1月5日(金)マーケットリスクアドバイザリー深谷幸司氏


80年代以降でFF金利と10年債金利は最大の逆イールド

過去の推移から更なる拡大は考えにくい

⇒今後10年債金利の低下にはFF金利の低下が必要

☆ここからの長期金利だけの低下は考えにくい


実質金利は上昇しており、引締め効果が上昇している

⇒景気雇用の悪化が見られれば、利下げに躊躇はないだろう

ドル円上値は140-144円/$か



1月9日(火)大和証券 多田出健太氏


震災によりマイナス金利解除は遅れる可能性があり、円高圧力は強まりにくくなった


東日本大震災時はインバウンドが大きく減少したが福島原発事故の影響が大きく、熊本地震時は軽微な影響にとどまっていた

今回の震災ではインバウンドへの影響は限定的で日銀の正常化の遅れも足元の相場に反映済み



1月10日(水)シティグループ証券 高島修氏


金利差や交易条件からのドル円推計値(シティオリジナル指標)は143円

想定レンジは140-146円

能登半島地震で市場は1月日銀会合の据え置きを確信も日銀会合前後は政策変更期待や思惑が復活か


日銀政策変更期待でやや円高に

今月後半には復興需要が加わり140円前後に下落する可能性



1月11日(木)野村証券 後藤祐二朗氏


24年は米国利下げ転換が重要なテーマ

利下げが

景気後退にならないようにする為の予防的利下げなのか

景気後退への対応での本格的利下げなのか

その後の相場動向に違い


予防的利下げなら

5年債は横這い、株価上昇、ドル上昇


本格的利下げなら

5年債は低下、株価下落、ドル下落



1月12日(金)高千穂大学 内田稔氏


利下げ見通しでドル安が進んでいるが…

ドルの先行きは取引の1番多い通貨ペアのユーロドル次第


・ユーロ圏の物価減速は速い

・ユーロ圏の景況感は低調

⇒ECBの明確なハト化も

⇒ ユーロ安ドル高の可能性


ドル円は大きな円高にはならず底堅く推移

あっても135円/$程度で140円/$が中心