日本政府は着実にエネルギー源確保を進めています
https://eneken.ieej.or.jp/press/press251218_a.pdf
障害者グループホームの202号室に住む寿人は支援員として働いている私の丁度一回り歳下の同じく射手座男子である
最近夜八時過ぎに私と彼の間で色んな話をする時間を設けるようになった
彼も私と同じ長男でしかも特技が「空手」と元々合気道からブラジリアン柔術へと転向した私と共通したところがあり、何気に「兄貴」と呼んでくれるようにもなり、自然と色々と身の上相談に乗るようになったのだ
彼は地元の公立の工業学校を卒業してから今では全国ベースで事業展開している某有名メガネチェーン店に就職したものの、入って間もなく職場で「パワハラ」に合い、精神を病んでそのまま社会離脱を余儀なくされたのだった
先日夜半に彼がリビングに入ってきて、問わず語りに色んな話をしてくれたのだったが、その内容は些か予想外のものだった
彼は幼少時代から自分は小さい女児を虐める癖があったと語ったのだ
およそ語るに落ちた話ではあるがよく近所の小さな女の子の股ぐらに「金テキ」を食らわしていて、その事をずっと後悔し続けていると打ち明けてくれたのだ
今でも彼は地元の剛柔流の道場に通い続けていて初段ながら一応黒帯を持っているようだったが、当時仮に二級だったとしても女の子の股ぐらに蹴りをするなど論外だと思った
彼が言うには今更ながら道場の師範にその事を打ち明けようと思うのだが兄貴はどう思われますか、と問われたのだった
私は暫し考えた末「寿人の気持ちがスッキリするなら、打ち明けてもいいんじゃないの、多分怒られると思うけど」そう答えたのだった
全く次元の違う話になるが、あの文豪として有名な夏目漱石は度々癇癪を起こし自分の息子をステッキで打ちのめしたと言う不名誉な逸話を残している
彼が幼いながら暴力を働いてまでも吐き出したかった物は何なのか
何処にも持って行きようの無い心の「ウサ」の中身は何だったのか
実は彼の実母は「浪費家」だったと、彼の履歴「カルテ」に載っている
長男として頻繁に来る取り立てを目の当たりにして、心の休まる暇がなかったのではないだろうか
そんな他所に持って行きようの無い苛立ちの唯一のはけ口が「虐め」だった、そんな気がするのだ
幼い頃の心の傷が一生を台無しにした
彼は今も定職に付く事もできずに病院通いと通所施設に通う日々を続けている
52歳の男性がずっと自分が犯した幼い頃の罪に怯えて生きている
彼は私と同じ射手座男子でどんなに深刻な話であっても「お笑い」に転化して話してくれる
いつも彼と話をすると笑いが絶えることが無くて却ってこちらが救われる気がする





