千葉県富津市のボランティアに行って、学んだ事をいくつか。これから行く人に参考になればと。





先ず何よりも"マンパワー"が圧倒的に足りてないです。大人5人がかりで9時〜16時(合間に休憩有り)でマリオでいうと2面行ったかなくらい。



やりながら「これ、、終わるのか、、先が見えないぞ。」と心折れかけました。しかも炎天下だし力仕事だし、最後にはジャスタウェイの握力がすっ飛んでいきました。



ご高齢の方にこんな作業は到底無理。屋根はない、家の中はグチャグチャ、精神的にもしんどいだろうに、それでも俺らに『ありがとう、ありがとう。』って冷たい麦茶、コーヒー、茶菓子が次々と。もうそれだけがエネルギー。



ワンコが2匹いたんだけど、犬小屋なんてもちろんすっ飛んでボロッボロ。黙々と作業してて、ふと視線感じて見たらワンコ達がこちらをジーッと。


自分ん家を解体されてるのを寂しく見ているのか、それともジャスタウェイの色の白さに驚いてるのか。





どう考えても10月になっても終わる訳がないと思ったし、現場の人間も皆んなそう言ってました。






[チェーンソー]


チェーンソー使える人は本当に有難いです。突風でなぎ倒された木々があちらこちらに。手動ではやはり限界がありました。鋸で枝ずっと切ってたら、俺の手超合金かなーってくらい別の手になってましたから。




[軽トラ]


市で用意されている軽トラにも限界があります。全部出動してしまうと、ボランティアさんも動けないんです。結局、瓦礫などを運ぶ足がないから進まない。市役所で、軽トラ持ってる人って聞かれて手挙げた人が勇者にしか見えなかったですよ。




皆んなが思っている想像以上だと思います。




今回、富津市に行った理由は、県外の募集がここだけだったからです。しかし、情報は日に日に更新されて、別の市でも県外の募集してましたので、随時チェックしてみて下さい。





更衣室で一緒だったおっちゃんが、県外でも行ったら受け入れてくれるよ!って言ってたので、やはり人手が足りないんだろうと。




ただ情報が錯綜している部分もあるので、混乱を避ける為に、県外は募集してないなどあるのかもしれませんね。そこは行く前にしっかりと確認しましょう。



一部高速バスで、館山市と連携して、館山市でボランティア活動する方へ移動支援を実施してるので、交通費が無いよ!って方はこれを使ってみるのもいいですよね。





帰り際に、おばあちゃんがまた冷たい麦茶とチョコパイ出してくれました。


昔からおばあちゃん家行くとよくあったチョコパイ。おばあちゃん世代のチョコパイ率は高い。




ひっさびさに食べたチョコパイの糖分が身体中に染み渡り、それを麦茶で流し込んで一気に生き返りました。




それと同時にチョコパイの味のせいで、自分の婆ちゃん思い出してセンチメンタル入ってしまい、目の前の状況と、目の前のおばあちゃんと犬とで、胸がギューってなってしまいました。





おばあちゃんがお見送りしてくれて、何度もありがとうありがとうって、涙出てきちゃうって。バカヤロウ、涙出ちゃうのはこっちだよ。








殆どジャスタウェイの感想になっちゃいましたが、少しでも参考になればなと。




[千葉災害ボランティア情報]

https://chiba.shienp.net/