オット氏、悪い人ではない。

というより、特に仕事面で尊敬すべき点は多い。

がしかし、家族、とくに妻として寂しく思うことも少なくない。


義父が春の叙勲で受賞することになり、家族のお祝いをすることになったのだけど

そのやり取りの中で

「おじいちゃんには会う機会が多くなかった。ゆえに距離感がつかみにくい」

と息子たちが感じているとわかりました。

薄々それはわたしも感じてた。

物理的な距離感も精神的距離感につながっているのと、わたし自身の婚家への気持ちの距離感も良くなかったなと息子たちに申し訳ない気持ちになりました。


わたしの母とは会う機会も多く親しみも多いことと比べるとそれは問題だなと思ったので、オット氏に

「お義父さんと息子たちをもっと親しみをもてるように配慮すべきではないか」と伝えました。

だがしかし

「僕も大学生の頃は祖父とは会う機会はあまりなかったよ」

「小さい頃は会う機会はあったよ」

とかなんとか言うばかり。

「いや、小さい頃がどうとか、自分たちの頃がどうとか、そういうのはどうでもいい。息子たちが現状そう感じているなら、我々はもう少し配慮するべきではないかという話をしている」と冷静に伝えたら

面白くなかったようで、仕事部屋に入ってしまいました。


どうして、仕事では他人に対して配慮が行き届くのに

家族に対しては独善的だったり寄り添う気持ちが足りなかったりするのかしら。

とこれは、結婚以来の私のギモンにつながるのでした。