3月18日(月)両備システムズ 鈴木恭輔氏
中国の2月CPIは消費財が依然マイナス圏でデフレリスクは予断を許さない状況が続く
過去3年で人民元高が常態化し、米利下げとなれば、さらなる元高圧力に
一方、足元は米中金利差と元ドル相場の乖離が広がり、修正があるとするならば、7〜10%の人民元安に動く可能性
⇒ドル円も影響を受け、7〜10%円高の可能性
3月19日(月)マーケット•リスク•アドバイザリー 深谷幸司氏
市場は日銀の政策変更を織り込み、材料出尽くしとしては円売りを再開
⇒投機筋の円売りポジションは高水準
・植田日銀総裁は、事前に政策を十分織り込ませ、市場との対話方針
・FRBは経済データ見通しが不透明で、利下げ後ろ倒しの懸念もあり、政策自体が不透明で次の一手に注目
☆FRBの次の一手が「利上げ」にならなければ、ドル円は145-150円/$のもみ合いが長引く
3月21日(木)ソニー•フィナンシャルG 尾河眞樹氏
もともと市場は3回利下げ予想
米コアPCEは低下傾向
米利下げは年内どこかで起こる
⇒ドルがさらに上昇する相場ではない
円は足元マイナス金利解除で材料出尽くしから円安
⇒議論が次の利上げにシフトすると円高方向
ドル円は徐々に頭打ち、年後半にかけてドル安円高方向に向かいやすい
3月22日(金)大和アセットマネジメント亀岡裕次氏
ドル円は日米金利差に連動してきた
だが最近は乖離
2021年の傾向からは現在の日米金利差に見合うドル円は143円程度
8円以上のドル高水準
☆最大の要因は市場がリスクオンにあることによる円安圧力
⇒今後はリスクオンオフが為替を左右する
☆株高見通しでドル高円安に進みやすい