今日は詩人アンナ。
「3冊の本」
ここに3冊の本。
1冊目。20代の私。
自分のかけらを探しに、あてもなくさまよっていた。
違う、これも違う。
見つからないと、途方にくれていた。
2冊目。探し物が見つかったときの私。
本のワンシーンに、私がいる。
「明日も会えるかわからないじゃない?
だからよ」。
3冊目。女優の私。
何役も演じ続けたベテランの看板女優。
でも演じるのに疲れたから、所属劇団をおしまれつつ退団
いまはフリーの役者
次に演じるのは、一人のおんな。
深夜食堂にでてみたいわ
もちろんヒロインよ
あなたがくれた3冊の本
私の物語