出先での仕事が予定より少し早く片付いたので、気になっていた映画を観に行ってきました。

今年の映画観賞納め(多分)




『BORN TO BE BLUE』
邦題   ブルーに生まれついて
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1950年代に一世を風靡した伝説のジャズトランペッター  チェット・ベイカーの生き様を描いた作品。

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ジャズといわれるジャンルの音楽は好き。
だけど全然詳しくないし、
ジャズについての知識もない。
マイルス・デイビスはなんとか知ってるけど
チェット・ベイカーは知らなかった。

そんな私ですが、
何かの映画の予告編でこの作品を知った時から、なぜかとても気になってました。


単館公開の作品。
しかも上演期間も長くない。
後はタイミング次第だったのですが、
運良く観ることができてよかった。

観終えて、なんとなく気になっていた理由がわかったような気がしています。



切なく美しい音楽
その音楽を生み出すのは
苦悩する1人の人間

音楽を生み出すのはそんなに簡単じゃない
音楽と向き合うのはそんなに楽じゃない

でも、音楽しかない
ただただ深い、音楽への愛
それしか要らない。
それしか知らない。

だから辛くてもどうにかしてしがみつき
何度でも戻ってくる

音楽のある世界に
音楽とともに

描かれていたのは
そんな1人の男の姿でした。



ドラッグに溺れ転落していく様は
決して肯定できるものではないけど

そうしないと生きられない
彼の弱さや脆さは理解できるし、
必死にもがき生きる姿は共感できる。


人はみんなそんなに強くない
どんな才能があっても、有名でも、無名でも
小さくて弱くて壊れそうな脆い心を
何かで守りながら
必死に向き合い、戦ってる



不器用で救いようもないぐらい
どうしようもない

そんな彼の紡ぐ音楽だから
惹き付けられるのかもしれない


と思ったら、凄く興味が沸いて
買ってしまいました。
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歌うようなトランペットの音は
1度聴くと耳に残って離れません。
語りかけるような歌声もすごく魅力的。

ずっと聴いています。




そして、何より
イーサン・ホークのお芝居がものすごい。






まだもう少しの間やってると思います。
興味のある方は是非。






そうそう、今回の予告編で観たコレ。
ほんの数分の映像でしたが、ポルーニンの姿、ものすごく惹き付けられました。
絶対観たい。

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大規模作品は少し苦手なこともあり、
(スターウォーズは別)
元々そんなにたくさん映画を観るわけではないですが、こうして小さめの映画館で観る映画は好きです。
なかなか足を運べなくて、ついテレビやネットの力を借りてしまいますが、やはり映画館には敵いません。

来年もいろんな作品に出会えたらいいな。



食べ物や飲み物では得られないエナジーを
しっかり取り入れることができ、
いい映画観賞納めになりました。