冒頭に右の文章があった。
連絡のつかない組合員がだいぶいるらしい。
毎年必ず送ってくる総代会の報告書は殆ど読まない。
農業に魅力を感じなくなった私にはもう必要がないのだ。
百姓は一人では出来ない。必ず一緒にやってくれるパートナーが必要なのだ。その頼りになる妻が、脚が痛いと言って協力してくれない。息子いるがまるでノータッチ。やりたくても続けられない。
そういう農家は相当いると思う。山へ行くと放置されて密林のようになっている所が多い。そういう山を管理してくれるのが森林組合。その森林組合も会員が少ないと経営が苦しい。
儲からない林業はもう誰もやらないようだ。代替わりをして、自分が会員だと気が付かない人も多いだろう。
それどころか相続手続きもしない人がいるのではないか。自分の土地がどこなのか、またどこが境界なのか。
我が息子には教えたつもりだが、果たして覚えているだろうか。
クマが出る、イノシシが出る。放置していると厄介な問題が山積する。行政が変わってやってくれればいいがそれもままならないようだ。
誰の土地が分からない土地に勝手に入って作業が出来ないのだ。
森林も管理しないと土砂崩れが発生するとどこかに書いてあったような気がする。
困った問題だが放置できない。さてどうしたもんじゃろうのう。
珍しくナスに実がなった。
どんな味がするのだろうと収穫して家へ持ってきたが。
「こんなもんはやく捨てまっし。何考えてんの!! 毒や」
でもやっぱりどんな味か興味がある。
ちょっとかじって見た。青臭い味だったが何ともなかった。