12/22 NY市場
《NY株式市場》
22日のNY株式市場、NYダウは反落、NQとS&P500は続伸。インフレの減速が好感されたものの、決算を発表した企業が相場の重荷に。
朝方に発表された11月の個人消費支出物価指数は、前月比の伸びが3年7カ月ぶりにマイナス、FRBの利下げ期待を後押しする結果と受け止められ、NQは買いが優勢に。ただ、午後になると勢いが失速しマイナス圏に沈む場面も。
個別銘柄では、前日発表の決算で業績見通しが嫌気されたナイキが11%を超えて下落し相場全体を押し下げた。
《為替》
個人消費支出物価指数
米国の11月の個人消費支出物価指数は1年前から2.6%上昇、伸び率は2カ月連続で縮小し、2年9カ月ぶりの低い水準に。
前月比では0.1%低下し、3年7カ月ぶりのマイナスとなった。
また、食品とエネルギーを除いたコア指数は、1年前から3.2%上昇し、こちらも伸び率が縮小した。
耐久財受注
米国の11月の耐久財受注は10月から5.4%増加し、市場予想を上回る。増加幅は2020年7月以来の大きさ。
項目別では、自動車や民間航空機といった輸送関連が伸び、全体をけん引。
企業の設備投資の先行指標とされる「航空機を除く非国防資本財」は0.8%増加し、こちらも市場予想を上回った。
新築住宅販売件数
米国の11月の新築住宅販売件数は年換算で59万戸で、1年ぶりの低い水準と、10月から増加するとの市場予想に反し、大幅に低下した。
地域別では、住宅数が最も多い南部で20%落ち込み、西部でも5%のマイナスに。
一方、販売価格の中央値は43万4,700ドルで、3カ月ぶりに上昇した。
インド洋で日本船舶に攻撃
米国防総省は23日、インド洋で、日本の会社が所有するタンカーがイランからの無人機による攻撃を受けたと明らかにした。
攻撃を受けたのはリベリア船籍で日本の会社が所有する、化学薬品を運ぶタンカーだとのこと。
国防総省によりますと、インド沖およそ370キロのインド洋でイランからの無人機での攻撃を受けて、火災が起きたものの鎮火し、負傷者はいないとのこと。
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今週の予定
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モーサテサーベイ
《今週末の日経平均予想》
《今週末のドル円予想》
《モーサテ景気先行指数3ヵ月先》
上段 日本 25.0 (+11.8)
下段 米国 -6.3 (+16.1)
欧州 -20.0 (+7.6)
中国 -3.8 (+3.0)
為替の見通し
利下げ期待で債券買いが先行、7月後半の水準
各資産市場の7月比
•SP500は3-4%高い水準、利下げ期待に前のめり過ぎている感
•140円割れだったドル円に過熱感はない
•金5%高い水準、いち早く底打ちし金利低下主導
•WTI原油代6%程度低い水準
☆先行指標の金や原油を見る限りインフレ沈静化、金利低下余地あり
為替市場で138円/$ターゲット
日本株の見通し
24年も良好な需給環境が期待出来る日本株
23年は海外投資家と事法(自社株買い)が買越し、過去2年なら海外投資家より事法の方が買越し
24年も自社株買いは10%程度増加見込み
⇒東証の改革要請で来年から毎月改革状況を公表
⇒株主還元強化をせざるを得ない