11/27 NY市場
《NY株式市場》
27日のNY株式市場、NYダウは3日ぶりに反落、NQは続落、S&P500は3日ぶりに反落。
セクター別騰落では、不動産や一般消費財が上昇した一方、ヘルスケアなどが下落した。
《為替・金利・商品》
新築住宅販売件数
COP28、バイデン大統領欠席
バイデン大統領は30日からUAEアラブ首長国連邦で開かれる、気候変動対策の国際会議=COP28への出席を見送る見通しを明らかにした。
バイデン大統領としては大統領選挙まで1年を切る中、国内の課題を優先したい考え。
ダラス連銀製造業景気指数
ダラス連銀が発表した11月の製造業景気指数はマイナス19.9と、3カ月続けて10月から悪化。マイナス圏は2022年5月から19カ月連続。
項目別では「生産」や「設備稼働」がプラス圏からマイナス圏に転じたほか「新規受注」や「出荷」も悪化した。
また、6カ月先の見通しもマイナス13.4と10月から悪化した。
年末商戦の滑り出し
感謝祭の翌週月曜日に行われるネット通販の大規模セール「サイバーマンデー」の売上高の見通しが120億〜124億ドルと過去最高になりそうだ(調査会社アドビ・アナリティクス調べ)。
また先週24日金曜日「ブラックフライデー」での、ネット通販の売上高は98億ドル、2022年から7.5%増え、アドビが示した事前予想を上回った。
米国株の見通し
《年末商戦滑り出し》
年末商戦滑り出し好調な理由
①ガソリン価格の低水準
②暖冬懸念があったが気温低下で冬物需要
③BNPL売上高伸長(奨学金返済開始で若者消費減懸念払拭)
次の消費喚起はトラベルチューズデー
《サプライチェーンビジネス》
Amazonのサプライチェーン新事業
「サプライチェーン・バイ・アマゾン」
製造拠点から顧客へ届けるまでを一括対応
またTeslaは
EVの充電規格がTeslaのNACSに統一される事を足掛かりに、
Tesla製のバッテリー•モーター•EV用ソフトウエアを他社に提供し、
将来TeslaはEV業界の「サプライチェーン大手」となる可能性がある。
為替の見通し
MACDではドルインデックスもドル円も売りサイン点灯
しかしドル安傾向の中、クロス円の上昇が下支えし、ドル円の下げスピードは鈍い
クロス円は夏場は小動きだったものの、日銀のYCC修正発表以降に円安が加速
⇒日銀のメッセージが市場に伝わらず
日本株の見通し
米中貿易摩擦の2018年以降の
バリュー株の出遅れは解消されつつある
しかし中小型株の「PBR1倍割れ」は引き続き高水準
一方で中小型株の配当計画の上方修正が増えている
☆2024年は中小型のバリュー株の変化に注目する年だとみる