1月22日(月)両備システムズ 鈴木恭輔氏
米欧でマクロ経済見通しは対象的
ユーロ圏はGDP成長の下方修正が続く一方、米は上方修正が続く
しかしユーロ安にはなっていない
欧州企業のB/Sは健全性を維持
⇒欧州企業の信用スプレッド縮小(信用力改善)がユーロを支える
ユーロドルは1.10-1.13レンジ
⇒ユーロ円では162-163円/€台まで上値を伸ばす可能性
1月23日(火)ニッセイアセットマネジメント松波俊哉氏
ヘッジコスト4%超の局面は円安傾向
⇒現状5.4%では円安基調不変
米早期利下げの公算は低く、日銀がマイナス金利解除でも円高にはなりにくい
当面の高水準のヘッジコストは維持され円売りフローは優勢
⇒ドル円は145円±5円程度をコアレンジとした円安基調
1月24日(水)SMBC日興証券 野地慎氏
年末140円→148円/$
日銀の政策修正が遠のくも海外勢の円売りポジは膨らまず
シカゴの円売りポジは縮小したまま
対外証券投資の急拡大
⇒国内勢の外貨投資が増加
円が売られやすい中で円売り外貨買いの大きなフローが入った
投機筋の仕掛けが入れば、150円/$をトライする可能性
1月25日(木)大和アセットマネジメント岩手幸久氏
本日のトルコ中銀会合では政策金利を45%へ引き上げ、利上げは終了の見込み
トルコCPIは依然として高いが1年先の予想インフレ率が政策金利を下回る見込みを利上げ終了の根拠とする模様
利上げによる市場への影響は限定的ではあるが、金利差を加味すればリラは緩やかに上昇を予測
トルコ国債への海外投資家の評価は改善の兆しあり
⇒海外からの投資がさらに増えれば、トルコリラの相場はより安定しやすくなる
1月26日(金)バルタリサーチ花生浩介氏
12月雇用統計では労働市場の堅調さが示された
⇒雇用者数が今後大きく減少するのは考えにくい
FRBの注目するインフレ指標のコアPCEデフレーターは下落トレンドを維持
☆堅調な労働市場とインフレ沈静化
ドル円は消極的な日銀スタンスが改善されない限り当面は円高にはなれない