2/12 NY市場 

《NY株式市場》

12日のNY株式市場は、NYダウは反発し、史上最高値を更新。NQとS&P500は5日ぶりに反落。

セクター別騰落、上昇率トップは公益、最も下落したのは情報技術。


《為替・金利・商品》



🇺🇸NY連銀 期待インフレ率 

NY連銀が発表した1月の消費者調査によると、1年先の期待インフレ率の中央値は3%で、12月からほぼ横ばい、3年ぶりの低い水準が続いている。

食品や家賃など全ての項目で12月から低下した。

3年先の期待インフレ率は2.35%に低下し、2013年の統計開始以来で最低水準に。



🇸🇦サウジアラビア 原油生産拡張停止 

サウジアラビアのアブドルアジズ・エネルギー相は12日、国有の石油会社サウジアラムコに原油生産能力の拡張を停止するよう指示したことについて「エネルギー転換のため」と説明した。

アブドルアジズ氏はまた、石油だけではなく、天然ガスや再生可能エネルギーなどにも投資する方針を示す。

ただ、サウジアラビア政府が望めば原油の生産能力を拡張する用意はあると、強調した。



🇩🇪ドイツ23年10-12月期商業用不動産価格 

VDPドイツファンドブリーフ銀行協会が発表した2023年10-12月期のドイツ商業用不動産価格は2022年から12.1%のマイナスで、統計開始以来、最大の下落率となった

特にオフィス向けが13%以上下落し、全体を押し下げた。

発表元は「価格反転はまだ見えない。年内は厳しい状況が当面続くだろう」としている。



🇺🇸シェール大手が同業買収 

米シェール大手ダイヤモンドバック・エナジーは13日、同業のエンデバー・エナジー・リソーシズを買収することで合意したと発表した。

買収の規模は、債務を含めておよそ260億ドル(3兆8,700億円)。

ダイヤモンドバックによりますと2社の原油生産は合わせて日量81万6,000バレルでアメリカ南部にある主要生産地で操業する石油ガス会社としては3位になる見通し。



太平洋島サミット 

フィジーを訪問した上川外務大臣は12日、日本と太平洋の島諸国と地域による「太平洋・島サミット」閣僚会合に出席した。

海洋進出を続ける中国を念頭に自由で開かれたルールに基づく国際秩序を堅持する重要性や、一方的な現状変更の試みへの強い反対を共有すると明記した議長総括を発表。



米国株の見通し 


《SP500の5000pt突破背景》

SP500企業の23年10-12月期決算はちゃんと上振れ



為替の見通し 


ドル高の背景

米経済の予想外の堅調(エコノミックサプライズ)


日米金利差からのドル円適正レート143円程度

⇒足元はオーバーシュート、ドルの上値は重くなる


海外勢に「マイナス金利解除は利上げサイクルの第一歩」と解釈されれば思わぬ円高も

⇒日銀のコミュニケーション能力に注目



日本株の見通し 


3Q決算発表時は既に来期決算に視線が移ると言われるがそんな事はない

上方修正した企業は更なる上振れ余地を評価し、その後しばらく株価上昇する傾向あり

⇒上方修正した企業を素直に物色するのが良い(下方修正銘柄は手出し無用)

狙い目は上方修正した主要企業



今週の予定 


本日、米CPI発表

自発的離職率と賃金は連動

その自発的離職率は低下⇒賃金も低下へ


15日、日本23年10-12月期GDP発表

7-9月期がマイナスとなってしまったが回復なるか

経営者に設備投資意欲が強いも資材高•人手不足で設備投資出来ず



今週の決算 



モーサテサーベイ 

《今週末の日経平均予想》


《今週末のドル円予想》


《モーサテレギュラー解説陣アンケート》


《モーサテ景気先行指数3ヵ月先》

上段 日本       30.9 (-4.1)

下段 米国         4.4 (+0.6)

         欧州     -10.3  (+3.8)

         中国     -10.3  (-1.5)



アメ株UPdate 

米株強い訳

①チャイナ株運用資金が米株へ

②米雇用が強い、不況目安の失業率4%に及ばず

③次の成長企業が沢山


①資産残高から中国株ETF→中国株除く新興国ETFへの流れは鮮明

但し、他の新興国市場への資金流入には限度、結局は米国株へ


②米雇用が強い

・トランプ大統領時代から米国企業の米国内回帰政策

・雇用の流動性のアップ


③次の成長企業が沢山控えている

ベンチャー投資額は日本の10倍以上

ユニコーン企業は日本の100倍近く


《AMZN Amazon》



《SMCIスーパーマイクロコンピューター》