亀丸です。
海外に長く住んでいると、他の日本人に知られていないものを見つけると、嬉しくなってしまいます。
それが高じて、いつの間にか、競うような気持ちになっていきます。
「タイのチェンマイに、グランドキャニオンがある」
という話を耳にはさみました。
チェンマイにグランドキャニオン?
昔、5年近く住んでいましたが、そんなの、初聞きです。
現地に長く住んでいる日本人に訊ねてみたら、みんな知らないという。
これはまだ多くの日本人が知らない情報かもしれない。
早速、グーグルマップを使って場所を検索し、現地を訪れてみました。
チェンマイ市内から南へバイクを約30分走らせたところにあります。
ニマンヘミン通りからつながる、どぶ川沿いの道をひたすら南下して、上の写真の看板のところを右に曲がっていったところです。
あった!
確かにグランドキャニオンがありました。
写真だとあまり迫力がわからないかもしれませんが、予想より大きいです。
景色だけでもなかなかの見ごたえがあります。
ここは、宅地開発をしていたところ、地下水が大量に湧き出してしまい、工事ができなくなったところだといいます。
そこを「グランドキャニオン」と名づけて売り出してみたら、最近になって有名になって、欧米人が集まってきているそうです。
深いところで34mも水深があります。
その地下水はキンキンに冷えていて、35度を超える猛暑日だったのですが、泳いでいるとすぐに体が冷えきってしまうほどに冷たいです。
グランドキャニオンのアトラクションは、いたってシンプルです。
高さ7mからの高飛び込みです。
飛び込み台があり、入場券と引き換えに貸してもらえるライフジャケットを着用して、ただ7mの高さから下に飛び降りるのです。
実に原始的な遊び方。
欧米人は男女問わず、次々と飛び込んでいきます。
欧米人は丈夫だなといつも思います。
そんな様子をみて、これは日本男児たる自分も飛び込まなければならない、という気になり、水着にきがえて、飛び込み台にむかいました。
台から下をみおろすと、7mが思ったよりもずっと高い。
台の先端に立つと、足がすくみます。
でも、後ろに並んでいる人がいるので、ゆっくりもしていられません。
欧米人のお姉さんやオッチャンも飛んでいるのだからなんとかなるだろう、と頭をからっぽにして飛んでみることに。
7mは意外と長いです。
自分が着水すると思っていたタイミングより、コンマ何秒かまだ空中に浮いている。
落下している時間は、予想より長い。
そのわずかな瞬間がものすごく怖いです。
かといって、どうしようもないので、そのままいると、水のなかにドブンと吸い込まれました。
尻から落ちたので尻が痛い。
でも、無事に終わると、アドレナリンがどっと出たような爽快感がありました。
しかし、1回では終われません。
1回飛ぶだけだと、まだ初級者扱いで、認めてもらえません。
場の空気として、2回目はライフジャケット無しで飛ぶというのが、暗黙のルールになっていました。
ライフジャケットを7m下の水面に先に落とし、ライフジャケット無しでそのまま飛ぶのです。ビバ自己責任。
丈夫な欧米人たちがどんどん素っ裸で飛んでいくのをみて、私もライフジャケット無しで2回目を飛ばなければいけないような義務感に。
2回目。
やはり落ちていく時間は覚悟していたよりも長い。
今度は足から着水したので、尻は痛くなかったのですが、2回目は水とぶつかる衝撃で耳の鼓膜が痛かったです。
まあ原始的なアトラクションなので、どこか痛くなるのはしょうがない。
でも、なんかスッキリしました。
グランドキャニオン。
まだ人が少ないので、隣にあるボート遊泳コーナーはだだっぴろい湖に、欧米人のカップルをのせたボートが一艘浮いているだけ。
なんか幻想的。
きっとボートに乗っていた二人は、二人だけの夢世界にいたことでしょう。
反対側の隣には「ウォーターパーク」という、プールランドっぽい施設も運営中でした。
流行らなそうですが。
ああ、楽しかったと、チェンマイ市内に帰って来て、現地で暮らしている日本人の友だちに報告したら
「ああ、こないだ、そこ、事故で人が死んだんでしょ」
という。
「えっ!!」
「飛び込んだときに、下に人がいて、ぶつかって下にいた人が死んだらしいよ」
私が行ったときには、タイ人の係員のお兄さんがいて、いちおう見張っていてくれていたので、もうそういう事故は起こらないかもしれませんが、それを聞いて、急に不安に。
その情報を先に聞いていたら、7mは飛び込めなかったかもしれません。
情報というのは、時に人を臆病にさせるものかもしれません。
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