2/23 NY株式市場
23日のNY株式市場、NYダウは小幅に3日続伸、NQは反落、S&P500は小幅に3日続伸とまちまちの展開。NYダウとS&P500は最高値を更新した一方、ハイテク株中心のNQは売りが優勢。NVIDIAの好決算を支えにNQは寄り付きから買いが優勢だったが、22日に大きく上昇した反動でその後は伸び悩む値動きに。22日に急伸したNVIDIAの株価も23日は小幅高にとどまりまった。
ハイテク株が重荷となったもののヘルスケアや金融株が堅調でNYダウはプラス圏を維持する展開だった。
《為替》
🇺🇸米国、対露追加制裁
ロシアによるウクライナ侵攻から、24日で2年となるなか、バイデン政権はロシアに対する追加制裁を発表。
金融や防衛分野の500以上の個人と企業を対象とし、ロシアの制裁逃れに加担する第三国の団体なども含まれる。
EU、イギリス、カナダも追加制裁を発表、同盟国と協調し、ロシアへの圧力を強める。
また、バイデン大統領は、ロシアの反政府活動家ナワリヌイ氏の死亡の責任も追及し「プーチン大統領に、より高い代償を支払わせる」と強調した。
🇩🇪2月のifo景況感指数
ドイツのIfo=経済研究所が発表した2月の企業の景況感指数は85.5で、1月から0.3ポイント上昇した。
また、先行きを示す期待指数も1月から0.6ポイント上昇。
ただ、Ifoのフュースト所長は「ドイツ経済は低い水準で安定している」と指摘した。
🇺🇸ワーナー決算
ワーナー・ブラザース・ディスカバリーが23日に発表した2023年10-12月期決算は売上高が2022年から6.6%減少。
赤字幅は2022年から縮小したものの、市場予想を下回った。
CNNテレビなどを含むネットワーク部門の広告収入が12%減少したことが響いた。
決算発表を受けて、23日の株価は9.9%下落した。
🇯🇵テレ東•日経新聞 世論調査
テレビ東京と日本経済新聞社が実施した2月の世論調査で、岸田内閣の支持率は25%と政権発足以降で最低になった。
🇯🇵日経平均史上最高値について
史上最高値になった日経平均だが、その実、値嵩半導体株の寄与度の高い銘柄の上昇のおかげ
実際、TOPIXは高値更新にまだ1割ほどある
月曜恒例専門家インタビュー
今週の予定&今週の決算
☆27日発表のコンファレンスボード消費者信頼感指数
期待インフレ率は低下しているが購買意欲も低下してきている
☆3月1日発表ISM製造業景気指数
3月1日は第一金曜日だが雇用統計の発表は翌週
その分、ISM製造業景気指数に注目が集まる
為替の見通し
個人消費堅調→利下げ期待後退→長期金利上昇→ドル高
貯蓄額は収入額から消費額を引いて出るが低下の一途
⇒つまりは収入を消費にどんどん使っているという事
何故?それは株価上昇の資産効果
⇒消費者信頼感指数と株価動向が連動
日本株の見通し
大型株が中小型株をアウトパフォーマンス
一方で来期業績をみると中小型株ほど優位に
実際、中小型でも半導体株は大幅上昇
実際、中小型でも半導体株は大幅上昇
中小型株に注目
モーサテサーベイ
《今週末の日経平均予想》
《今週末のドル円予想》
《モーサテレギュラー解説陣アンケート》
《モーサテ景気先行指数3ヵ月先》
上段 日本 33.8 (+8.8)
下段 米国 1.4 (-12.1)
欧州 -8.1 (+1.1)
中国 -5.4 (+4.6)