1/19 NY市場
《NY株式市場》
19日のNY株式市場は3指数揃って続伸。
ハイテク株に買いが広がりS&P500は2年ぶりに過去最高値を更新。NYダウも過去最高値を更新した。
NVIDIAやAMDなどの半導体株が軒並み上昇し相場をけん引。MetaがNVIDIA製のAI向け半導体を大量に調達することが明らかになったほか、サーバーなどを手掛けるスーパー・マイクロ・コンピューターが発表した業績見通しの上方修正をきっかけに、AI需要への強気な見方が広がった。
NYダウは、ハイテクや金融株が主導して上昇。ただ、ヘルスケアや生活必需品株は軟調。
《為替》
🇺🇸大統領選共和党予備選
フロリダ州知事のデサンティス氏は21日、大統領選からの撤退を表明した。
デサンティス氏は発表した声明の中で「勝利に向けた明確な道筋を見いだせない限り、支援者に対し援助をお願いすることはできない」とした上で「大統領選の戦いを停止する」と述べ、指名争いからの撤退すると表明。
また「トランプ氏は私からの支持を得た。古い過去の共和党に戻ることはできない」とし、トランプ陣営支持の立場を強調した。
1月のミシガン大学消費者信頼感指数
1月のミシガン大学消費者信頼感指数の速報値は78.8と、12月から2カ月連続で大幅に改善した。
また1年先の期待インフレ率は2.9%とおよそ3年ぶりの水準に低下した。
調査担当者は「消費者が将来のインフレ抑制や所得増加への期待を高めていることが景況感を支えている」と分析している。
🇺🇸中古住宅販売
米国の2023年12月の中古住宅販売件数は11月から1%減った378万戸と、2010年8月以来、最も低い水準で、市場予想も下回った。
また、販売価格の中央値は、38万2,600ドルと1年前から4.4%上昇した。
🇺🇸つなぎ予算成立
バイデン大統領は19日、政府支出を3月上旬まで賄う、つなぎ予算案に署名し、予算が成立した。
これにより、政府機関の一部が閉鎖される事態は当面回避された。
つなぎ予算案は18日に上下両院で超党派により可決された一方で、2024会計年度の予算の審議は進んでおらず、可決の見通しは立っていない。
東京、スタートアップ誘致
東京をスタートアップフレンドリーな街にする計画
🇮🇷イラン-🇮🇱イスラエル 地政学リスク
シリアの首都ダマスカスでの空爆でイラン革命防衛隊の軍事顧問が死亡したことをめぐり、イランのライシ大統領は「イスラエルの仕業だ」として報復を警告する声明を出した。
革命防衛隊によると、イスラエル軍の戦闘機が20日、ダマスカスを空爆し、部隊の軍事顧問5人が死亡した。
イランのライシ大統領は「イスラエルがテロ攻撃によって殺害した」とした上で、「必ず罰せられる」と警告。一方のイスラエル側はこの空爆について、何も発表していない。
パレスチナ自治区ガザで、イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘が始まって以降、ハマスを支持するイランとイスラエルの対立は激しさを増している。
為替の見通し
米欧でマクロ経済見通しは対象的
ユーロ圏はGDP成長の下方修正が続く一方、米は上方修正が続く
しかしユーロ安にはなっていない
欧州企業のB/Sは健全性を維持
⇒欧州企業の信用スプレッド縮小(信用力改善)がユーロを支える
ユーロドルは1.10-1.13レンジ
⇒ユーロ円では162-163円/€台まで上値を伸ばす可能性
日本株の見通し
年央にかけ日経平均は4万円が射程圏
4万円を目指すにはどんな銘柄が牽引?
☆今後も大型株やバリュー株中心に想定
・アンダーウェイトだった海外投資家は大型株物色せざるを得ない
・米利下げ6回なくバリュー株優位に
・東証要請でバリュー株が物色されやすい
注意点はファクターリターンの季節性
モーサテサーベイ
《今週末の日経平均予想》
《今週末のドル円予想》
《モーサテレギュラー解説陣アンケート》
日経平均のPBR上昇余地(1/19現在1.39倍)
《モーサテ景気先行指数3ヵ月先》
上段 日本 35.1 (+6.7)
下段 米国 -8.1 (+12.2)
欧州 -13.5 (+8.1)
中国 -6.8 (+4.0)