応援のクリックをよろしくお願い致します。 m(_ _)m
にほんブログ村 英語ブログ 英文法へ



□ 新・基本英文700選:006.
A car is convenient, to be sure, but, in the end, it will prove expensive.
たしかに車は便利だが,結局高いものにつく.

〔A car〕 is {convenient}, 〈to be sure〉 , but, 〈in the end〉,


〔it〕 will prove {expensive}.


【comment】
prove (to be) … 「…であることがわかる.」
【重要な構文・文法事項】
●prove C《S V C》
   ●(人や物事が)Cであるとわかる,Cと判明する

○prove C《S V C》
   ☞ ①(人や物事が)Cであることがわかる,Cと判明する
    ②(結果として)Cとなる
○prove to be C《S V C》
    ①(人や物事が)Cであることがわかる,Cと判明する
    ②(結果として)Cとなる
【記憶すべき構文・文法事項・慣用語句】
●to be sure〈副〉〈独立不定詞〉〔文修飾〕《格式》
   ●《格式》〔後にくるbutと呼応して〕なるほど[確かに](─
    だが)
●in the end〈副〉〔文修飾〕
   ● 結局,最後には,ついに

○to be sure〈副〉〈独立不定詞〉〔文修飾〕
    ①《略式》確かに,全く
   ☞ ②《格式》〔後にくるbutと呼応して〕なるほど[確かに](─だが)
    ③《格式》〔通例文頭で〕もちろん
【文法的分析】
〔A car〕:S
is:V②
{convenient}:C
〈to be sure〉:文M
独立不定詞の挿入
to be:adv|(V②)
to不定詞の副詞的用法
{sure}:(C)
but:+
〈in the end〉:文M
〔it〕:S
will prove:V②
{expensive}:C
【単語】
convenient
    〈形〉(物が)(~にとって)便利な,使いやすい,手ごろな(◆ 無生物しか主
    語になれないので注意)
sure
    〈形〉確信して,確かで,自信がある
prove(prove─proved─proved [proven])
    〈動②〉Cであることがわかる,Cと判明する(to be~)
    〈動⑤〉OがCであることを証明する
expensive
    〈形〉(物・事が)高価な,費用のかかる
【文法・語法】
★ 独立不定詞
『(cf. 新マスター英文法p.422)準動詞
 独立不定詞 不定詞が,文中の他の要素から独立して,文全体を修飾する副詞句の働きをする場合があり,これを独立不定詞(Absolute Infinitive)という.』
★to be sure なるほど
『(cf. ロイヤル英文法p.597)接続詞 等位接続詞
 対立を表す等位接続詞 but 〈It is true~, but…〉:「なるほど~だが…」 Your suggestion is splendid, to be sure, but I'm afraid it will be very difficult to put it into practice.(あなたの提案は実にすばらしい,しかしそれを実行に移すのは相当難しいと思います)』
★prove (to be) C C (である)と判明する
 形容詞が補語のときにはto beを省略するのが普通で,名詞が補語のときにはto beを付けるのが普通である.名詞が補語のときにto beを省略するのはイギリス英語である.
『(cf. ロイヤル英文法p.494)不定詞 to不定詞の用法 〈S+V+O+to be〉
 to beを省略できるもの ◆〈S+V+O+to be〉のto beを省略できる動詞 prove(立証する)』
『(cf. 英文法解説p.323)準動詞 不定詞 Seem to~ など
 prove to be~とturn out to be~ to beは省略されることが多い.』
『(cf. G大:proveの自動詞の項)
 [SV(to be)C/to do]〈人・事が〉…であるとわかる,判明する,…となる(turn out) The operation proved (to be) successful [a success]. 手術はうまくいった《◆名詞が補語のときはto be付きが普通》』(cf. ロイヤル英文法p.486)
『(cf. 現代英文法講義p.52)文の要素 補語 結果の連結動詞:become型
 Prove (to be)「C(である)と判明する」: CはAPまたはNP a. The wound proved (to be) fatal. (傷は致命的だとわかった) b. He proved (to be) a true friend. (彼は真の友人(である)とわかった)[to beなしに名詞をとるのは〈英〉]』




□ 新・基本英文700選:007.
(◆『伊藤和夫「基本英文700選」をググる』認定「基本悪文176選」の一つ)
One night he came home very tired and sad.
ある晩彼は,すっかり疲れ憂うつになって帰ってきた.

〈〔One night〕〉 〔he〕 came 〈home〉 {very tired and sad}.


【comment】
He came home.+He was very tired and sad.と考える.very tired and sadはcameの補語.完全動詞にも補語をつける場合がある.例:He returned safe.(彼は無事に帰った)
【重要な構文・文法事項】
● 述語動詞が完全動詞の文で,叙述が一応完結したあとで,そのときの主語を追加叙述する語句を「準主格補語」と呼ぶ.
【文法的分析】
〈〔One night〕〉:M
時を表す副詞的対格
〔he〕:S
came:V①
完全自動詞
〈home〉:A
{〈very〉→{tired and sad}}:準C
準主格補語
【単語】
one
    〈形〉〔限定〕ある
come
    〈動①〉(目的地に)着く,到着する
home
    〈副〉わが家[自宅]へ[に/で];故郷[自国]へ[に/で];;《米》家に[で],
    在宅して
tired
    〈形〉疲れた,くたびれた
sad
    〈形〉(表情などが)悲しそうな;(人が)悲しい;(物・事が)悲しみ[哀れ]
    をさそう,悲しむべき
【文法・語法】
★ 準補語
『(cf. 現代英文法講義pp.58-59)
 準補語 補語というのは,不完全動詞の意味を補う義務的な要素であるから,例えば,He is a doctor.から補語を省略すると非文法的な文になってしまう.これに対して,例えば,John left the room angry.のような完全動詞の場合はangryを省略してもHe left the room.は完全に文法的である.このように,叙述が一応完結したあとで,そのときの主語や目的語の状態を追加叙述する語句を準補語(quasi-complement)と呼ぶことにしよう.主語について追加叙述する語句は準主語補語であり,目的語について追加叙述する語句は準目的語補語である. 最近では,準補語のことを2次述語(secondary predicate)と呼ぶことが多い.例えば,He died young.という文は,He died while he was young.とパラフレーズできることからわかるように,「彼は死んだ」という叙述のあとから,「そのとき彼は若かった」という叙述が2次的に追加されている.同様にJohn ate the meat raw.(ジョンは肉を生で食べた)という文では,「ジョンはその肉を食べた」という叙述のあとに,「その肉は生だった」という叙述が2次的に追加されている.』
★ 準主格補語 『(cf. 英語構文のエッセンスS-2 p.70)準補語』
『(cf. 英文法用語がわかる本p.110)
 ① He (S) is (V) tired (C). という第2文型のC(補語)は主語(He)を説明していて,取り去ると文として形が不完全なものになる.ところが,② He came home tired.(彼は疲れて帰宅した)という文のtiredは「主語を説明している」という点では①の文の「補語」と同じ働きをしているが,取り去っても,残った部分(He came home.)が文として完全な形をしているという点では①の文の「補語」とは異なる.このような補語を「補語に準ずる働きをするもの」と考え「準主格補語」ということがある.』
『(cf. ロイヤル英文法p.30)文 文の構成 補語
 補語に相当する語(句) 補語がなくても文として一応成り立つ場合に,補語に相当する語(句)がつけ加えられて,主語や目的語の状態を説明することがある. 主格補語に相当する場合 Jane married young.(ジェーンは若くして結婚した) *Jane married.だけでも文として成立している.この文はJane was young when she married.の意. He returned to his land a different man.(彼は帰ってきたときには,人が変わったようになっていた) The boy came running in to the room.(少年は走って部屋に入ってきた)』
『(cf. 英文法解説p.95)形容詞 形容詞の用法 叙述用法─(1) S+V+C
 補語に準じる例 She married (when whe was) young.(若くして結婚した) The old man sat perfectly motionless.(じっと動かずに座っていた) During the night the wind blew cold.(夜の間じゅう吹く風は冷たかった) She married young.を例にすると,youngはこの文の意味上は必要であるが,構文上は必要不可欠の要素ではない.単にShe married.だけでも「結婚した」の意味で,文として成立するからである.そうすると(上記の例文)の形容詞は準補語(Semi-complement)とでも呼んでいいであろう.』
『(cf. 英文法解説p.342)準動詞 分詞 S+V+現在分詞
 動詞がsit, stangなどの例 「~しながら...する」の意味で2つの動作が同時に行われていることを示し,現在分詞は補語に準じる. They sat talking for hours together.(何時間も続けて座って話をした) I stood with open mouth waiching the fireworkis.(口を開けて花火に見とれて立っていた) SHe whistled to her dog and it came running.(彼女が犬に口笛を吹くと,犬は走ってやってきた) Cf. Bats have the habit of sleeping hanging head down.(コウモリは頭をしたにしてぶら下がって眠る習性がある) これらの現在分詞は「p.95 形容詞 形容詞の用法 叙述用法─(1) S+V+C 補語に準じる例」の形容詞と同じように準補語と呼んでもいいが,分詞構文にも近い.次のような類似の例では(前のawakeが補語だから)~ingは明らかに補語ではない. She lay awake worrying about her son.(彼女は息子のことが心配でまんじりともしなかった)』
『(cf. エッセンスS-2 p.70)準補語』
『(cf. 新マスターp.17)文 S+V+C型 主な不完全自動詞 主格補語に準じる表現』
『(cf. 講義p.59)文の要素 準補語 準主語補語』
『(cf. 詳解pp.210-211)動詞 注意すべき補語,またはそれに類するもの』
★ 準目的格補語
『(cf. ロイヤルp.31)文 文の構成 補語 補語に相当する語(句) 目的格補語に相当する場合』
『(cf. エッセンスS-2 p.70)準補語』
『(cf. 新マスターp.29)文 S+V+O+C型 主な不完全他動詞 目的格補語に準じる表現』
『(cf. 講義p.60)文の要素 準補語 準目的語補語』
『(cf. 詳解pp.210-211)動詞 注意すべき補語,またはそれに類するもの』
★ 形容詞の副詞的用法-叙述用法で補語になる場合
『(cf. ロイヤル英文法p.277)形容詞 形容詞の種類と用法 形容詞の名詞用法・副詞用法その他
 形容詞の副詞用法 叙述用法で補語になる場合 ① 完全自動詞の後に置かれる場合 The sun shines bright.(太陽は明るく輝く)*brightlyの意のbrightはshineやburnと用いるのがふつうで,副詞として扱っている辞書もある.詩的な表現ともされるが,話し言葉でも使う. ② 完全他動詞の目的語の後に置かれる場合 He opened his mouth wide.(彼は口を大きくあけた.)』
『(cf. ロイヤル英文法p.54)文 品詞 紛らわしい品詞の区別
 [Q & A] The sun shines bright.のbrightは形容詞か副詞か? 最近の多くの辞書は副詞としているが,形容詞としても誤りではない.The sun shines bright / brightly.(太陽は明るく輝く)はどちらも英文として正しい.brightを補語の一種とみれば形容詞,brightlyの意味ととれば副詞になる.ただこのbrightはおもに慣用的にshine [burn] brightの形で用いられる特殊な用法である.』
【参考】
◆「はじめての英文法・英語構文詳解」は『came:1 tired and sad:形容詞補語』としていますが,「勝手に英文解釈」は『M2((One night)) / S / came / A((home)) / SC. (文型:S V A+主格補語) 主語の様態(様子や状態)を叙述する主格補語は、文型と無関係に添えることが可能です。「準主格補語」と呼んだりします(例文177参照)。』としています.準主格補語は文型と無関係にそえることが可能ですから,文型は第1文型で,tired and sadは準主格補語としました.
◆「ググる」では次のように,検索で欧米の用例が出てこないということだけで,「迷文の可能性高し」としていますが,間違いであるという根拠にはならないと思います.
『(cf. 伊藤和夫「基本英文700選」をググる)
7. One night he came home very tired and sad.
 ある晩彼は、すっかり疲れ憂うつになって帰ってきた。
伊藤和夫氏の解説:He came home + He was very tired and sad.と考える。
“he came home very tired”でググると、出てきたのは35件のみ(その多数は日本語サイトから)。これも迷文の可能性高し。』
【代替例文】
★ 準主格補語〔述語動詞が完全自動詞のときの準主格補語〕
□ 入試英語最重要構文540:533
私が無傷で脱出できたのはあなたのおかげです.
I owe it to you that I escaped unhurt.
□ 入試英語最重要構文540:542N
It's a pity that he died so young.
彼があんなに若くして死んだのは残念です.
□ 英語必修例文600:230
父は心身共に疲れ果てて旅行から帰って来た.
My father came back from the trip exhausted, both physically and mentally.
□ 英語必修例文600:357
彼は1972年まで生き長らえたが,同年に83歳で逝去した.
He lived on until 1972, when he died, aged 83.
□ 英語必修例文600:431
月曜日にこんなくだらない試験がなければ,今すぐスキーに行けるのに.
I could be away skiing right now if it were not for this stupid exam on Monday.




□ 新・基本英文700選:008.
We had a lot of snow about this time last year.
昨年の今ごろは大雪だった.

〔We〕 had 〔a lot of snow〕 〈about this time〉 〈〔last year〕〉.


【重要な構文・文法事項】
●have O 《S V O》(◆Oは「状況・苦楽など」)
   ●Oを経験する

【記憶すべき構文・文法事項・慣用語句】

【文法的分析】
〔We〕:S
had:V③
〔{a lot of}→ snow〕:O
〈about this time〉:M
about:前
〔this time〕:PO
〈〔last year〕〉:M
時を表す副詞的対格
【単語】
have
    〈動③〉O〔状況・苦楽など〕を経験する,O〔楽しい[つらい]時など〕を過
    ごす;O〔病気など〕にかか(ってい)る;O〔手術・治療・検査など〕を受け
    る;O〔会など〕を開く
a lot of
    〈形〉〔通例肯定文で〕たくさんの
about
    〈前〉~ごろに,~ぐらいの,~ほど
    〈副〉〔数・量を示す語句を伴って〕約,およそ,大体,ほぼ
【文法・語法】
★ 形容詞句 a lot of
『(cf. ロイヤル英文法p.720)一致 主語と動詞の一致 部分・数量などを表す語句がつく場合
 〈plenty [a lot, lots] of+名詞〉 複数名詞が続く場合は原則として複数で受け,物質名詞がつづく場合は単数で受ける. Plenty of seats have been reserved.(十分な席が予約してある) Lots of money was stolen from the safe.(金庫から大金が盗まれた)』
『(cf. ロイヤル英文法p.290)形容詞 数量形容詞 manyとmuch manyの用法
 manyに代わる表現 くだけた言い方では,肯定の平叙文では主語を修飾する場合を除いては,manyの代わりに次のような語句を用いるのがふつうである. a lot of lots of plenty of a large [good, great] number of *a lot ofよりlots ofの方がさらにくだけた言い方. [注]疑問文・肯定文とa lot of: a lot of, lots ofは,意味は同じで,肯定文だけではなく,疑問文や否定文にも用いる.』
★about this time last year
『(cf. ロイヤル英文法p.325)副詞 副詞の用法と位置
 ときや様態など異なる種類の副詞が並ぶときの順序は? 副詞(句)の長さなどにもより,厳密な規則はないが,おおよそのルールとして,〈場所+様態+時〉となることが多い. 次のような短い文で暗記しておくとよい. He got home safely yesterday.(home:場所,safely:様態,yesterday:時)(彼は無事に昨日帰ってきた) 場所と時についてはそれぞれ単位の小さいものが前にくる. I will meet him at a hotel / in London / at three / this afternoon.(私は彼に今日の午後3時にロンドンのホテルで会います)』
【参考】
◆about this time last yearは,「はじめての英文法・英語構文詳解」・「勝手に英文解釈」ともに,これらをまとめて「副詞的目的格」としています.




□ 新・基本英文700選:009.
(◆『伊藤和夫「基本英文700選」をググる』認定「基本悪文176選」の一つ)
“I have a terrible toothache.” “You should see a dentist at once.”
「歯がひどく痛むんです」「すぐ歯医者にみてもらいなさい」

“〔I〕 have 〔a terrible toothache〕.”


“〔You〕 should see 〔a dentist〕 〈at once〉.”


【重要な構文・文法事項】
●have O 《S V O》
   ●Oにかか(ってい)る(◆Oは「病気など」)
●see a dentist
   ● 歯科医師に診てもらう

ⓐsee a dentist
ⓑconsult a dentist
    ○ 歯科医師に診てもらう
ⓐsee a doctor
ⓑconsult a doctor
    ○ 医師に診てもらう
【記憶すべき構文・文法事項・慣用語句】
●should V
   ●〔助言〕Vした方がよい,ぜひVしなさい
●at once〈副〉
   ● すぐに,直ちに

ⓐshould V
ⓑought to V
    ①〔義務・当然〕Vしなくてはならない,Vすべきである,Vするのが当然であ
     る
    ②〔助言〕Vした方がよい,ぜひVしなさい
    ③〔可能性・推量・期待〕Vするはずだ,きっとVするだろう
○at once〈副〉
   ☞ ① すぐに,直ちに
    ② 一度に,同時に
【文法的分析】
〔I〕:S
have:V③
〔a terrible toothache〕:O
〔You〕:S
should see:V③
〔a dentist〕:O
〈at once〉:M
【単語】
have
    〈動③〉O〔状況・苦楽など〕を経験する,O〔楽しい[つらい]時など〕を過
    ごす;O〔病気など〕にかか(ってい)る;O〔手術・治療・検査など〕を受け
    る;O〔会など〕を開く
terrible
    〈形〉ひどい,ひどく悪い,つらい
toothache
    〈名〉〔《主に米》a toothache〕歯痛
see
    〈動③〉O〔医師など〕に診てもらう
dentist
    〈名〉歯科医師
【文法・語法】
★toothache
『(cf. ロイヤル英文法p.113)名詞 名詞の数 名詞が他の名詞を修飾する場合の数
 〈名詞+名詞〉 名詞が修飾語として他の名詞の前にくるときは一般に単数形になる.複合名詞をつくる場合も同様である. arms+chair→armchair(ひじ掛け椅子) teeth+brush→toothbrush(歯ブラシ) strawberries+pick+ing→strawberry-picking(イチゴ摘み) 普通は複数形で用いられる名詞でも,名詞の前につくと単数形になるものがある. a scissor sharpener(はさみ研ぎ),a trouser press(ズボンプレス機)』
【参考】
◆「ググる」では,検索数が少ないので「会話文に文語的なat onceを使うのがおかしいのでしょうか」としています.
『(cf. 伊藤和夫「基本英文700選」をググる)
9. You should see a dentist at once.
 すぐ歯医者にみてもらいなさい。
「すぐ歯医者にみてもらいなさい」というごくありふれたフレーズも “you should see a dentist at once”をググると、なぜか検索数がたったの27件(そのほとんどが日本と中国のサイト)。会話文に文語的なat onceを使うのがおかしいのでしょうか。“you should see a dentist immediately.”だとググりオーケーです。』
 しかし,電子辞書で検索したところ,英英辞典で会話文と思われる次の用例が見つかりましたので,問題ないのではないかと思います.ただし,イギリス英語かもしれません.
□ Oxford Advanced Learner's Dictionary, Eighth Edition
Come here at once!
□ Longman Dictionary of Contemporary English, Fifth Edition
Now, go upstairs at once and clean your room!




□ 新・基本英文700選:010.
We missed you very much at the party yesterday. We had a very good time.
昨日のパーティーに君がいなくて,とても残念だった.とても楽しかったのに.

〔We〕 missed 〔you〕 〈very much〉 〈at the party〉 〈yesterday〉.


〔We〕 had 〔a very good time〕.


【comment】
miss …「…がいないのを寂しく思う」「…が来ないのを惜しいと思う」
【重要な構文・文法事項】
●miss O《S V O》
   ●〔しばしば感情を表す程度副詞と共に〕Oが(い)ない
    ので寂しく思う
●have O 《S V O》
   ●Oを過ごす
(◆Oは「楽しい[つらい]時など」)
○miss O《S V O》
    ①Oが(い)ないのに気づく
   ☞ ②〔しばしば感情を表す程度副詞と共に〕Oが(い)ないので寂しく思う
【文法的分析】
〔We〕:S
missed:V③
〔you〕:O
〈〈very〉→ much〉:M
〈at the party〉:M
〈yesterday〉:M
〔We〕:S
had:V③
〔{a}→〔{〈very〉→ good}→ time〕〕:O
【文法・語法】
★yesterday
『(cf. ロイヤル英文法p.322)副詞 副詞の用法と位置 動詞を修飾する副詞の位置 副詞の各種用法とその位置
 時を表す副詞(句) 時を表す副詞は,「時点や期間」を表すものと,文脈における「時間的関係」を表すものに分けられ,文中での位置も複雑である. A. 時点・期間を表すもの 「いつ」「どのくらいの間」を直接的に示すもの 時点:now, then, today, tomorrow, tonight, yesterday 期間:for ten days, since last week [文中での位置] ① 原則として文尾 I'm going to the movies tomorrow.(明日映画を見に行くつもりです) We waited for hours, Jim. You could've telephoned.(ジム,何時間も末端だよ.電話してくれてもよかったのに) *now, thenは中位も可. She is now living in Hokkaido.(彼女は今北海道に住んでいます) ② 多くは強調や対照のため文頭に出ることができる. I am busy today. Tomorrow I'll be free.(今日は忙しいんですよ.明日ならひまです)』
★at the party yesterday
『(cf. ロイヤル英文法p.325)副詞 副詞の用法と位置
 ときや様態など異なる種類の副詞が並ぶときの順序は? 副詞(句)の長さなどにもより,厳密な規則はないが,おおよそのルールとして,〈場所+様態+時〉となることが多い. 次のような短い文で暗記しておくとよい. He got home safely yesterday.(home:場所,safely:様態,yesterday:時)(彼は無事に昨日帰ってきた) 場所と時についてはそれぞれ単位の小さいものが前にくる. I will meet him at a hotel / in London / at three / this afternoon.(私は彼に今日の午後3時にロンドンのホテルで会います)』