イラストなどの絵の中で、描くのにどうしても最初に必要なものは物の形を縁取る輪郭線です。

線で描くのに大事なものは「発想」と「勢い」と「決断力」な気がします。

面白い形や単調な線、複雑で細やかな線などを組み合わせたり描く絵によって様々です。
どんな線を選ぶかは自由な発想力で決まってきます。

絵にはスピード感のある線で力強さや一瞬の時間を切り取った迷いのない清々しさが出ます。

発想した形を描くのも迷いのない勢いのある線も、どちらも決断力がなければ納得のいく線はなかなか描けません。

形の線は絵を描くうえで土台になります。

線にはその人の個性(性格)、思考(心理)、弱点などあらゆるものが現れます。

描く線、完成した絵から色々なものが見えてきます。

それはつまり、己の苦手な弱点が見えてくれば、人を魅了する絵、売れる絵との違いやヒントが見えてくると思います。

描くからこそ自分の性格や心構えなど色々見えてくるものがあるので絵を描くことは心の様子を絵で発見するという楽しさもあります。

これが作品作り、クオリティーをあげていく為に必要な絵描きの自分との対話の一つです。