4/15 NY市場
《NY株式市場》
15日のNY株式市場、NYダウは6日続落、NQとSP500は続落。
週明けの株式相場は軟調なスタート。不安定な中東情勢に金利の上昇が追い討ちをかけた。
取引開始前に発表された米小売売上高は市場予想を上回る伸びで、高金利の長期化を改めて意識させる形に。10年債利回りは23年11月以来、5カ月ぶりに4.6%台に。
株式相場は寄り付きこそ上昇したものの、その後はAppleやMicrosoftなどハイテク株を中心に売られ、午後にはマイナスに転落。イスラエルが週末のイランの攻撃に対し、報復を検討していると伝わったことも投資家心理の重しとなった。
セクター別騰落では、11セクター全てがマイナスに。
《為替・金利・商品》
🇮🇱イスラエル、イラン報復を示唆
🇺🇸3月の米小売売上高
米商務省が発表した3月の小売売上高は市場予想を大幅に上回った。2カ月連続で増加したほか、2月分も上方修正され、個人消費の底堅さが鮮明に。
米国は雇用、物価、消費、全て上振れ
月末にFRBが重視する「PCEデフレーター」次第で利下げの見通しがつく
🇺🇸ゴールドマン・サックス決算
ゴールドマン・サックスの1-3月期決算は1年前から増収増益、純利益は+27.8%、EPSは市場予想を上回った。
投資銀行部門やトレーディング部門が大きく伸びた。
🇺🇸Tesla 人員削減
Teslaは従業員の10%を人員削減すると複数のメディアが報道。
TeslaのEV販売が鈍化傾向にあることからコスト削減で収益改善を目指す。
🇺🇸バイデン政権、サムスンに補助金
バイデン政権は15日、サムスン電子に約1兆円の補助金を支給すると発表。
米国内での先端半導体生産強化の一環で、サムスン電子はテキサスで回路線の幅が2ナノメートルの先端半導体などを生産する。
🇺🇸トランプ裁判始まる
トランプ前大統領の裁判初公判が開かれた。評決までは1カ月半〜2カ月かかる見込み。
トランプを選ぶかデスを選ぶか
裁判さえもトランプ氏には追い風
🇯🇵オープンAIが東京に拠点
対話型の生成AI「チャットGPT」を開発したオープンAIが、英国、アイルランドに次ぐ3番目、アジアでは初となる拠点を東京に設立した。
🇯🇵衆院3補選、きょう告示
衆院補選
補選の結果次第で総理の解散戦略に影響
東京15区、長崎3区は自民候補無し
島根1区のみ与野党対決
島根で勝てば解散総選挙、負ければ秋の総裁選も厳しそう
「今後の政局は島根で決まる」
但し、海外投資家は興味なし、与野党交代の政権交代がなく自民政権が続くなら補選はどうでもいいという捉え方
🇯🇵2月の機械受注
2月の機械受注統計によると、企業の設備投資の先行指標となる受注額は1月より7.7%増え、2カ月ぶりにプラス。製造•非製造ともに大きく伸びたが、判断基調は「足元は弱含み」は据え置き。
日経朝特急
投機筋の円売りポジは16万2000枚
17年ぶりの高水準
短期的には為替介入で円買い巻き戻し
中長期的にはFRBの次の一手は利下げで日米金利差は縮小方向
ドル円は過熱か?
きょうの予定
本日、チャイナ関連統計発表多数
今年の5%成長をする為の重要な1-3月の発射台
為替の見通し
イスラエルとイランの報復の連鎖の可能性
中東情勢の悪化は
リスク回避的な円高
と
原油価格上昇での円安
→ドル円は強弱両面あり方向感が出づらい
ユーロや豪ドルなどの他通貨はクロス円で軟調
円は対ドルでは上昇していない一方で、その他通貨には上昇している
ドル円動向だけで円全体は語れない
日本株の見通し
「米国の金融環境」と「TOPIXの12カ月先EPS」は概ね連動、
利下げ先送りは日本株にはマイナス
利下げの先送りではあってもインフレ率が低下とあれば実質金利の上昇は抑えられ、米製造業への金利圧力は弱くなっている、
ISM製造業の上昇は日本株にはプラス
ドル高の方が海外投資家の日本株買いは継続される
アメ株UPdate
小売売上高の上振れとは裏腹に個人消費見通しに陰りも
コロナ禍での高額給付金での消費癖が給付金がなくても継続
若い人の流行りの目標フレーズ
No Buy Year
Low Buy Year
3月末のSP500のEPSは277$
それにPER20倍を掛けると5540p
(昨晩終値5061p)
10-12月期+11.2%、1-3月期+10.2%
2桁上昇率が2四半期連続あったのは過去96年間で12回
アノマリーに則れば平均値で3カ月後6カ月後12カ月後に上昇している
《エヌビディア》
《イーライリリー》