3月25日(月)SMBC日興証券 野地慎氏
米利下げ期待は後退気味
⇒だがスイス中銀は利下げを開始、英国やNZも早晩利下げしそう
⇒FRBの利下げもコンセンサス
一方で日銀は利上げ方向
一見、円高となりそうだが、市場の見立ては向こう2年で0.5%の利上げ
⇒これでは円高にはならず
3月26日(火)ニッセイアセットマネジメント松波俊哉氏
日米3か月金利差が5%超の局面では、5回中4回は円安基調
現在は貿易赤字に対外直接投資が増え今後も増加基調
→構造的な円安圧力局面
介入警戒感から一時的に下落しても調整の範囲内
⇒ 過去の調整幅から145円割れが下落メドか
3月27日(水)みずほ証券 山本雅文氏
トランプ氏の掲げる政策はドル高要因•ドル安要因が混在
◯トランプ再選にサプライズ感は既にない
⇒ドルの急騰は考えづらい
トランプ前政権時の対中貿易戦争がドル高を招いた教訓を踏まえ、ドル高を抑える可能性も
今でも中国は米国の最大貿易相手国
3月28日(木)三菱UFJ信託銀行 酒井基成氏
年度期初のドル円は上昇傾向
⇒米株上昇に伴うリスクオンの円売りと生保の外債買いが重なりやすい
過去利上げ時のドル円は利上げ後底堅く推移
日銀が追加利上げを急がず、米国の利下げが限定的な状況の中、ドル円は介入に注意しながらも当面150円近辺で推移
3月29日(金)フィスコNY 平松京子氏
AIブームが米国の生産性を押し上げ、米国内に流入した移民200万人が雇用市場を活性化させる
ボルティモア港の閉鎖によりサプライチェーンが混乱し、インフレが2-3か月改善せずFRBが高金利を維持する可能性も
ドルは上昇基調を維持しそうでドル円は155-160円/$あたりを試す可能性