本日、わたしが愛してやまないスケート作品を見せてくれる町田樹さんが、プロスケーターからの引退を発表されました。

 

町田さんの競技ラストシーズンからこれまでの5年間、自分自身にも大きなことがあり、出会いや別れを始め様々なことを経験しました。

 

これは文字にしてしまって良いのだろうかと書いている今でも思っていますが、その中でひとときも忘れたことはない存在であり、心の糧でもありました。

 

わたしはそれを再び失おうとしているのでしょうか?

 

そうではないのです、そういうことではないとわかっていますが、やっぱり今は寂しく思います。

 

10月6日、さいたまスーパーアリーナ。

ジャパンオープンのゲスト演技にて

「ダブル・ビル:そこに音楽がある限り」

 

夜のカーニバルオンアイス(アイスショー)にて

「人間の条件」

 

ふたつの新作を発表されます。

 

このたった一度づつの公演はテレビ映像となり、後世に遺ることとなりますが、その現場に立ち会うことが当面のわたしの望みでもあり、目標です。

 

町田さんにとって最後のプリンスアイスワールド東京公演。もう、そこまで来ています。

東京でのボレロはそこで終わるのだな・・・

 

近頃平成が終わることにどうしようもない寂しさを抱いていたものですが、最後の夏は、やっぱりこの上なくドラマチック!!!

 

見届けたい、と思っていたものを見届けられるのだ、なんだ既に自分が望んでいたことだった。

 

町田樹のプロスケーターとしての仕事を終える区切りでもあり、新たなスタートでもある実りの秋。

 

自分にとってもスタートとなる日を迎えるまで、しばしジタバタするんだろうなと思いつつ、日々をかみしめるような気持ちで過ごしていこうと思います。