12月25日(月)東海東京調査センター仙石誠氏

24年も良好な需給環境が期待出来る日本株


23年は海外投資家と事法(自社株買い)が買越し、過去2年なら海外投資家より事法の方が買越し

24年も自社株買いは10%程度増加見込み

⇒東証の改革要請で来年から毎月改革状況を公表

⇒株主還元強化をせざるを得ない



12月26日(火)岩井コスモ証券 林卓郎氏

今年は05年小泉郵政改革、13年アベノミクス以来の大相場

全業種で上昇となる可能性も

大相場の翌年は流石に上昇は鈍化だが、出遅れセクターの巻き返し相場に期待



12月27日(水)りそなアセットマネジメント戸田浩司氏

来年以降も企業業績は伸び

(為替140円/$割れが常態化しない限り)

増配や自社株買いだけすれば良いというステージは終わった

増加し始めたコーポレートアクション

⇒資本の有効活用、成長投資を如何にしていくかが問われる

M&Aビジネスにチャンス

大手金融機関にチャンス



12月28日(木)JPモルガン証券 西原里江氏

23年の日本株の振り返り

日経平均はNQに次いで高いパフォーマンスだった

⇒アベノミクス以来10年ぶりの上げ幅

海外投資家の6兆円の買い越し


4-6月期の「バフェット効果」
 
2023年の日本株を支えた要因
*米国の金利上昇は日本株のバリューの魅力を気づかせた
*対照的な日米金融政策
米の引締め、日本の緩和で日本株投資への安心感
*円安が業績をサポート
*30年ぶりの賃上げ方針⇒日本経済はインフレ経済に転換
*東証資本コスト経営要請を受けた企業行動


24年の日本株

アメリカの景気見通しが日本株見通しを左右

メインシナリオは、

日経平均で+5%

①アメリカ景気シナリオ

ソフトランディング確率50%

ソフトな景気後退確率40%

ハードな景気後退確率10%

⇒景気の見通しの視界が不良、FRBのハト派•タカ派の態度言動がくるくる変わりそう

②マグニフィセント7の株価上昇は続くのか

23年のSP500へのマグニフィセント7の寄与度は約+15%あったが、現状のマグニフィセント7それぞれの目標株価から見込める24年の寄与度は+3.3%となりSP500上昇寄与度は限定的


③2024年の日米金融政策予想
◯FRBは緩和
6月以降25bp利下げ
計125bpの利下げ
◯日銀は引締め
マイナス金利解除
日本の株にとっては不利、輸出企業の足かせに

④国内の構造変化でどれだけ打ち返せるか
⇒デフレ脱却なるか