あっちむいてほい! | 亀の勉強部屋

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子どもの頃病気で右耳が聞こえなくなりました。片耳だけで頑張って生きてきました。

とても寒い日だった。

歩こう会の会員は280人に達したと会長の嬉しそうに発表。


銭谷五兵衛翁像
「体は北海道の方を向いています。顔は日本海に向いています」

との説明に、「あっちむいてほいだね」と参加者の一人がいって周囲の笑いをよんだ。

銭屋五兵衛は宮腰(現在の金石)に実在していた豪商で、河北潟干拓に失敗して牢獄に入れられ全財産を没収された。加賀藩の財政に大いに貢献したのに・・・。当時は幕末の混乱の最中で加賀藩でも勤王派と佐幕派に分かれ激しい権力争いが行われていた。銭谷五兵衛もその権力争いの犠牲者だ。

「みんなこっちに来て」というから銭五について説明があるのかと思ってちかよったら、これを読んでいるようにして」と石碑を指差す。

そこには新聞社の人がカメラを構えていた。そう、いかにもそれを読んでいるかのように見せるインチキ写真を撮るために。

「ほら、ボラがいるよ」油が浮いている川に小さな魚がうようよしていた。良くこんな汚い川に生きていられるものだと思った。迷路のような道を進んで何処へ行くの思ったらいつの間にか出発点の大野湊神社についた。大野湊神社は昔は金石の海の中に有ったらしい、それが長い間の海岸浸食の影響で内陸部に移転したらしい。前田利家が能登から金沢城に移る際に先ずこの神社に陣を敷いたと言われる。金沢城には何が居るか分からないのですぐには入城しなかったらしい。

その大野湊神社のすぐ後ろに銭屋五兵衛記念館がある。

銭谷五兵衛記念館には五兵衛の子孫に当たる人が働いているというので、その人に会って見た。「銭谷五兵衛の親族は全員殺されたと聞いていたけど、そうじゃなかったのですか」「はい。銭谷五兵衛は私の曾爺さんです」

どうやら明治政府が勝手にでっち上げた作り話だったようだ。

ウォーキングを見ていると面白い、小さな人ほど、短い足をめいっぱい開いて誰にも負けまいと頑張って先頭に立って歩いている。


合格発表
合格しちゃった。といっても抽選に当たっただけなのだけど。今年は忙しくなりそう。