1/3 NY市場 

《NY株式市場》

3日のNY株式市場は3指数揃って下落した。NYダウは反落、NQは4日続落、S&P500は3日続落。

セクター別騰落は、エネルギーや公益が上昇した一方、不動産や一般消費財は下落した。


《為替・金利・商品》



FOMC議事要旨 

FRBは3日、2023年12月に開いたFOMCの議事要旨を公表。

このなかで参加者は、早期の利下げに慎重な姿勢を示していたことがわかった。12月に公表されたFOMC参加者による政策金利見通しの中央値では、2024年は、年末までに3回の利下げが見込まれている。

議事要旨では、参加者が「自分たちの見通しには異常に高い不確実性がある」として、経済状況によっては「追加利上げが適切になる可能性」にも言及。

また、数人の参加者は、政策金利を据え置く期間が「現在の想定より長くなることが正当化されるかもしれない」としている。



FRB高官発言 


リッチモンド連銀のバーキン総裁は3日、米経済が「ソフトランディングを実現する可能性が高まっている」との認識を示す。

バーキン総裁は理由について「需要や雇用、インフレ率は全て急上昇したが、今は正常に戻る道筋にあるようだ」と説明している。

ただ「力強い需要は目標を上回るインフレ率の抑制策にならない」として、追加利上げの可能性が残っていることにも言及した。



ISM製造業景気指数 

2023年12月のISM製造業景気指数は、47.4で11月から0.7ポイント上昇、市場予想は上回ったものの、好況と不況の分かれ目である「50」を14カ月連続で下回っている。

項目別では「新規受注」や「支払い価格」が低下した一方、「生産」が「50」を回復したほか、「雇用」も上昇している。



雇用動向調査 

米国の2023年11月の雇用動向調査によると、非農業部門の求人数は879万人で、10月から6万2,000人減少、減少は3カ月連続で2021年3月以来の低い水準となった。

11月の失業者数は629万1,000人のため、失業者1人当たりの求人はおよそ1.4人となっている。



米国株の見通し 


《2024年投資戦略》

円建て運用だけでは資産は目減りしていく


・iPhone8→15の価格変化は米国では14% の値上がりだが、日本では58%の値上がり

・Microsoftのクラウドサービスにおいて同じサービスなのに日本では断トツ20%の値上がり


☆真逆な日米金融政策を理由に円高予想があるが、そんな場面は絶好のドル資産買い場面


《肥満治療薬》

肥満治療薬の期待でアムジェンの新薬


肥満治療薬の現実

高い患者負担額

患者の72%が3カ月で使用中止に



​新春特別企画「どうなる?2024年マーケット」 

昨年は金融引き締めや地政学リスクに揺れた1年でだった。今年はどういった展開になるのか?モーサテが誇る専門家が徹底分析。


2024年キーワード



広木隆氏 触媒と化学反応


2024年日経平均40000円

根拠

アナリスト平均予想の来期EPSと成長期待(2%予想)の高まりが高いPERを正当化する


EPS 2540円 X PER16倍 = 約40000円

デフレ→インフレへの大きな潮流の中に

東証改革1倍割れ是正などの触媒を投じて

TOB,MBO,事業再編など大きな化学反応が起きている


今年も続く


モーサテサーベイ

日経平均予想

高値⇒時期12月、水準36000〜37000円

安値⇒時期1-3月、水準30000〜31000円



植野大作氏 TFSD


為替はいつの時もテクニカル、ファンダメンタルズ、需給で決まる


テクニカル⇒W天井

ファンダメンタルズ⇒米国3回利下げ見込む米景気見込み

需給⇒米実質金利+2%と日実質金利-3%の状況


130円/$割れ程度が精一杯か


日本経済は老衰へ

国内資金の海外流出は恒常化


モーサテサーベイ

今年のドル円予想

高値…145〜150円/$

安値…130〜135円/$



森田長太郎氏 ニューニューノーマル

時間とともに米経済のソフトランディングの確率は上がってきた

⇒インフレ抑制されてきているが、何処まで低下出来るのか?

☆ニューニューノーマル

これまでの低インフレはない、故に低い金利の水準はこれまでと違う水準に



矢嶋康次氏 3%のジンクス


2024年IMFの世界経済成長率見通しは2.9%

過去、世界経済成長率が3%を下回った時、

コロナS,リーマンS,ITバブル崩壊,アジア通貨危機,不動産バブル崩壊,第二次オイルS

など起きてきた


米中日の経済リスク

・米国…年初を底に右肩上がりになれるか→世界景気を差配する

・中国…若年層の失業率を発表出来ないほどの状況、景気対策で多少上向くが切れると不況になるという日本の90年代後半化に

・日本…旺盛な設備投資はあるが、個人消費の回復はあるか


2024年は、近年稀に見る世界で選挙イヤー

米国大統領選…

公約が達成出来ないバイデンか、公約を実行していくトランプか

現状のままのバイデンか、すべてをひっくり返すトランプか



有望な投資先


広木隆氏 ビットコイン



植野大作氏 グローバル分散型投信


森田長太郎氏 米国債、日本国債


矢嶋康次氏 新興国