さて、シャルジャをに移動し、あるお宅に伺いました。
日本人女性ですが、UAE在住は30年近く。
現地で結婚もし、お子さんもいて、今はガイドや文化交流のお仕事をされている方のご自宅です。
今回「イフタール」体験をさせていただくことになっていました。

お食事の開始は18時34分ごろ。
テーブルにはさまざまなご馳走が並び、
近くのモスクから日没のお知らせが流れてくるのを待ちます。
やがてモスクからのお知らせが聞こえ、まずはお水を飲み、デーツをいただき、スープをいただき、そのあとご馳走をいただきます。
食べきれない量が用意されていました。





お腹いっぱいいただいたあと、アラビックコーヒーとサフラン入りの紅茶、それで手作りのデザートまでいただきました。

でサードだけで3種も!

どれもおいしかった。

UAEは乳製品がおいしいの、ヨーグルトやクリームが濃いのです。



お腹はち切れそうでした。


今回、ラマダン時期のUAE旅行でした。
異教徒に寛容なドバイと聞いていましたが、本当にその通りで#した。

ドバイの空港ではふつーにお酒が売っていたし、ショッピングモールのフードコードでも普通にビールが注文できました。
それなりに構えていたので、ちょっと拍子抜けなくらいにふつう。

お店に行けば「味見しろ」とどんどん食べ物出してくれるし、市場のジューススタンドでは搾りたてのジュースが飲めました。

ただ「イフタール」の際に「お味見ができなかったので…」とおっしゃるし、最初のお水をそれはそれは美味しそうに飲んでらしたのがとても印象的。
「体に染み渡る」としみじみおっしゃって。

ツーリストの便利が優先されている分、私たちも異文化への敬意と配慮を忘れちゃいけないなと改めて思いました。
自分はお水一滴も飲めないのに、ジュース絞るのしんどいよなあ。
お腹空いてるのに、私たちに笑顔で試食させてくれるのも、ランチセット作ってくれるのも、しんどいよなあ。
ラマダン時期は会社は2時まで。みんな急いで帰宅して色々準備するそうだけど、サービス業はそうもいかない、というかそうはしていないのです。
お商売だから当たり前と言えばそうだろうけど、旅行者は助かります。

イフタールのお食事はとても豪華でおいしかった。
家族みんなで、またお友達たちと、ときには明け方まで、わいわい食べ続けたりもするとか。
ラマダンは昼間はとてもつらいけど、皆で囲む食卓がとても楽しみでもあるんだそう。
テレビもラマダンスペシャル番組とかあって、楽しみにしてるんですっておっしゃっていました。
楽しみにしている面もあるのだと。

ラマダン時期の旅に少し不安があったけど、結果的には良かったです。
観光施設は現地の友人やガイドさんに言わせると「とても空いてる」そうで、イスラムの方がいないからみたい。
観光もしやすかったですよ。

さて、ここからはまたプラちゃんの運転する車に戻り、ホテルに帰りました。

ホテルの部屋は43階。
夜景がそれはそれはそれは美しかったです。