先日、私のお店「アンナの館」に、Aさんからご予約が入りました。

「仕事が変わるので、その前に受けたいと思って。」

 

Aさんは「破壊と創造セッション」の2回目を受けたいとこのこと。

 

破壊と創造セッションとは、その方の古い概念や常識などをはずし、新しいものがはいってくるようにするのを目的にした3回連続セッション。

 

数秘3の破壊と創造エネルギーを利用したものです。

 

Aさんはこれから迎える環境変化の前に、いろいろなものをすっきりしておきたい気持ちのようでした。

 

この日は、Aさんの希望で「夢実現マッピング」をやることにしました。

 

 

(「あんこ」をテーマにした私のマッピングです)

 

 

マッピングとは、一つの言葉を起点に、そこから湧いてくる言葉に枝を付けて、その言葉からまた思い浮かぶ言葉を書いていく・・・・。自分の心の内側を見る、自分だけの連想ゲームのようなもの。

 

紙いっぱい書き終えると、自分で意識していない言葉から、自分のほんとうの願いや望み、思っていることがわかります。

 

Aさんは自分で気づいていない自分を知りたいをテーマにしました。

 

Aさんからから次々と、テンポよくたくさんの言葉が出てきます。

 

私は必死にその言葉を書き留めていきます。

 

書いてる私も乗ってしまうような、楽しい言葉も出てきます。

 

「好きな家族」という言葉がでました。

 

好きな家族?!ということは・・・。

 

次々出ていた言葉がスローダウン。

 

流れている場の空気感も変わってきました。

 

次に出たのは「嫌いな家族」

 

Aさんの今日のテーマはここだな。

 

続いて出たのが「祖母」

 

Aさんから話を始めました。

 

「同居していた祖母に10代のころ、心無い言葉を言われ、それが今も突き刺さっているんです」。

 

それは1回のことではなく、たびたびあったとのこと。

 

何気ない祖母の言葉に幼いAさんは傷つき、そのときの気持ちをずっと押し込めてきました。

 

祖母への嫌悪感、憎しみ、怒り、悲しみ・・。

 

当時の感情が次々と湧いてきます。

 

和裁士だったという祖母。

 

Aさんには着物を縫う祖母の姿が焼き付いています。

 

そして着物はいつも家にある身近な存在。

 

着物には悲しく、傷ついた思い出がいっぱい。

 

Aさんは「着物なんて二度と着ない!!!」とずっと思ってきました。

 

話を聞きながら、マッピングを続けます。

 

閉じ込めていた祖母への感情を時を経て感じているAさん。

 

祖母の話を始めた時は頑なだった表情が、少しずつ柔らかくなってきました。

違う言葉も少しずつでてきました。

 

 「着物。本当は好きかも」。

 

ほんとうは祖母の跡を継いで和裁士になりたいと思っていたこと。

 

そして、祖母のことがほんとうは好きだったし、こんな気持ちでいることをわかってほしかったこと。

 

Aさんは自分の感情に次々気づきました。

 

25年間、その気持ちに蓋をしてきたというAさん。

 

「誰にも言えず抱えてきて、長かったから苦しかったです。今日、すっきり手放すことができました!」。

 

今日は春分の日で、お彼岸

 

あの世とこの世の距離が近くなる日と言われています。

 

ご実家のご仏壇も義務的にしか参ってなかったというAさん。

 

きっとこれからは晴れやかな気分で、お仏壇に手を合わせられるでしょうね。



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