔可能〕Vされ得る(← Vされることができる)
    ①〔義務・命令〕Vされるべきである,Vされなくてはならない
【文法的分析】
〔Nothing〕:S
~~~~~
《wasを不完全自動詞と考えると》
was:V②
{to be heard}:C|(-V③)
受動態のto不定詞の形容詞的用法〔叙述用法〕
《was toを助動詞と考えると》
was to be heard:-V③
~~~~~
〈except the sound of the waves〉:M
except:前
〔the sound ←{of the waves}〕:PO
【単語】
except
    〈前〉〔修飾する語の後で〕~を除いて,~以外は,~のほかは
【参考】
★Nothing was to be heardの能動態
 I was to hear nothing.《S V O》であり,これの目的語nothingを主語にし,hearをbe heardに変えて受動態を作る.
【代替例文】
★be not to be V-en〔可能〕
□ 入試英語最重要構文540:115
通りには人っ子ひとり見えなかった.
Not a soul was to be seen on the street.
□ 英語必修例文600:176
帳簿はどこにも見つからなかった.
The account books were nowhere to be found.




□ 新・基本英文700選:019.
(◆『伊藤和夫「基本英文700選」をググる』認定「基本悪文176選」の一つ)
If you are to know about the real world, it can only be by inferring things about it from the appearances.
実在の世界について知りたいと思うならば,それは,実在の世界がどうなっているかを現れ(見かけ)から推測することによってのみ可能となる.

〈If 〔you〕 are {to know about the real world}〉, 〔it〕 can 〈only〉


be 〈by inferring things about it from the appearances〉.


【comment】
If … are to ─「─したいと思うならば」
【重要な構文・文法事項】
●If S be to V《格式》(◆to Vは「to不定詞の形容詞的用法〔叙述用法〕」)
   ●〔意図〕もしSがVするつもりなら,もしSがVしたい
    のなら
○be to V《格式》(◆to Vは「to不定詞の形容詞的用法〔叙述用法〕」.現在・過去時制で用いる.be toは動詞の原形の前につけて助動詞のように用いられる.)
◆「ビートたけしは業界人」と覚える.ビート(be to)たけしはギ(義務)ヨ(予定)ウ(運命)カ(可能)イ(意図)じん.
    ①〔義務・命令〕Vすべきである,Vしなければならない
    ②〔予定〕Vすることになっている,Vする予定である
    ③〔運命〕Vする運命である,その後Vすることとなる(◆ 主に過去時制で用
     いる.)
    ④〔可能〕Vできる(◆ 否定文・疑問文で,受動態の不定詞が続く.)
   ☞ ⑤〔意図〕Vするつもりである(◆ 接続詞ifが導く条件節で用いられる.)
    ⑥《文語》〔目的〕Vするため(のもの)である
【記憶すべき構文・文法事項・慣用語句】
●know about N《S V A》
   ●Nについて(詳しく)知っている[理解している]

●infer O from N《S V O A》(◆Nは「事実・前提・証拠など」)
   ●OをNから(論理的に)推察[推測/推論/判断]する
○know about N《S V A》
   ☞ ①Nについて(詳しく)知っている[理解している]
    ②Nについて(見聞して/外面的なことを/知識として)知っている,Nに気
     づいている
○don't know about N《S V A》
    ①Nについてあまり知らない[理解していない]
    ②Nについて知らない(見聞していない/知識がない),Nに気づいていない
    ③〔不確実・疑念・不賛成などを表して〕Nのことはよくわからない,Nと言え

     るか疑問である
○infer from N that─《S V O A》(◆Nは「事実・前提・証拠など」)
    ○Nから─と(論理的に)推察[推測/推論/判断]する
【文法的分析】
〈If you are to know about the real world〉:副詞節
If:接
〔you〕:S’
~~~~~
《areを不完全自動詞,knowを完全自動詞と考えると》
are:V’②
{to know about the real world}:C’
to know:a|(V①)
to不定詞の形容詞用法(叙述用法)
〈about the real world〉:(A)
《are toを助動詞,know aboutを完全他動詞と考えると》
are to know about:V’③
〔the real world〕:O’
~~~~~
〔it〕:S
=to know about the real world
can〈only〉be:V①
〈by inferring things about it from the appearances〉:A
by:前
〔inferring things about it from the appearances〕:PO
inferring:n|(V③)
〔things ←{about it}〕:(O)
〈from the appearances〉:(A)
【単語】
be
    〈動①〉〔出来事・行為などが〕行われる,起こる,生じる
infer
    〈動③〉Oを推測する
【文法・語法】
★ 意思を表すbe to
『(cf. ロイヤル英文法pp.486-487)不定詞 to不定詞の用法 〈seem to~〉と〈be to~〉
 〈be to~〉 〈be to~〉は「~することである」という意味を表す以外に,be toで1つの助動詞に似た働きをすることが多い. 意思を表す *条件節に用いるのがふつう.』
『(cf. 英文法解説p.321)準動詞 不定詞
 Be to~ If-節で 「目的」の意味が加わる.』
【参考】
◆「ググる」では,if you are to know aboutが検索であまり見つからないことを指摘しています.
『(cf. 伊藤和夫「基本英文700選」をググる)
019. If you are to know about the real world, it can only be by inferring things about it from the appearances.
 実在の世界について知りたいと思うならば、それは、実在の世界がどうなっているかを現れ(見かけ)から推測することによってのみ可能となる。
「~について知りたいと思うならば」は非常にありふれた表現のように感じられますが、<if you are to know about>をググると32件しか出てきませんでした。その多くが「700選」関連サイトです。』
 If you are to Vについて電子辞書で検索すると,どの英和辞典にも出ているので問題ないと思いますが,be to V自体が《格式》であり,あまり使われないのかもしれません.
□ ルミナス英和
If you are to keep fit, you should get more exercise.
健康でいたいのならもっと運動をすべきだ.
□ ルミナス英和
If he was to do business, I'd be ready to help him.
もし彼が商売をするとしたら私は喜んで手助けする.
□ ランダムハウス英和大
If you are to pass the exam, you must study hard.
もし試験に受かりたいのなら,一生懸命勉強しなければならない.
□ ランダムハウス英和大
If he is to remain in politics, he mustn't be squeamish.
もし彼が政界にとどまりたいと思うならばあまり潔癖であってはいけない.
□ ジーニアス英和大
If you are to succeed in your new job, you must work hard now.
(=If you mean to succeed in your new job, you must work hard now.)
今度の新しい仕事で成功するつもりなら,君は今懸命に働かねばならない.
『■019-1(rururice 2015-05-11 22:10:22 )
be to V の形は大変よく使われます。無くてはならない表現で、例えば
"Obama is to" とか "the president is to" で検索するとその使い方がよくわかります。
http://forum.wordreference.com/threads/the-president-is-to-meet-the-congressmen-tomorrow.639535/
http://www.israelnationalnews.com/News/Flash.aspx/316126#.VVCoKHB72rU
— The president is to meet the congressmen tomorrow.
— The role of the president is to visit the wounded and the bereaved families of such events.
など枚挙にいとまがないのですが、これらは全て will や be going to では交換不可能です。私人ではなく公人の行動の場合、個人の意思が強く現れる表現は避けなければならないのです。
そう考えると "If you are to know" は格式表現と言われる所以がわかるでしょう。そうです。you は国税調査に忙しい国務長官や行政長官かもしれないのです。今日の新聞でも明日の新聞でも出てくる表現です。』
『■019-2 (rururice 2015-05-11 23:05:20)
OALD
http://www.oxfordlearnersdictionaries.com/definition/english/be_2
ここを参照すると be to do の形には必要と予定しか書かれていません。要するにobligation です。
5. be to do something used to say what must or should be done
— I am to call them once I reach the airport.
— You are to report this to the police.
— What is to be done about this problem?
6. be to do something used to say what is arranged to happen
— They are to be married in June.
ここで、700選の索引を見てみると、索引にはすっきりと二つにまとめられています。
【予定】
— I could not find my brother, who was to meet me at the station. (16)
— I hear he is to go abroad to study as soon as he graduates from school. (38)
【必要】
— You can't go home yet. You are to stay here till the police arrive. (17)
— It is desirable[to be desired] that nuclear energy (should) be used for peaceful purposes. (173)
— I take it that we are to come early. (221)
— Nations are not to be judged by their size any more than individuals. (559)
のみにまとめられていることがわかります。OALDと符牒が合ってますね。
そして "可能" には、はっきりとした形を示しています。
【可能 / be to be + p.p.】
— Nothing was to be heard except the sound of the waves. (18)
— As far as the eye could reach, nothing was to be seen but sand. (533)
700選はすごいです。これだから700選はやめられません。』
【代替例文】
★If S be to V〔意図〕
□ 入試英語最重要構文540:113
世の中に出て成功しようと思うなら,もっと一生懸命勉強しなければいけません.
If you are to get on in life, you must work harder.
□ 英語必修例文600:178
この紛争地域に平和を根づかせるのであれば,歩み寄りが絶対に必要だ.
Compromise is absolutely necessary if peace is to take root in this troubled area.




□ 新・基本英文700選:020.
His plan seemed to be too difficult, but before long it proved to be practicable.
彼の計画は難しすぎるように思われたが,まもなくそれは実現できることがわかった.

〔His plan〕 seemed {to be too difficult}, but 〈before long〉


〔it〕 proved {to be practicable}.


【重要な構文・文法事項】
●seem to be C《S V C》(◆to be Cは「to不定詞の形容詞的用法〔叙述用法〕」)
   ●Cであるように見える[思われる],Cであるらしい
●prove to be C《S V C》(◆to be Cは「to不定詞の形容詞的用法〔叙述用法〕」)
   ●(人や物事が)Cであるとわかる,Cと判明する
○seem to V《S V C》(◆to Vは「to不定詞の形容詞的用法〔叙述用法〕」)
    ○Vするように思われる[見える],Vするらしい
○seem to be V-ing(◆to be V-ingは「to不定詞の形容詞的用法〔叙述用法〕)
    ○Vしているように思われる,Vしているらしい
○seem to have V-en(◆to have V-enは「完了(形のto)不定詞の形容詞的用法〔叙述用法〕」)
    ○Vしたようだ,Vしたらしい
○seem to have been C(◆to have been Cは「完了(形のto)不定詞の形容詞的用法〔叙述用法〕」)
    ○Cだったようだ,Cだったらしい
○seem to have been V-en(◆to have been V-enは「完了(形のto)不定詞の形容詞的用法〔叙述用法〕」)
    ○Vされたようだ,Vされたらしい
○prove to be C《S V C》(◆to be Cは「to不定詞の形容詞的用法〔叙述用法〕」)
   ☞ ①(人や物事が)Cであるとわかる,Cと判明する
    ②(結果として)Cとなる
【記憶すべき構文・文法事項・慣用語句】
●before long〈副〉
   ● まもなく,やがて
【文法的分析】
〔His plan〕:S
~~~~~
《seemedを不完全自動詞と考えると》
seemed:V②
{to be too difficult}:C
to be:a|(V②)
to不定詞の形容詞的用法〔叙述用法〕
{〈too〉→ difficult}:(C)
《seemed toを助動詞と考えると》
seemed to be:V②
{〈too〉→ difficult}:C
~~~~~
but:+
〈before long〉:文M
〔it〕:S
proved:V②
{to be practicable}:C
to be:a|(V②)
to不定詞の形容詞的用法〔叙述用法〕
{practicable}:(C)
【単語】
seem
    〈動②〉Cのように思われる[見える],Cらしい
long
    〈名〉長い時間,長期間
practicable
    〈形〉〔方法・提案などが〕実行可能な,実施されうる(◆practicalが使われる
    こともある)
【文法・語法】
★seem (to be) C Cのように思われる[見える],Cらしい
『(cf. G4:seemの自動詞の項)
 [語法][to beの省略]a) He seems (to be) very happy.のhappyのように程度を表す形容詞ではto beは省略できるが,She seems to be single [× seems single].(彼女は独身のようだ)のように段階的意味を表さない語の場合は通例省略不可.名詞(句)が形容詞もなく程度を表すものでないときは,to beの省略は通例不可.It seems nonsense.(それは無意味に思える)はよいが,× He seems a student.では不可.ただしHe seems like a student. は可. b) asleep, afraidなどa-の付く語も通例to be Cの型をとる. c) Cが現在・過去分詞の場合は形容詞と認められているものを除いて通例to beが必要.× She seems sleeping. は不可.』
★to不定詞が不完全自動詞の補語になる場合は形容詞的用法〔叙述用法〕
『(cf. ロイヤル英文法 p477)不定詞 to不定詞の用法
 to不定詞の形容詞用法 叙述用法 to不定詞が不完全自動詞の補語になる場合は,叙述用法となる. [注] 〈seem [appear] to …〉:これらを形容詞用法などと分類すること自体にはあまり意味がない.たとえばseem toを1つの助動詞とみる考え方もある.』
『(cf. 新マスター英文法p.417)準動詞 不定詞
 形容詞用法 叙述用法 不完全動詞の補語になる場合である. She seems to be happy.(彼女は幸福そうだ)〔=It seems that she is happy.〕 The rumor turned out to be false.(そのうわさはうそだった)〔=It turned out that the rumor was false.〕 He happened to be there.(彼はたまたまそこに居合わせた)〔=It happened that he was there.〕』
★seem to V Vするように思われる,Vするらしい
『(cf. ロイヤル英文法p484)不定詞 to不定詞の用法 〈seem to~〉と〈be to~〉
 〈seem to~〉 seem to ~「~と思われる」は,話し手の見方や判断を述べる表現で,この場合のto不定詞が名詞用法か形容詞用法かは決めにくい.seem toを1つの助動詞のように考える見方もある.』
【参考】
★prove (to be) C C (である)とわかる[判明する]
 形容詞が補語のときにはto beを省略するのが普通で,名詞が補語のときにはto beを付けるのが普通である.名詞が補語のときにto beを省略するのはイギリス英語である.
『(cf. ロイヤル英文法p.494)不定詞 to不定詞の用法 〈S+V+O+to be〉
 to beを省略できるもの ◆〈S+V+O+to be〉のto beを省略できる動詞 prove(立証する)』
『(cf. 英文法解説p.323)準動詞 不定詞 Seem to~ など
 prove to be~とturn out to be~ to beは省略されることが多い.』
『(cf. G大:proveの自動詞の項)
 [SV(to be)C/to do]〈人・事が〉…であるとわかる,判明する,…となる(turn out) The operation proved (to be) successful [a success]. 手術はうまくいった《◆名詞が補語のときはto be付きが普通》』(cf. ロイヤル英文法p.486)
『(cf. 現代英文法講義p.52)文の要素 補語 結果の連結動詞:become型
 Prove (to be)「C(である)と判明する」: CはAPまたはNP a. The wound proved (to be) fatal. (傷は致命的だとわかった) b. He proved (to be) a true friend. (彼は真の友人(である)とわかった)[to beなしに名詞をとるのは〈英〉]』
◆ 「はじめての英文法・英語構文詳解」では『※CDではpracticableではなく,practicalと言っている.どちらを使っても同じ意味。』と指摘しています.
【代替例文】
★seem to be C
□ 入試英語最重要構文540:416N
最後に彼に会った時には,別段どこも具合が悪そうにはなかった.
The last time I saw him, nothing seemed to be wrong with him.
★prove to be C
□ 入試英語最重要構文540:229
私が看護師だと思っていた女性は医者であることがわかった.
The woman whom I thought to be a nurse proved to be a doctor.